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コンセント
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Jan. 8, 2010

2009年12月18日(金)に開催された、「第6回 Webマネジメントフォーラム」(社団法人企業研究会様 主催)の発表資料です。

【発表資料】
企業と情報アーキテクチャ 〜エンタープライズ情報アーキテクチャ(EIA)とはなにか〜 [11.3MB]PDFファイルをダウンロードする
(発表:株式会社コンセント 長谷川敦士)

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コラム

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森 史憲
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Nov. 18, 2009

マークアップエンジニアの森です。

コンセントに入ってまもない頃、コーディング作業に入る前に「対応環境はなんですか?」と毎回聞いてました。

クライアントの制作ガイドラインがあるときにはそれを参照しますが、ないときはプロダクションマネージャーに毎回ヒアリング。つまり、制作の標準仕様がなかったんです。

Webはまだ新しい産業です。ソフトウェア開発などと比べると制作技術や開発工程管理などの標準化はまだ定着していないと言えるかもしれません。当時であればなおさらで、制作の標準仕様がなかったからといって、それも無理のないことだったかもしれません。

コンセントに入ってすぐの頃、そしてスペックシートがない頃、某求人サイトの制作プロジェクトで、あらかた制作が終わったころに「IE5.0、IE5.5にも対応ください」と言われ、あたふたしたことがありました。先方から渡された資料には確かに対象環境が記載されてましたが、社内に確認環境はありませんでした。さてはてコンセントはその懇意な付き合いをしている会社に制作面でどう対応してきたのかと思案しました。しかし環境を準備するメンバーはおらず、仮想環境を作るVMwareを買ってきて対象環境を整えました。

こんな制作の土台の部分で抜けが出てしまうということは、きっと他の面でも…。

こうした懸念から制作されたのが「スペックシート」です。その名の通り、制作のベースとなる仕様をまとめるためのもので、これは制作を標準化するための社内活動の一環でした。

スペックシートの項目を埋めるとサイトの制作に必要なことが明確になります。また、さまざまな情報をまとめてあるので、ナレッジの共有にも役に立っています。

コンセントのスペックシートは、ファイルを開くとまず社内で標準対応する環境が表示されます。あとはプロジェクトによって、少しカスタマイズすれば作業者に渡すことができる状態になります。

例えば、

など案件によってカスタマイズする個所は多くあります。

各プロジェクトでのスペックシート制作は、プロジェクトリーダーが作ってマークアップエンジニアに渡すこともあれば、プロジェクトリーダーとマークアップエンジニアとが一緒に作ることもあります。一緒に作るケースはプロジェクトリーダーが判断に迷う項目があるときなので、マークアップエンジニアから対応内容の差異を実例で示したり、制作工数を提示して検討します。

いったんプロジェクトのスペックシートを作ったあとで、その内容を更新する必要が生じることがあります。そうした状況はたいてい、プロダクションマネージャーがサーバーの調査やガイドラインを読みとく作業を事前にしていないために起こります。

スペックシートを作るにあたっては、クライアントやエンドユーザーの環境、PHPの使用可否、システムの文字コード、パス指定など調べれば分かること、決まっていることは調べておく必要があります。

スペックシートは、一旦作ったらそれで終わりではありません。Webサイトと同じように、状況に応じて更新したり見直したりという運用が必要です。スペックシート自体の更新は、新しいブラウザ/OSがリリースされたときに、確認環境を作った上で作業するようにしています。また、入れたほうがよい項目があれば、スペックシートに追加するかどうかの打ち合わせを設けた上で、問題がなければ追加します。

気をつけているのは「いつもと同じ」はダメということで、各プロジェクトでちゃんとスペックシートを作るということです。検討した結果がいつもと同じになるのと、検討しないで同じにするのとを比較すると、後者はトラブルが起きる可能性が圧倒的に高いです。ましてや作らないということはあってはならないはずです。

進行に必要な仕様をチェックできるスペックシート、みなさんの会社でも制作されてはいかがでしょうか。

また、もし希望があれば、今後コンセントのスペックシートを公開してみようかと思います。

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コラム

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鈴木 由紀子
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Oct. 26, 2009

プロダクションマネージャーの鈴木です。

少し前のことになりますが、9月を「アクセシビリティ強化月間」と銘打ち、9月17日にコンセント社内でアクセシビリティに関する勉強会を開催しました。

講師としてお招きしたのは、産業技術大学院大学教授の安藤昌也さん新しいウィンドウで開く

ユーザ・サイエンス(ユーザビリティ、アクセシビリティ)を専門に研究をされている安藤さんは、コンセント代表の長谷川も理事を務める、人間中心設計推進機構(通称:HCD-net)新しいウィンドウで開くにて同じく理事を務められ、2004年のJIS X-8341(※)-3の策定や今年度の改定にも関わっていらっしゃる、「アクセシビリティの専門家」です。
※8341は「やさしい」と読むそうです。

NHKデータ放送のインターフェースデザインや、リモコンのユニバーサルデザイン(青・赤・緑・黄ボタン、ついてますよね!)なども、これまでの安藤さんの仕事だそうです。

勉強会の目的
勉強会の内容は、以下のようなものでした。

  1. アクセシビリティとは何か?
  2. アクセシブルサイト制作の心得
  3. アクセシビリティをめぐる最新動向

今回は「超」入門編として、主にひとつめの「アクセシビリティとは何か?」という項目を重点的にお話いただきました。

「アクセシビリティ」に関するトリビアやtipsは、今やいろんなところにあふれています。しかしながら「本当にそれでアクセシブルになったのか?誰かに届いたのか?」ということは、残念ながらなかなか実感できることは少ないものです。

私自身、このようなもやもやから出発しました。

今回の勉強会で自分なりに設定した目標は、

そして何よりも

ということでした。

アクセシビリティとは
「アクセシブル」とは「アクセスができる」という意味。
ウェブにおいて「アクセシビリティ」と言う際には、「情報やサービスなどが、高齢者や障害者も含めてどんな人にも利用しやすいこと」という意味で使われます。

ではなぜ、ウェブにおいてはこんなにもアクセシビリティの重要性が強調されるのでしょうか。

その大きな理由は「ウェブサイトは、障害者でも自力で利用が可能な、画期的なメディアである。」ということ。

従来のテレビやラジオ、新聞などのメディアでは、必ず利用できない人がいました。目が見えない人は新聞は読めませんし、耳が聞こえない人はテレビやラジオが聞こえません。

それに対して、ウェブは、さまざまなマシンを通じて情報を届けるメディア。マシンを介することによって、受け手に最適な形で情報をアウトプットすることができるメディアです。

文字を大きくしたり読みあげをさせたり、色調を反転させたり…。
受け手は、マシン(端末や支援技術)を通して情報を自分の受け取り可能な形にすることによって、情報にアクセスすることが可能になりました。これが、ウェブというメディアの大きな魅力のひとつであり、アクセシビリティという観点が重要視される理由なのです。

アクセシビリティ

支援技術を想定したコンテンツ制作が大切

このようなウェブの魅力である「アクセシビリティ」を実現するためには、マシンにも解読可能な共通の文法でコンテンツが制作されている、ということが前提となります。HTMLの仕様書やアクセシビリティのガイドラインは、そのようなコンテンツの制作のために策定されています。

私自身、ここでやっと、仕様書やガイドラインの意義が納得できました。つまり、

当たり前のようですが、私たちの制作物がどういった形で受け手に届き得るのかを知り、その上で、正しく作ることの意味を感じることができたように思います。

また、一口に「仕様書やガイドラインに沿って正しく作る」と言っても、ガイドラインの表現はとても曖昧で、複数の解釈が可能な内容となっており、このままでは誤った理解や利用につながりかねないと思います。

ガイドラインを適切に利用するには、やはり端末・支援技術や利用者の現状を知るといったことが必要不可欠であるということも同時に感じました。

今回は、障害を持った方の利用状況を実際にビデオで見せていただき、コンテンツがどういった形で受け取られ、利用されているのかを知ることができました。これは今後、我々が作る制作物がどのような人にどのように利用され得るか、という想像力を持つためにとても大事な経験だと思います。


感想
安藤さんのお話で興味深い実話がありました。点字図書館が電子書籍をダウンロードできるようにした結果、一番読まれているのはどういったコンテンツだったか、というお話です。

正解は、「ポルノ小説」。

健常者も障害者も、同じ人間として興味のあるものや必要な情報に差異は無い、ということです。

コンテンツを作る際に、「アクセシビリティ対応をする/しない」のような判断をすることがありますが、理想的には、発信側が「このコンテンツはアクセシブルであるべき/これはアクセシブルで無くてよい」などの判断はすべきではなく、どんなコンテンツも等しくアクセシブルであるような状況になれば良いのにと思います。

そのために、安藤さんもおっしゃっていたことですが、私たち制作側の適切なコンテンツ制作への意識とともに、もうひとつの大事な要素である支援技術の発達を心から願うとともに、コンテンツ制作者と支援技術側の協力体制を作りあげていくことが今後の課題であると思いました。

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ブック

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コンセント
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Oct. 8, 2009

IAについて体系的にまとめた日本人による初めての書籍『IA100:ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計』が刊行されます。著者は、日本を代表するインフォメーションアーキテクトの1人で、株式会社コンセントの長谷川敦士。

情報アーキテクチャは、ウェブに関わる人であれば身につけておきたいスキルの1つです。本書は、ユーザー調査、コンテンツ分析、コンセプト定義、そして実際の設計手法までをカバー。IAについてこれだけは知っておきたいポイントを100項目にまとめ、見開きページで1つずつ丁寧に解説しています。

サンプルとして掲載されているドキュメント類は、コンセントがIA検討や設計時に実際に使用しているものばかり。

概念から実践まで、国内外のIA業界で話題になっているトピックも盛り込み、実例と共に紹介している本書は、IA入門者から上級者まで、レファレンスとして長く手元に置いておきたい、Webに関わる人必携の一冊です。

書籍情報
IA100: ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計■書名:『IA100:ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計』
■著者:長谷川敦士(株式会社コンセント)
■出版社:株式会社ビー・エヌ・エヌ新社新しいウィンドウで開く
■ISBN:978-4-86100-577-0
■版型:A4変形 224ページ
■定価:3,360円(税込み)
■刊行:2009年10月27日

IA100 ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計のご購入(Amazonのサイトへリンクします)新しいウィンドウで開く



※デザインは予告なく変更になることがあります。
※商品の発送は新刊発売予定の10月下旬頃となります。
※キャンペーン期間中(12月20日まで)にご購入いただいた方に、Site-it! をプレゼントしています。
(キャンペーンは終了しました。)
Site-it! の送付は書籍の発送より遅れておりますが、順次対応します。



著者プロフィール
著者:長谷川敦士(株式会社コンセント)長谷川敦士(はせがわ・あつし) Ph. D.
株式会社コンセント 代表取締役社長/インフォメーションアーキテクト。
1973年山形県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(Ph.D)。ネットイヤーグループ株式会社を経て、2002年株式会社コンセントを設立、代表/インフォメーションアーキテクトを務める。情報アーキテクチャの観点からウェブサイト、情報端末の設計など幅広く活動を行っている。文化庁メディア芸術祭、グッドデザイン賞など受賞多数。『デザイニング・ウェブナビゲーション』(オライリージャパン)監訳をはじめとして、雑誌・書籍への執筆多数。情報アーキテクチャアソシエーションジャパン(IAAJ)主宰。NPO法人人間中心設計推進機構(HCD-Net)理事、米Information Architecture Institute、ACM SIGCHI、日本デザイン学会会員。

IA100:ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計 インデックス

Part I INTRODUCTION

1. What is IA ?
01 情報アーキテクチャとは何か
02 なぜ情報アーキテクチャが必要なのか
03 Web情報アーキテクチャの誕生
04 Webサイトの構成要素
05 Web情報アーキテクチャの階層
06 エンタープライズ情報アーキテクチャ(EIA)
07 EIAと企業ブランディング
08 パターンランゲージ
09 ペースレイヤリング
10 人間中心設計
11 情報端末の中の情報アーキテクチャ
12 IAからUXDへ

2. How to build IA ?
13 情報アーキテクチャ設計のプロセス
14 情報アーキテクチャ設計に必要な知識と能力
15 分析フェーズ
16 統合フェーズ
17 誰が情報アーキテクチャを設計するか
18 ワークショップ型で行う設計
19 ドキュメンテーション

Part II ANALYSIS

1. ユーザー分析
20 ユーザー分析の意義と全体像
21 さまざまなユーザー調査
22 コンテクスチュアル・デザイン
23 オンラインリサーチ
24 ユーザビリティテスト
25 ユーザーモデリング
26 ペルソナ法
27 メンタルモデル分析
28 シチュエーション・ニーズ分析
29 情報探索行動モデル

2. コンテンツ分析
30 コンテンツ分析の意義と全体像
31 コンテンツの分類と情報の発展
32 5つの帽子掛け
33 コンテンツの追加と更新
34 既存コンテンツの再利用
35 カードソーティング
36 コンテンツモデリング
37 コンテンツインベントリ(目録)

3. コンテキスト分析
38 コンテキスト分析の意義と全体像
39 Webプロジェクトの全体像
40 ビジネス要件定義
41 ユーザーへの提供価値定義
42 ロードマップ
43 現状分析
44 ヒューリスティック評価
45 ログ分析
46 ベンチマーキング
47 他サイトのサイトストラクチャ分析
48 クリエイティブ・ブリーフ
49 実施施策の優先順位付け

Part III SYNTHESIS

1. ユーザーエクスペリエンスデザイン
50 サイトコンセプト定義
51 ユーザーエクスペリエンス定義
52 コンセプトダイアグラム
53 ユーザーエクスペリエンスフロー
54 シナリオ(ストーリーボード)
55 サイト訪問のきっかけ

2. サイトストラクチャ設計
56 サイトストラクチャ定義
57 サイトストラクチャのパターン
58 階層型分類構造
59 ファセット分類型構造
60 Web型(ハイパーリンク型)構造
61 ハブ&スポーク型構造
62 一覧&詳細型構造
63 直線(フロー)型構造
64 企業サイトの構造
65 サービスサイトの構造
66 ハイレベル(抽象)サイトストラクチャ
67 詳細サイトストラクチャ
68 サイトストラクチャとナビゲーション
69 Site-it!の活用
70 ビジュアルボキャブラリー
71 サイトストラクチャのドキュメンテーション

3. ナビゲーション設計
72 ナビゲーション定義
73 3つのナビゲーションエリア
74 グローバルエリア
75 コンテンツエリア
76 ローカルエリア
77 7つのナビゲーション
78 階層型ナビゲーション
79 機能ナビゲーション
80 関連ナビゲーション
81 ダイレクトナビゲーション
82 パンくずナビゲーション
83 ステップナビゲーション
84 ダイナミックナビゲーション
85 先進的なナビゲーション

4. ラベル設計
86 ラベル定義
87 メニューラベル
88 ナビゲーションラベル
89 見出しや文章の統一
90 ラベル定義プロセス

5. 画面設計
91 ページデザイン
92 Webエコシステムから考えたページデザイン
93 ユーザーエクスペリエンスフローとページデザイン
94 ページタイプ
95 ポータル型ページ
96 リスト型ページ
97 コンテンツ型ページ
98 各ページの情報構造
99 ユーザーインターフェイスデザイン
100 ワイヤーフレーム

刊行記念キャンペーン
Site-it!『IA100:ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計』刊行記念として、2009年10月8日から2009年12月20日までに、当ページから本書をご予約/ご購入いただいた方に、当社で開発したIAプロトタイピングツール「Site-it! 」(非売品)をプレゼントいたします。Site-it! は書籍と一緒にお届けします。

キャンペーンは2009年12月20日をもって終了しました。

※商品の発送は新刊発売予定の10月下旬頃となります。
(追記:2009年10月21日)
※Site-it! は、ご好評につき想定よりも必要数が増えてしまったため、こちらの不手際により、現時点で必要数の確保ができておりません。
可能な限り書籍に同梱して送付 (予約の先着順) いたしますが、大変申し訳ありませんが、一部の方につきましては、書籍とは別送にさせていただきます(書籍はお申し込み順に10月下旬の発送、Site-it! は11月中旬までにお届け予定)。
品物が確保でき次第、順次送付いたしますのでしばらくお待ちください。

本件についてのご連絡先:ia@concentinc.jp

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コラム

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西井 健一
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Sep. 18, 2009

プロダクションマネージャーの西井です。IA/UX(※)チームに属し、日常業務として情報アーキテクチャ設計を行っています。
※IA=情報アーキテクチャ、UX=ユーザーエクスペリエンス

2009年9月12日(土)、ベルサール神田で開催された CSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」に参加してきました。なんと一日まるごと「IA」つまり「情報アーキテクチャ」一色の贅沢イベント!この規模のCSS Niteに参加するのはコンセント入社前の2007 年に開催された「Web標準の日々」以来だったので、とても楽しみにしていました。

まず会場に到着してびっくりしたのはその広さ。イベント終了後に聞いたところによると、最終的な動員数は、出演者を除いて422名だったそうです。「情報アーキテクチャ」への関心の高さが伺い知れます。

CSS Niteのスピーカー(パネルディスカッションの様子)本イベントのプログラムは、ワークショップなども織り込まれた次のようなものでした。

司会の鷹野さん&矢野さんから「IA界の貴公子」と紹介され、トレードマークの花柄シャツで登場したのは、コンセント長谷川。本イベントのトップバッターとなった長谷川のセッションは、情報アーキテクチャの全体をカバーする内容として構成され、「ユーザー」「コンテンツ」「コンテキスト」といった情報アーキテクチャ設計の前提となる事柄や、「ユーザーエクスペリエンス」の方針、「ストラクチャ」「ナビゲーション」「ラベル」といった情報アーキテクチャの主な構成要素、「EIA(エンタープライズ情報アーキテクチャ)」といった最近特にとりあげられることの多いポイントなどが扱われました。

コンセント社内では、「IA塾」(週1回開催)やIA/UX勉強会(不定期に開催)といった、情報アーキテクチャに関する勉強会があります。そのような場で、長谷川が情報アーキテクチャについて話すのを聴く機会は多いのですが、この日はより平易で一般的な言葉で説明されているように感じました。携帯で写真を撮る人、うなずく人、メモを取る人…。周りを見渡すと、参加者も真剣に聞いている様子が伝わってきます。

IAの全体像のスライド「情報アーキテクチャ」というと、つい設計部分のことを頭に浮かべてしまうのですが、実はその根底にあるのはユーザーとコンテンツやサービスをどう繋いであげるかという思いやりです。情報やサービスの提供主体である企業側のビジネスゴールや制約事項を考慮すると同時に、ユーザが何を必要としているかを考えながら、それを満たすコンテンツが何かを考え構造化していくというプロセスが欠かせません。もちろんそこには、どんな体験を与えるか、というユーザーエクスペリエンスの方針も必要です。普段仕事をしていても感じるのですが、情報アーキテクチャの仕事は決してサイトマップを作るとか、ワイヤーフレームを書くというような単純タスクだけに落とすことはできません。その辺りが少しでも伝わるといいなと思います。セッションのスライド資料にもありましたが、まさに「IA =♥」なんです!

2007年の長谷川のセミナー参加時に取ったメモを見返してみたら、「IA ≠ ワイヤーフレーム」と書かれていました。コンセントで情報アーキテクチャ設計をしている今の方が、当時とは比較にならないほど、その言葉の本当の意味や大切さを身を持って感じています。

今回の長谷川のセッション以外で、個人的にとても印象に残ったセッションの1つに佐藤伸哉さんのセッションがあります。「IAの欠点」というテーマでした。

「IAがうまくいかないのはなぜ?」「 IAってよく分からない。」「それって本当に必要なの? 」という、おそらくこの日の多くの参加者がダイレクトに知りたいであろう部分に迫ったものでした。ユーザー調査、サイトマップ制作といった代表的なIAの作業を例に挙げながら、なぜそれをやる必要があるのか、具体的な目的について説明がありました。佐藤さんは「不必要な作業はやらない、良いサイトを作るために必要だから行うのだ。」とも述べていて、その明快な言葉にとても共感し、自分自身の目指すスタンスにも強い後ろ盾をもらった気がしました。

情報アーキテクチャだけをテーマに6時間という長丁場でしたが、一口にIAといっても、スピーカーの立ち位置によって、その切り口はさまざまだったのが面白いと思いました。また、このイベントでは、Twitter用に#cssnitelp7新しいウィンドウで開くというハッシュタグが振られていたので、Twitterでリアルタイムに感想などを投稿する人も大勢いたようです。あとからTwitterを覗いてみたところ、各参加者がどのように感じ、どんな疑問を持ったのかなどを追うことができ、そこから参加者側の見方もさまざまなのが分かって、こちらも興味深かったです。

この一日を通じて強く感じたのは、社内であれ社外であれ、情報アーキテクチャという業務の意味をきちんとメンバーに伝え、共通認識として持つことが大切なんだ、ということです。情報アーキテクチャの認知のされ方に違いがあるものの、明確に意図を持ってそれを伝えることで、プロジェクトがより円滑に進み、またより楽しくなっていく気がします。

そしてコンセントでは幸いなことに、必要だから行う、必要でないから行わないという真っ当な判断のもとに仕事ができるので、自分自身の仕事に目的意識を持って取り組むことができます。こうした判断と取り組みは、情報アーキテクチャの価値を高め、有用性の認知に寄与するのではないかと思いますし、そこに対して自分がいっそう貢献していけるよう努力していきたいと、思いを新たにしました。

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コラム

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河内 尚子
date
Aug. 24, 2009

8月20日(木)、銀座のアップルストアにて、CSS Nite in Ginza, Vol. 38が開催され、コンセント代表の長谷川敦士が「海外IA最新レポート:これからのIAが担っていく役割」というテーマで講演しました。

立ち見が出るほど盛況

立ち見が出るほど盛況

定員180名に対し、mixiのCSS Niteコミュニティ内イベント情報では、250名を超える事前参加表明があり、佐藤伸哉さんが担当されたVol. 36に引き続き、IA(情報アーキテクチャ)への関心の高さがうかがえました。

IAとは何か、といった概要ではなく、IA Summitのような国際会議や、そこで近年扱われているトピックなどを取り上げた今回は、どちらかといえば応用編といった趣だったため、参加者のIAについての理解度によっては、難しいと感じた方もいたかもしれません。

講演で扱った主なトピックは

です。

EIAとブランド戦略について説明する長谷川

EIAとブランド戦略について説明する長谷川

エンタープライズ情報アーキテクチャ(EIA)は、企業全体で検討すべき情報アーキテクチャのことですが、企業のマーケティング戦略やブランド戦略と大きく関わります。今年のIA Summitでコンセントが発表した「EIA as Brand Strategy」がスライドの中で紹介されると、「ブランド戦略がIAに反映されるというのが興味深い」という声があがるなど、参加者の注目を集めていたようでした。

納品物フォーマットについては、対象者や利用されるフェーズにあわせた納品物の必要性を謳ったEightShapes新しいウィンドウで開く社の資料や、InDesignに集約されたウェブプロジェクトドキュメントのテンプレート、およびそれについて論じた彼らの書籍を紹介しました。テンプレートの標準として採用されたソフトが、参加者の多くにとって馴染みのあるInDesignだったということもあり、講演終了後、本を手に取る人も多かったのが印象的でした。

後半には、今年のIA Summitのクロージングプレナリー(結びの話)の中で、米・AdaptivePath社のJesse James Garrett新しいウィンドウで開くが述べた「インフォメーションアーキテクトはもういない。インタラクションデザイナーもいない。みな、ユーザーエクスペリエンスデザイナーと名乗るべきだ。」という宣言が紹介されました。

この宣言の背景には、カバーできる領域の違いにより存在する、Big IAとLittle IAという2種類の定義があります。

この定義では、プロデューサー的にユーザー要件やビジネス要件などを元にサイトの骨子を作る、つまり、抽象度の高い分野に対応できるのがBig IA、それに対し、サイトストラクチャを作成するような具体的なタスクを行うのがLittle IAとされています。

さらに、Big IAと同様、抽象度の高い設計を行う役職としてインタラクションデザイナー(IxD)という職域もあり、双方の職務領域は重複する部分もあります。そのため、呼称についての議論に陥りがちですが、どちらもユーザーへの優れた経験を与えるための視点を持っているという点では共通しており、対立するものではありません。

このように、IAにはどのようなタスクの領域があるのかについて触れながら、これからのIAには、より広い視点を持つことが必要である、と話を結びました。

CSS Nite in Ginza, Vol. 38発表資料

Site-it!

Site-it!

参加者へのプレゼントとして、コンセントが開発したIAのプロトタイピングツール「Site-it!」を何個か準備していったところ、入手希望者が多く、抽選で当たった人が何名かでシェアしている様子も見られたので、今後、みなさんに便利に使ってもらえるような方法を検討していきたいと思います。

今回の応用的な内容に対し、9月12日に開催されるCSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」では、ワークショップが取り入れられ、より実践的な内容を学ぶことができます。すでに満席のため、キャンセル待ち受付中となっていますが、関心がある方は確認してみてください。

なお、IAAJ(情報アーキテクチャアソシエーションジャパン)のサイト新しいウィンドウで開くメーリングリスト新しいウィンドウで開く(Yahoo! グループで運営)でも、IA関連の情報を入手することができます。

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資料アーカイブ

author
コンセント
date
Aug. 24, 2009

2009年8月20日に開催された、CSS Nite in Ginza, Vol. 38の講演資料です。

【発表資料】
CSS Nite in Ginza, Vol. 38[5.1MB]PDFファイルをダウンロードする(発表:コンセント長谷川)

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コラム

author
日野 勇
date
Aug. 19, 2009

アートディレクターの日野です。

6月16日から5週にわたり、横浜デジタルアーツ専門学校新しいウィンドウで開くにてWebデザイナーを目指す学生を対象とした講義とワークショップを行う機会がありました。

受講生は1年生から3年生までの35名。1週目に講義を行い、2〜4週目は講義をもとに企業サイトのデザインリニューアルプランを考えるというワークショップを開催。5週目にレビューおよび講評といった形で進めました。

講義では、コンセントの日々のデザイン業務の中で、常に念頭に置き、また実践している事柄を中心に話したので、今回はコンセントが考えるデザインについて紹介しながら、講義のレポートをしたいと思います。

1. デザインとは

■デザインの役割
デザインの役割の大きなポイントは「意味を形にすること」。伝えるべきことを、伝えるべき相手に、伝わるような形にするのがデザインの役割。

つまり、デザインとはコミュニケーションのひとつの手法だということです。

デザインでのコミュニケーション
■デザインのプロセス
自分(ブランド)と相手(ターゲット)を常に考えながら、相手のアクションを誘導できるような状況を施しつつ、メッセージを伝える表現(デザインテイスト)を計画し、目標を達成すること。

ブランド、ターゲット、メッセージ、テイスト、アクション。この5つが、デザインでのコミュニケーションに必ず考えなければならないポイントです。

2. ブランドの表現
■ブランドとは
「識別」「約束」「心象世界」の3つの要素が揃って成立するもの。「心象世界がある状態」とは、そのブランドを使ったりイメージすることによって、ある種の『世界観』を感じる状態になること。そしてその世界観を生み出すモノは、意味や意義といった『コンセプト』です。

つまり、全てのブランドには、その根底にコンセプトが必ず存在します。このコンセプトを知り、理解できなければ、ブランドを表現することはできません。

■ブランドの「らしさ」を形に
ブランドコンセプトやキーワードからエッセンス(=らしさ)を抽出し、その「らしさ」を形に変えていく行為が「ブランドを表現する」ということ。

形に変える具体的なアプローチとしては、カラースキーム設計、タイプフェイス設計、デザインディティール設計、メインビジュアル設計といったものがあります。

企業ポジションの4つの層
■ブランドのポジショニング
企業ブランドや商品・サービスブランドを表現する場合、ブランドコンセプト以外にも考慮しなければならないポイントがあります。それがポジショニング。同じ市場内に競合商品・サービスがある場合、その競合に勝つため、生き残るため、どのように差別化を行うのかが重要です。

企業ポジションには主にリーダー層、チャレンジャー層、ニッチャー層、フォロアー層といった4つのポジションが存在し、このポジショニングによっても当然、表現(伝え方)は変わります。

3. ターゲットに響く表現
■ターゲットとは
他社製品・サービスではなく、この商品にだけ振り向いてくれるであろう人。ターゲットの心に響き、「その気」にさせるデザインになっていなければ、ターゲットを獲得できる「効くデザイン」にはなりません。

この「ターゲットユーザーをいかに正確に描けるか」という点は、デザイナーやクリエイターの勘所を最も働かせる部分のひとつと言えます。

■ターゲットの琴線を知る
ターゲットを探ること。それは、その人の行動の「なぜ」を考えることです。あるユーザーがその商品・サービスを気に入り、購入しようと思うまでには色々な要因が考えられます。そしてその選択行動は、人(タイプ)によって異なります。

ターゲットを探れば、その人が「なぜその商品を選ぶのか」が分かります。そして、デザインはその「なぜ」を作り出すためにあるのです。

■ターゲットを知るための分析
・デモグラフィック分析
年齢、性別、職業、年収、学歴、家族構成、住まいや地域など、数値や集計で把握できる情報です。

これらのことを理解すると、その人のソーシャルクラスを想定することができ、「どんな生活を送っているのか?何を必要としているのか?」が想像し易くなります。

・ニーズやウォンツ分析
生活を送る上での必要不可欠となる思いや、商品やサービスに求める機能や性能、効果やイメージなどです。

これらを探ることで、どんな時に何を必要とし、求めて、どんなものを欲しくなるのか、その人の購入起点を想像することができます。

エモーショナル・マトリクス

出典:EMOTIONAL-PROGRAM.com

・サイコグラフィック分析(価値観やライフスタイル)
これらを探ることで、その人の物事全体の選択基準、つまり、「どんなものをどんな理由で良しとしているか」が分かります。そこが分かれば「なぜ他ではなくこれを選ぶのか」が分かります。

この要素は商品やサービスとターゲットとの「共感」を作り出す大切な要素です。

※サイコグラフィック分析のひとつの手法として、株式会社ウォータースタジオ新しいウィンドウで開くおよびブランドデータバンク株式会社新しいウィンドウで開くが提供する「EMOTIONAL-PROGRAM」新しいウィンドウで開くの「エモーショナル・マトリクス」を紹介しました。



2週目以降のワークショップでは上記の講義をもとに、実際の企業ブランドやターゲットユーザーを紐解き、理解し、サイトのデザインリニューアルプランを学生たちに考えてもらいました。

5週目にレビューおよび講評を行ったのですが…やはり若く経験のない学生たち。私たち現場の人間よりもはるかに制限のない、自由な発想で面白い案がたくさん出てきました。

そんな学生たちに最後の授業で伝えたのは以下のようなことです。

ターゲットの「人となり」を描くことは、デザインをする上でとても重要な工程です。
相手を知らなければ、相手を振り向かせることも、共感させることもできません。
そう考えれば、デザインの判断基準が「自分の好み」では決してないことが分かります。
「ターゲット心理の読みの鋭さ」と「その心理に刺さる表現力」。
この両方があってはじめて、デザイナーやクリエイターとしての価値が高まります。
人を読む力、心の琴線に響く表現力、どちらも磨きましょう。

もちろんこれは学生だけでなく、私たちデザイナーも初心を忘れずに常に心がけておくべき観点です。

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コラム

author
小原 千寿
date
Aug. 17, 2009

8月7日、急に降り出した土砂降りの雨のなか、外苑前にあるアーキテクトカフェで開催された「第2回HCD-Netサロン|Webデザインと人間中心設計 - もの作りとしてのWebデザイン」に参加してきました。

人間中心設計推進機構(通称:HCD-Net)主催の、本イベントが企画された背景には、人間中心設計の概念は組み込み業界やメーカーでは認知されているものの、その主要なフィールドであるウェブデザイン業界では体系的に理解されていないのではないか、という認識があるようです。

そのため、イベントのイントロダクションでは、人間中心設計の概念に関する説明のあとに、ウェブデザインの現場では、ペルソナ法などのHCD概念がそこまで浸透していない、といった問題意識の提示がありました。そしてそこから、仕事としてのデザインにこうしたHCD的なプロセスを盛り込む必要があるのか、また盛り込むとしたら、この部分の仕事を担うのはデザイナーなのか、と言った疑問について、パネルディスカッションが行われました。

パネリストは第一線で活躍しているデザイナー

パネリストは第一線で活躍しているデザイナー

パネリストには第一線で活躍されている

といった魅力的なデザイナーの方々に加え、コンセント代表、またHCD-Netの理事も務める長谷川敦士がモデレーターを務めました。

コンセントには、情報アーキテクチャ(IA)やユーザーエクスペリエンス(UX)を専門としているメンバーがおり、機能性の求められるプロジェクトや、大規模に情報構造やエクスペリエンスフローの変更が加えられるようなプロジェクトでは特に、中心的な役割を担います。その中で、HCD的な考え方や手法は、IA設計やUX検討の業務の中で、日常的に活用されています。そのため、デザイナーの私からすると、HCD的な考え方は、IAやUXを専門としているメンバーが、サイトの情報設計をする時に必要な手法として捉えがちで、そこで使われる手法や専門用語には、少し距離を感じるところがありました。

社外のデザイナーの方々は、普段の業務にどのようにHCD的な概念をとりいれているのか、またそれをどのように言語化してくれるのか、ということを知りたいと思ったのが今回のセミナーに参加したきっかけでした。

小泉さん、宮崎さん、山崎さん、の順番で、これまでに携わったプロジェクトの内容や取り組み方などについてのプレゼンテーションがあり、それらはどれもデザイナー観点からのお話で、普段同じようなことを見たり聞いたりしていながらも、より深く共感してしまいました。

その中でも強く印象に残ったトピックは、

といったことです。

満席の会場。参加者の関心の高さがうかがえる。

満席の会場。参加者の関心の高さがうかがえる。

特に5番目の「デザインする人には、論理的な手法を活用してデザインする人と、センスや体験でデザインする人の二通りいる」という点については、両方のタイプの人をよく観察してみたら、センスや体験でデザインする人も、結局のところ、感覚的にUCD(User Centered Design)ができているという発見があったそうです。

確かに、手法はどうあれ、デザインをするときに、エンドユーザーの事やシチュエーションを考えずにデザインをしたことはないなぁ、と今までの自分の十数年にわたるデザイナー人生を振り返ったりしていました。
(実際には、コンセントに参加するようになるまでは、限りなく感覚に近いところでデザインしてきましたが…)

今回のセミナーでの収穫は、「プロジェクトにおいては、手法はなんであれ、目的の共有こそが大切」ということをはっきりと再認識できたこと。

最初から最後まで一人で全部やるのであれば問題はないけれど、チームを組んでコラボレーションする時には、共通言語を持つことが必要です。その共通言語になり得るものの1つが、手法なのかもしれません。しかし、手段が目的になってしまってはいけないように、手法に踊らされてはいけないし、案件(目的)毎に、最適な手法を提案できるデザイナーでなければならないとも思います。

また、デザイナーではない人の中には、とかくデザインというと、スキルやセンスがないとコメントしてはいけないのではないか、と感じる人もいるようですが、実際にはそんなことはなく、各々の立場で自分なりの気づきや目線をアイディアとしていかにプロジェクトに落とし込んでいけるかの方が大事だと思っています。この落とし込みのために、デザイナーではない人とデザインについて議論するための共通言語として、プロトタイピングなどの手法があるのではないかなとも考えました。

日々デザインに携わっていても、こうしたことについて思い巡らす機会はなかなかないため、HCDという切り口から再認識することができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。

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コンセント
date
Jun. 5, 2009

IAサミット報告会2009年4月17日に開催されたIA Summit 2009報告会(IA Summit 09 & IxDA interaction 09 Redux in Tokyo)の報告資料です。

【発表資料】
IxDA interaction 09 Redux [156KB]PDFファイルをダウンロードする(発表:コンセント圓城寺)
IA Summit 09 Redux [62MB]PDFファイルをダウンロードする(共同発表:ネットイヤー坂本氏、コンセント長谷川、河内)
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