「ICT教育ワークショップ」は、日本の教育現場の視察・訪問を目的に来日したサウジアラビアの教育訓練機関からの訪問団向けに開催され、国営学校長9名が参加。ICT(Information and Communication Technology 情報通信技術)を活用した学校教育をテーマに、日本の教育機関や企業による「教育における新しい方向性」「21世紀の学校管理技術」についてのプレゼンテーションやICT機器・教材のデモンストレーションが行われ、意見交換が行われました。
上原は、ワークショップ「ICT機器のデモンストレーションと機器の体験」にて登壇し、主に小学校で行っているICT機器のケーススタディとして、株式会社文溪堂と共同開発した学習教材『情報活用トレーニングノート』を紹介。
ICT教材開発にあたり重視した、
- デジタルならではの特性を活かす
- 子どもにどのような体験を伝えるかというデザイン観点
- “教科書がデジタルか紙か”ではなく、“教師が教えるのがうまいか下手か”により学習効果が決まるため、
教師にとっていかに使いやすいものをつくるか
という3つの考え方を紹介した上で、実際にその考え方がどのように教材に反映されているのか、コンテンツ内容や工夫点、体験授業での気づきや課題などについてお話しました。
また当日のワークショップ会場にはICT教材の展示ブースが設営され複数企業が出展。コンセントの持株会社であるAZホールディングスも出展し、『情報活用トレーニングノート』の他、創業以来からの教育分野への取り組みの一つである教科書も展示。デザインについての考え方などを訪問団の方々に説明しました。