7月24日に開催された、Adobe主催のライブデザインイベント「Design Jimoto in 渋谷 − Adobe XD − 」に、コンセントのサービスデザイナー赤羽太郎とグラフィックデザイナー/サービスデザイナーの工藤大貴がチームANNEXとして参戦、審査員賞を授賞しました。
本イベント「Design Jimoto」は社会的な課題に対する解決策をデザインを軸として練り出し、世界に向けて発信するもの。イベント当日は、テーマとなる課題の発表から作品の制作までを3時間で実施、その後、プレゼンテーション、投票、優勝者の決定・表彰が行われました。なお、制作にはAdobe Experience Designが使われました。
渋谷で開催された第二弾となる今回の課題「訪日外国人観光客により長く渋谷に滞在してもらうためには?」に対して、コンセントの赤羽と工藤によるチームANNEXは、「渋谷を、さまざまなバックグラウンドの人が安心して過ごせる場所=Jimoto(地元)としてもらうために、生活習慣や信仰に合った食事場所や施設などをマップ上でハイライトし情報を提供する」というアイディアを提案。審査員賞を授賞しました。
赤羽による本イベントへの参加レポートを、コンセントのサービスデザインチームが運営するメディア『Service Design Park』に掲載しました。ぜひご一読ください。
またイベントを主催したAdobeの「Adobe Creative Station」サイトにイベントレポートが掲載、ANNEXを含む全参加チームの作品や進め方などについてのアンケート回答が紹介されています。合わせてご覧ください。
【イベント概要】
【イベント当日に与えられた課題と、赤羽・工藤が提案した内容】
●課題:
「訪日外国人観光客により長く渋谷に滞在してもらうためには?」
渋谷を訪れる外国人観光客は多いが、その大半がハチ公とスクランブルを訪れて満足して帰ってしまっているのでは。より長く滞在してもらい渋谷の魅力を発見してほしい、という内容。
●赤羽・工藤による提案内容
タイトル:「FUHP(Find your home place @SHIBUYA)」
概要:渋谷をさまざまな宗教・主義の人が安心して過ごせる場所=地元(Jimoto)としてもらうために、各宗教施設や習慣にあった食事場所などをハイライト表示して情報提供するマップ。
最初の1時間で渋谷の街を観察調査したところ、欧米系の他、アジア系や中東系の外国人が多いことに気づき、困りごとを想像。そこから「生活習慣や宗教の異なる人に対するケアはどのくらいできているか」を考え、「宗教、生活習慣、価値観」といったセグメントの視点を得て、上記解決策を提案。「日本に来たらとりあえず渋谷を拠点にすれば安心して観光できる」という感覚をつくれれば、来年、再来年と訪れてもらうことで、長期的に渋谷の魅力を訴求する基盤を築けるのでは、と考えた。
●イベント当日に制作した、赤羽と工藤の作品(プロトタイプ)
「FUHP(Find your home place @SHIBUYA)」(審査員賞授賞)
2名の作品はAdobe Creative Stationのページでもご紹介いただいています。
作品制作後の発表にて使用した です。