「伝える」から「伝わる」ウェブサイトへ 〜ソーシャル化、グローバル化の時代における情報設計・ガバナンス・コンテンツ戦略〜 月刊『広報会議』読者セミナーレポート

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2011年8月24日、青山の宣伝会議セミナールームにて、『広報会議』読者セミナーを開催しました。

「「伝える」から「伝わる」ウェブサイトへ ~ソーシャル化、グローバル化の時代における情報設計・ガバナンス・コンテンツ戦略~」と題した今回のセミナーには、100名近い方にご参加いただきました。

セミナーは、前半でNTTコミュニケーションズ株式会社 広報室グローバル広報担当 担当部長の前川祐賀子さまとコンセント代表/インフォメーションアーキテクトの長谷川敦士が対談し、後半は長谷川とコンセントの取締役/プロデューサーの塩崎賢一郎がセッションを担当しました。

前半の前川さまのセッションでは、これまでのNTTコミュニケーションズさんのオフィシャルサイトの大規模リニューアルの取り組みやウェブマーケティングプロジェクトについて事例を交えてお話しいただきました。


NTTコミュニケーションズさんのようにこれだけ巨大なサイトともなると、基盤としてのウェブサイトという「箱」づくり自体はもちろん、その後の運用や効果をあげていく過程にも相当のパワーが必要になります。

ガバナンスを遵守してもらいながら、事業部門が自律的にサイトを運営する仕組みを作ること、また限られた予算の中で、目的達成のためにはどこに集中して取り組むべきかフォーカスポイントを定めたこと、さらに、ウェブサイトやマーケティング施策外に、課題がある時にはそこまで踏み込んで手を打つことなど、効果最大化のための徹底的な調査・分析と実行の過程があったという話は、とても刺激になる内容でした。

後半のコンセントのセッションでは、ハコモノを作るフルリニューアルの時代は終わって、目的・狙いにあわせて選択と集中をする時代に来ているという背景的な話と共に、コンテンツストラテジーの重要性や、具体的な実践方法を、事例とともにご紹介しました。


ソーシャルメディアやデバイスの多様化に伴い、企業側担当者の負担は増える傾向にあります。

コンテンツストラテジーは、コンテンツに関する明確な意図を持ち、コントロール可能な状態にすることで、最小の負荷で効率的に目的を達成するしくみです。
当たり前に見えて実は何から手をつけてよいか悩ましいところでもあり、まずは簡易的にでも「コンテンツストラテジーブリーフ」をまとめてみるのは、最初のステップとして役立つというご提案をしました。
コンセント塩崎のプレゼンテーション資料はSlideShareにて公開しています。

【発表資料】
月刊『広報会議』読者セミナー「伝える」から「伝わる」ウェブサイトへ〜ソーシャル化、グローバル化の時代における情報設計・ガバナンス・コンテンツ戦略〜(発表:塩崎賢一郎)


また、コンテンツストラテジー実践のステップとして使えるツール「コンテンツストラテジーブリーフ」はこちらのページをご覧ください。
Contents Strategy Brief(コンテンツストラテジーブリーフ)

当日ご紹介できなかった事例や、公開できない資料もございます。
そうした事例等のご紹介を交え、直接お話をお伺いすることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
セミナーや本資料に関するお問い合わせ

なお、コンテンツストラテジーをより理解し、業務にすぐに役立てることができるよう、ワークショップ型のセミナーも予定していますので、ぜひこちらもご参加ください。
セミナー『コンテンツの継続的運用を実現するためのストラテジー&手法』 開催のお知らせ(2011年10月3日開催)

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