フィルムアート社   コーポレートサイト リニューアル

「動く出版社」の「らしさ」を感じさせる
しくみとディティールを設計

フィルムアート社は映像・アートのジャンルを中心に扱う出版社です。ミッションステートメントの変更を受けて、ブランドイメージから大規模なリニューアルを行いました。
書籍データ販売を見据えたEC機能の実装検討、出版社独自のWebコンテンツ戦略、既存コンテンツの棚卸し、更新フローの見直し、SNS対応など、各種要件を盛り込みながら、既存の読者、これからリーチしていく読者、プロジェクトとして連携していくパートナーなどを想定ターゲットとしてプロジェクトを進めていきました。

  • ウェブサイト・サービス
  • メディア・コンテンツ開発
  • クリエイティブ開発

[ プロジェクトのポイント ]

  • 全体を通じて新しい企業姿勢をしっかりと伝えるサイトに
  • 書籍詳細ページが各タイトルの情報ハブとなる動線設計
  • 見出し要素などのコンテンツの配置や強弱のみで情報を伝えるページづくり

問題解決までのアプローチ

長く愛されてきた旧サイトは、歴史の長さを前面に押し出す印象になっており、現在の出版活動の先進性や編集企画のアグレッシブさが見えにくいサイトになっていました。コンテンツの棚卸しだけでなく、ミッションステートメントの変更とともに、サイト全体を通して「動く出版社」としての新しい企業姿勢をしっかりと伝える、ブランドサイトとしての役割をもったリニューアルが求められていました。

また出版社のサイトがどうあるべきかを議論し、書籍詳細ページが各タイトルの情報ハブとなるよう、一次コンテンツを書きためておける仕様を検討しました。

操作しやすい充実した管理画面で更新を容易にし、なおかつ任意で記事モジュールを追加することのできる仕様にしています。更新担当が編集部員であるという特性を考慮し、各書籍ページ、コラムページごとに自由に記事を編集・構成できる詳細ページを構築しました。

クリエイティブのポイント



「動く出版社」という新しい方向性を強く打ち出すため、旧サイトから大きくイメージを転換し、品格と先進性・ラディカルさの両立する企業イメージをクリエイティブで表現しました。企業イメージを表す手法としてタイポグラフィを重視しています。テキスト情報のまま、書体や文字詰めなどの細かい視覚調整を施すことで、歴史ある出版社のブランドイメージを表現しています。

また紙メディアの編集デザインの手法を多く取り入れ、見出し要素などのコンテンツの配置や強弱のみで情報を伝えるページづくりや、余白スペースの設計で“サイトのたたずまい”を実装する等の試みをしています。サイト閲覧の体験=読みやすさを「読み味」として捉え、それ自体もコンテンツとして設計しています。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 株式会社フィルムアート社
公開日/発行日 2013.7.8

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