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開催日:2012.3.13(火)終了しました

Interaction (IxDA) 12 Redux in Tokyo開催のお知らせ

2月1日〜4日までアイルランド・ダブリンで開催されたデザイン系カンファレンス「interaction12」の報告会を3月13日に開催します。コンセントのUXアーキテクトEric Bellがスピーカーです。

【レポート】
3月13日(火)、Interaction 12 Redux in Tokyo(Interaction12報告会)を開催しました。
今年のInteractionは2月初旬にアイルランドで開催され、コンセントからはUXアーキテクトのEric Bellが参加してきました。
Interactionが北米以外で開催されるのは今回が初ですが、オープニングキーノート(基調講演)には749名が参加、カンファレンス全体としては世界約33か国から約800名の参加があったそうです。これは2011年の出席者と比較すると170名の増加、2009年との比較ではなんと2倍の規模になっているとのこと。
この関心の高まりを反映するかのように、東京で開催したReduxにも約60名の参加があり、報告会に続けて開催した懇親会にも35名ほどの参加がありました。

ReduxはまずEricの自己紹介に始まり、開催地となったダブリンの写真での紹介、カンファレンスの概要説明、その後Ericが聞いてきたセッションの紹介といったように進んでいきました。
今回Interactionへの参加がコンセントからはEric1名だったため、網羅的には聞いてくることができなかったこともあり、また、Interactionではカンファレンス全体のテーマも特に設定されていなかったため、75名ものスピーカーが提供したInteractionのプログラムのなかから、Reduxで何を紹介するのか選定するのは大変難しいことでした。
その中でもEricに挙げてもらった今年の傾向としては、やはりゲーミフィケーションに関するセッションが多かったということと、ヘルスケアに関するトピックが目立ったということです。ゲーミフィケーションについては昨年頃から扱われていますが、ヘルスケア関連については、アメリカの法改正に伴い、プロジェクト予算の増加などが背景にあるのではないかとのことでした。

報告会ではEricの報告の最中でも会場から質問があればその場で答えたり、長谷川が補足を入れるといった形式で進行。
会場からは、Interactionに参加している人の層やバックグラウンドに関するものや、扱われるトピックの抽象度の程度に関するもの、キャッチアップした方がよいトピックや議論が何かといった質問が挙がりました。Ericによると、IA Summitと比べるとInteractionはプロダクトや建築、グラフィックといった背景を持つデザイナーの参加が多く、研究者による抽象度の高い話よりは、プロトタイプやすでに市場に出ているプロダクトとして触れることができるものに関するものが多かったそうです。またカンファレンス期間中に開催されたディベートで扱われた「デザイナーは戦略に向いていないのか」という議論では、デザイナーは解決手段を多く持っているにも関わらず、組織自体をどのようにデザインするのかといった経営課題的なところにまで踏み込めていないのではないかという問題意識についての話が興味深かったそうです。
なお、このRedux開催前週から当日までの数日間、EricがInteraction12のハイライトをTwitterでつぶやいていましたので、ここにそのTweetを掲載しておきます。リンクなどを辿っていくと、より理解を深めることができるかと思います。

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IxDAメンバーが選んだ@IxDAwards。すごいプロジェクトやデザインばっかり。 #ixd12j http://t.co/uPksYnmg 著名インタラクションデザイナー6人の楽しい討論の@IxDAdebate。「IxDはデザイン業界に尊重されていない」、「デザインというものはデザイナーにしかできない」、「デザイナーは戦略にむいてない」について熱い議論。 #ixd12j http://t.co/jWuTuMgd 情報アーキテクチャのヒューリスティック(経験則)を分かりやすく説明する@abby_the_IA。IA Summitに向けてポスター化。 #ixd12j http://t.co/1pWZTWGw 我々はすでに人造人間だ。これは悪いことではない。機会との接触が透明になりつつ世界を求める@caseorganic、カッコイイ! #ixd12j http://t.co/6kVKTDEW 心理学に基づく@dingstweetsの事例満々のトーク。人の行動を効果的に影響する方法。刺激、手段、機会。#ixd12j http://t.co/huCKtHVY コーディングの知識の重要性:@hitsmachinesによる素晴らしい10分プレゼン。各領域に精通してるほど、より効率的なコミュニケーションをとり、より良いデザイン判断ができ、より楽しい仕事になる。 #ixd12j http://t.co/P8cedQ1w 「ゲーム化」を説明する@du5tb1n: ゲームとは?ある期間を渡り、腕を上げ、初心者からエキスパートに進歩する繰り返しのパターン。望ましい遠い目的、挑戦の体験や進歩の資格化、ユーザーの自由度と選択肢。 #ixd12j http://t.co/RYy9Zj1T 前向きにモバイルのデザインをする。始めの頃のウェブはプリントのネット版、モバイルもウェブの小さい版。@hinman:「現場に行け!」自然の経験や行動に編み込めるデザインをする。 #ixd12j http://t.co/km45qwXO ビデオがアップされた!分かりやすいスピーカーです。 http://t.co/F8poZ0Xy RT @ericthebell: 初日のキーノート、Disruptの著者@LukeGWilliamsが説明する、現状のバランスを崩すイノベーションの発見方法。 #ixd12j
人工感情的知性を語る@gilescolborne: 機械でも感情にうまく対応せねばならない、たとえまねだけでも。ユーザーに聞いてるように見えること。反応を覚えて行動を変えること。味方だと感じさせる。同情できる性格を描く。 #ixd12j http://t.co/9bzZT6E4 @lukegwilliamsが説明する、現状のバランスを崩すイノベーションの発見方法。誰もが思ってる想定を明示化し、反対の想定で進んでみたり。 #ixd12j http://t.co/puuMiJi0 Tokyo Redux of #ixd12 is next Tuesday; I’ll be posting some highlights. 来週のReduxに向けて、#ixd12j のハイライトを火曜日のイベントまで。 http://t.co/b6FHcxwX

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報告会の様子はUstreamでも配信し、レコードしたものを見ることができるので、ご興味ある方はぜひご覧ください。
※ファイルが複数になっています。


【開催概要】
3月13日(火)に「Interaction12」の報告会(IxDA12 Redux)を開催します。
Interaction12は、アイルランド・ダブリンにて2月1日から4日間にわたって開催されたデザイン系カンファレンスです。
http://interaction12.ixda.org/ インタラクションデザインを実践するプロフェッショナル達のためのグローバルネットワークとして機能しているIxDAが主催しているこのイベントでは、75名のスピーカーからセッションが提供され世界中から大勢のUXデザイナーが参加しました。
カンファレンスそのもののテーマは設定されていなかったようですが、セッションで扱われたテーマは、理論から実践的なものまで多岐にわたっています。
Interaction 12のプログラム http://interaction12.ixda.org/programme/ 今年のInteraction 12には、コンセントのUXアーキテクト Eric Bellが参加してきましたので、Ericをスピーカーに迎えてInteraction 12の報告会を開催し、カンファレンスの概要や注目すべきトピックなどについて話してもらいます。
※取り上げるセッションは現在調整中です。
※報告会はすべて日本語で行います。

[ Interaction (IxDA) 12 Redux in Tokyo ]

日時 2012年3月13日(火)19:00〜(開場18:30)
会場

KDDIウェブコミュニケーションズ6階セミナールーム

定員 50名
タイムテーブル 18:30 開場
19:00 スタート
・開催挨拶
・セッション(スピーカー:Eric Bell)
20:30 懇親会スタート
22:00 終了
主催

IAAJ

協力

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ株式会社コンセント

参加費用 ・報告会:無料
・懇親会:2,000円(軽食、アルコール込)
※報告会の時お腹が空いてしまう方は、各自飲み物やおやつをご持参いただいても構いません。
お申し込み・詳細情報 ATNDの「Interaction (IxDA) 12 Redux in Tokyo」イベントページにてお申し込みください。
※開催までのフォローは、FacebookのIAAJグループページにて行います。
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