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東京都デジタルサービス局「サービスデザインガイドライン Ver.1.0.0」の制作を支援

「サービスデザインガイドライン Ver.1.0.0」の表紙画像。東京都で暮らす人々のさまざまな様子がイラストで描かれている。

コンセントが企画・編集・デザイン等、制作支援を行った、東京都デジタルサービス局「サービスデザインガイドライン Ver.1.0.0(全文)」が同局サイトで公開されました。

本ガイドラインは、ユーザー中心でのサービス開発を行政組織に導入・推進することに対する必要性が高まっていることを背景に、東京都の全庁でUI/UXの視点を取り入れたサービス開発・運用を実現するため作成し、サービスデザイン思考にもとづくサービス開発を推進することを目的としたものです(東京都「サービスデザインガイドラインVer.1.0.0(概要)」より)。東京都が募集した「令和4年度 質の高いデジタルサービス(UIUX)の提供に向けた技術基準検討業務」の委託企業としてコンセントが採択され制作しました。

制作支援にあたっては、実際のユーザーである行政職員に対するインタビューを実施し、東京都でデザインを実践する際の課題や機会を把握しました。そこから得られた情報をもとにガイドラインのプロトタイプを作成し、複数回のレビューと改善を繰り返し、行政職員にとってわかりやすく実践活動に取り組みやすいガイドラインの策定を行いました。

具体的な内容については、東京デジタルサービス会議内に設置されたUI/UXに関する仕組みについてのワーキンググループでの検討内容を反映させながら、行政職員やデザインの専門家らとの議論を通して、サービスデザインを適用したサービス開発を実践することで得られる効果や必要な考え方、具体的な進め方など紹介すべきコンテンツを決定していきました。

本ガイドラインの最大の特色は、事業企画フェーズからユーザー中心の観点でのサービス企画を推進している点です。行政職員が自らユーザーおよびユーザーを取り巻く環境に対する理解を深め、よりよいサービスを実現するために、「東京都サービスキャンバス」を開発しました。

また、東京都のワーキンググループで令和4年度に実践したサービスデザインの取り組みを紹介した「サービスデザインガイドライン事例集」も作成し、ガイドラインの付録資料として公開しています。

併せて、東京都職員がガイドラインをより理解し実際に業務の中で使いやすくなるよう、ガイドラインやキャンバス、事例集の制作背景と目的、使い方、関係性を説明した「サービスデザインガイドラインVer.1.0.0(概要)」も作成しています。

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