株式会社コンセント(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:長谷川敦士 以下「コンセント」)は、企業のWebコミュニケーション活動の支援のため、UI設計からデザイン、HTML制作までをシームレスに行えるWebサイト構築パッケージ「CONNECT」を開発、これを活用したソリューションの提供を2017年12月11日に開始します。
近年の企業Webサイトは、Googleが推奨するSEOの観点からもスマートフォンをはじめとするユーザーの閲覧環境への対応が最低限必要とされており、多様なステークホルダーに対する使い勝手の担保はもちろん、増え続ける情報資産をいかに安全に効率的に運用できるかが、事業成果に寄与する鍵となっています。
しかしながら実際のWebサイト構築プロジェクトにおいて、企業のサイト運用管理者は、外部パートナー会社の選定や社内関係部署との調整、プロジェクト体制や仕組みづくり等に多くの時間が割かれ、使い勝手の質の向上や情報資産の効果的な活用になかなか時間をかけられないのが現状です。
今回開発した「CONNECT」は、こうした課題を解決するため、デザインだけではなく業務フロー設計やCMS導入支援、各種ガイドライン策定など、Webサイトの運用業務自体をデザインしさまざまな企業のWebガバナンス構築支援を行ってきたコンセントのノウハウをもとに、「UI設計」「デザイン」「HTML制作」の各工程のアウトプットを標準化、利用可能な要素として集約し、パッケージ化したものです。
Webサイト構築パッケージ「CONNECT」で提供されるツールのイメージ
「CONNECT」を開発する際の設計思想として「コンポーネント指向」(※1)と「デザインファンデーション」(※2)の2つを採用したことで、簡易なWebサイトガバナンスの構築を実現するとともに、一定の品質を保ったWebサイト運用の仕組みづくりや、それを実行し続けられる外部パートナーを含めた体制構築を可能にし、Webサイト活用の基盤を築きます。コーポレートサイトや製品情報サイトの構築、マルチデバイス対応 、Webサイトガバナンス構築 、UI改善、運用体制・フロー見直しといったプロジェクトに活用いただけるものとなっております。
コンセントでは「CONNECT」を活用したソリューションを提供していくことで、企業のサイト運用管理者が本来一番に考えるべき「どんな情報を誰に届けるか」に十分な時間をかけ、企業全体としてWebにおける情報資産の活用により一層取り組んでいただけるように、Webコミュニケーション活動の支援強化に一層努めていきたいと考えております。
- ※1「コンポーネント指向」
Webサイト構築における「コンポーネント指向」とは、コンテンツを格納する画面上の要素を機能や役割ごとに「文書構造+スタイル」を組み合わせた部品としてパターン化し、一定のガバナンスのもとで管理・運用する取り組み、もしくはその考え方を指します。 コンテンツと画面を構成する部品を分けて管理することで、ブランドやコンテンツの独自の世界観と、統一されたユーザー向けの使い勝手をバランスよく実現するとともに、品質維持と生産性向上にも期待することができます。 - ※2「デザインファンデーション」
コンセントでは、Webサイトのデザインを階層的に捉え、そのレベルに応じてスタイルの自由度を管理するデザイン設計を実践しており、その最深部となる基礎部分を定義したのが「デザインファンデーション」です。主に色・書体・サイズ・フォルムなどの基本スタイル、アイコンや基本的なUIパーツ、レイアウトの基準となるグリッドシステムなどが含まれており、不変的なものとすることで、Webサイト全体のデザインの一貫性と拡張性を担保しています。
「CONNECT」の詳細