中途社員インタビュー
包括的な視点をもって
ユーザーの日常に溶け込む体験を
デザインする

UX/UIデザイナー
川崎実紀 |2018年中途入社

2018年入社の川崎は、UX/UIデザイナーとして活躍しています。今回は川崎が体験設計やUIデザインを担当した、「賃貸マンション管理会社とマンションオーナー間のコミュニケーションサービス」の開発プロジェクトに焦点を当て、業務内容ややりがいについてインタビューしました。

プロジェクトの体制図

プロジェクトの体制図。クライアントの下に、コンセントメンバーと外部パートナーから成るチームがある。クライアントの直下はプロジェクトマネージャーで、その下にサービスデザイナー、UX/UIデザイナーの2名がいる。UX/UIデザイナーの下にはUIデザイナーが2名いる。今回のインタビュー参加者の川崎実紀はUX/UIデザイナーを担当。外部パートナーは開発会社のことを指す。今回のインタビュー参加者の川原田大地はクライアント直下のプロジェクトマネージャー/サービスデザイナーを兼任。

このプロジェクトでは具体的にどのような業務を担っていましたか?

このプロジェクトは「マンションオーナー向けにITサービスを提供し、オーナー満足度の向上などを目指したい」という方向性のみが決まった段階でご依頼いただきスタートしたため、当初はどのようなサービスになるのか、具体的な形がありませんでした。そこで、メインユーザーとなるマンションオーナーがどんなことに価値を感じるのかを調査するところから始めました。

そのインタビュー結果をもとにペルソナやジャーニーマップ、価値マップを作成しサービスコンセプトを決定。最終的なアウトプットとして、賃貸マンションのオーナーとマンション管理会社の担当者がコミュニケーションをとるためのアプリを開発しました。

マンションオーナーに価値を届けるためのツールとはいえ、もう一方のユーザーである管理会社社員の体験が損なわれてはいけないので、さまざまな部署の方から試作品に何度もフィードバックをもらいながら、機能を詳細化していきました。

アプリの制作に付随して、利用マニュアルの制作や管理会社社員がマンションオーナーへの営業の際に使う資料や動画の制作なども行っています。

今回のプロジェクトでは、アプリサービスのUIデザインも担当されたと伺いました。意識した点や工夫したポイントなどを教えてください

今回のアプリは比較的年齢が高めの方をメインのユーザーとして設定しているので、一般的なアプリよりも文字やボタンを大きくして見やすく使いやすいデザインを心がけました。

また、これは今回のアプリに限ったことではないのですが、サービスは改善・拡張していくものなので、それを見越したデザインのルールづくりやパーツづくりをするようにしています。この先、改善・拡張してもサービスが破綻せず、必要最小限のコストで実装でき、一貫した体験をしてもらえることを常に意識しています。

プロジェクトの概要を説明する図。クライアントである賃貸マンション管理会社の社員、マンションオーナーの2つが向かい合っており、その2つを矢印で繋いでいる。矢印の上にはコミュニケーションサービスという文字がある。

このプロジェクトでの学びは、その後の業務に役立ちましたか?

マンションオーナーが使いやすいアプリをつくるだけではなく、管理会社社員が日々の業務の中で無理なく使えるものになっているか、ビジネス面でのメリットがあるかといった、幅広い視点をもって体験を設計することの重要性を感じました。

また、プロジェクトを進める中で、ファシリテーションスキルやコミュニケーションスキルの重要性に改めて気づきました。今回のプロジェクトではクライアントと密にコミュニケーションをとり、一緒に解を導き出していくような場面が多かったので、より良い議論の場をつくるための力は今後も伸ばしていきたいなと思っています。

クライアントとプロジェクトチームがコミュニケーションを重ね一緒に作っていく様子を表すイメージイラスト。

前職の経験はコンセントでどのように生きていますか?

前職では、芸能事務所がファンクラブを開設するためのプラットフォーム開発に携わっていて、当時はデザインだけでなくコーディングも担当していました。実装の経験や知識がある分、その難易度に応じて事前にエンジニアに相談したり、適切なディレクションができるのは自分の強みだと思っています。

また、コンセントではプロジェクトによって自分が担当する役割や範囲が変わります。前職でもメイン業務だけでなく、バナーやフライヤーをつくったり、GIF動画をつくったり、時には人物写真のレタッチなどさまざまなことをしていたので、それがフレキシブルに動けている一因かもしれません。

業務を行う中で、コンセントの働く環境をどのように感じていますか?

今はUX/UIデザイナーとしてキャリアを積んでいますが、入社当初は別の部署で主にウェブサイトのデザインをしていました。部署を越えて、サービスデザインのプロジェクトに参加する中で適性を見出してもらい、この道に進んでいます。コンセントには新しいことに挑戦できる機会がたくさんあり、分からないことがあっても親身に助けてくれる仲間がたくさんいます。さまざまな得意分野をもつ専門家が在籍していて、普段の業務の中での学びや気づきが多いこともありがたいですね。

コンセントのUX/UIデザイナーのやりがいを教えてください

サービスを通してどんな価値を提供できるかを考えて体験を設計するところから、実際に使われる形に落とし込むまで一貫して携われることでしょうか。自分たちがつくったサービスがある世界とない世界の差分を見た時に、「ある世界」が少しでも豊かなものになったら良いなと思ってこの仕事をしています。

PROFILE

川崎実紀

九州大学芸術工学部画像設計学科卒業・同大学院芸術工学府デザインストラテジー専攻博士前期課程修了。2015年よりエンターテインメント事業会社でデザイナーとして就業したのち、2018年にコンセント入社。UX/UIデザイナーとして主にアプリケーション開発に携わる。

プロフィール文を要約してまとめた図。

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