【レポート】IA Summit 12 Redux in Tokyo

コラム

2012.05.07

ディレクターの家内です。4月24日(火)、KDDIウェブコミュニケーションズ様のセミナールームをお借りして、IA Summit 2012 Redux in Tokyo(IA サミット報告会)を開催しました。

今年の IA Summit は、ルイジアナ州ニューオリンズで3月23日~3月25日の日程で開催され、コンセントからは長谷川と河内の2名が、今回IA Summit初参加となる楽天株式会社 坂田一倫氏、株式会社アクアリング 平野秀幸氏と共に参加してきました。報告会ではこの4名がスピーカーを務めました。

(左から坂田氏、平野氏、河内、長谷川)

IA Summitは年に一度北米で開催される情報アーキテクチャ分野の国際会議ですが、今回は24か国 685名と過去最大の開催規模となりました。参加者リストを見る限りでは、日本からの参加者は上記4名のスピーカーの他3名程度と少なく、北米という開催地と言語の壁による敷居の高さは、まだまだ拭えないようです。

本家 IA Summit で扱われる数多くの有用な情報をさらに厳選して、現在のトレンドから今後の予測を紹介するIAサミット報告会は、東京のIAコミュニティを中心としたこの時期恒例のイベントとなっていますが、今回の報告会でも定員の50名が半日で満席になるほどの参加希望があり、スタッフ一同、反響の大きさに驚きました。

最終的にはキャンセル待ちの方々の受け入れも行ったため来場者数は61名(スピーカー、スタッフを含めると73名)となりました。

(定員を大幅に超える多数の方で埋まる会場)

報告会冒頭では、コンセント河内より今年の IA Summit の様子が紹介され、カンファレンス全体の和やかな雰囲気と真剣なセッションの様子を知ることができました。

(開催地ニューオーリンズの街の様子やIAサミットの概要説明をする河内)

手話通訳者を伴った参加者があったという話を聞いたときには、情報アーキテクチャの枠を超えた課題も感じました。

その後、今回の IA Summit のテーマが「Experience Across Channel」であったことが紹介され、「基調講演にしては珍しいディスカッション形式が採用されていたけれどもチャレンジングすぎて結局グダグダになっていた」という長谷川の感想から、メインの報告へ移りました。

今回の報告では、「Contents」「NEXT IA」「Mapping the Experience」の3つの軸を中心に、スピーカーの3名がそれぞれ参加したセッションで重要な情報がシェアされました。

「Contents」を軸とする報告では、Contents、Context、Beyond Channel といったキーワードから、坂田氏と平野氏からそれぞれ選りすぐったセッション内容が紹介されました。

(IAサミットで取り上げられていた動画も紹介する坂田氏)

続いて長谷川より「NEXT IA」として、他の分野や新しい考え方を取り入れた UX の取り組みが紹介されました。

(ホワイトボードを使ってクロスチャンネルとマルチチャネルの違いについて説明する長谷川)

やはりここでも、クロスチャネルといったキーワードが語られ、スマートフォンやタブレット端末の台頭によって多様化した、チャネルごとのニーズの高まりを感じました。

報告の締めくくりには、多様化したチャネル間でのUX策定に関する方法論「Mapping the Experience」について坂田氏より話があり、策定までのプロセスと、プロセス毎のアウトプットに関して、坂田氏自身が手を入れたフォーマットの紹介なども交えて、具体的な考え方がシェアされました。

報告の後は質疑応答が行なわれましたが、時間の都合で会場がホットなまま懇親会がスタートし、懇親会の場でもホワイトボードの余白が埋まるほど活発な議論が交わされていました。

(懇親会中も議論が白熱)

Ustreamではアーカイブもされていますので、参加できなかった方で興味ある方はぜひご覧ください。