開催日:2024.5.18(土)終了しました
「RESEARCH Conference 2024」の公募ポスターセッションで選考を通過した2チームが発表
2024年5月18日(土)に開催される「RESEARCH Conference 2024」のポスターセッションで、公募の選考を通過したコンセントの2チームが発表を行います。
RESEARCH Conferenceは、リサーチをテーマとした日本発のカンファレンスで2022年から毎年開催されています。今年2024年のテーマには「ROOTS」が掲げられ、ゲストスピーカーやスポンサーによるさまざまなセッションを通し、リサーチの根本に立ち返りその価値と影響を探求する内容となっています。
ポスターセッションは、日々のリサーチの取り組みを1枚のポスターにまとめて会場内に展示し参加者と意見交換できる、RESEARCH Conferenceでの新たな発表形態です。3月に発表者の公募が行われ、コンセントからは「“余裕”とは何か。リサーチ・スルー・デザインの実践」と「ウォークスルー調査 + Inclusive Design」の2つの取り組みが選考を通過しました。
カンファレンス当日は、専修大学神田キャンパス10号館(140年記念館)16階「相馬永胤記念ホール」と、オンライン会場のMiroそれぞれにポスターが掲示され、現地会場のポスターセッションスペースではメンバーによる発表が行われます。カンファレンスにご参加される方はぜひお立ち寄りください。
ポスターセッション 発表概要
■“余裕”とは何か。リサーチ・スルー・デザインの実践[B-8]
【発表コアタイム】16:00~17:00
【メンバー】石井宏樹(サービスデザイナー)、成瀬有莉(サービスデザイナー)、中安晶(サービスデザイナー)、髙橋咲(サービスデザイナー)
【概要】
現在、コンセントでは「ひらくデザインリサーチ」という活動に取り組んでいます。この活動は、「リサーチ・スルー・デザイン(RtD)」と呼ばれる方法を用いて行われています。RtDとは、デザインのためにリサーチをするのではなく、デザインという行為そのものを通して探索していく活動のことです。
今回のポスター発表では、「加速する社会で『余裕』をどのようにつくるか」をテーマにRtDを実践しているチームが捉えた「余裕する力」と、RtD活動の過程を共有します。
■ウォークスルー調査 + Inclusive Design[B-15]
【発表コアタイム】16:00~17:00
【メンバー】山本泰子(サービスデザイナー)、宇多温子(アカウントマネージャー)、近藤稜子(サービスデザイナー)、田中真帆(サービスデザイナー)、小山田那由他(サービスデザイナー)
【概要】
行政サービスの「電子申請システム改善のための調査事業」で実施したウォークスルー調査を紹介します。
ウォークスルー調査は、認知特性を熟知した評価者がユーザーの認知プロセスに沿ってサービスの問題を洗い出す手法として用いられますが、今回は「認知特性を熟知した評価者」に「障害当事者」を起用した従来とは異なるウォークスルー調査を実施しました。
例えば、視覚情報に対するさまざまな障壁に対し、日常生活で独自の解決策を見つけることに長けているという観点で視覚障害のある人を、また加齢に伴う感覚や能力の変化に日々対応しているという観点で高齢者を「認知特性に対する専門家」として評価者に選定しました。
このアプローチの特徴は使う人目線の評価として、インクルーシブデザインの手法を組み合わせた点です。これにより、ユーザー自身が見落としてしまいがちな潜在的な課題を洗い出し、分析することができました。この手法には、まだまだ課題がありますが、新しいサーチ方法として、ポスター発表を通じてさまざまな意見を聞けることを楽しみにしています。
[ 開催概要 ]
イベント名称 | RESEARCH Conference 2024 |
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日時 | 2024年5月18日(土)10:00〜18:00 ※終了後、懇親会を予定 |
会場 |
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定員 |
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参加費 | 無料 |
主催 | RESEARCH Conference 運営事務局 |
詳細・お申し込み | にてご確認をお願いいたします。 |
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