開催日:2025.12.10(水)
DESIGN AND PEOPLE Social Club「永井玲衣さんとの『へいわについての哲学対話』」を開催
作家・哲学研究者の永井玲衣さんとの「へいわについての哲学対話」を、2025年12月10日(水)に開催します。永井さんの哲学対話は、デザイン誌『DESIGN AND PEOPLE Issue No.2|他者たちとどう生きるか』でも語られているように、セルフケアを目的としたリトリートやマインドフルネスとは一線を画します。誰もが自分ごととして世界を捉え直すための、ひたむきな社会運動の試みです。
今回の哲学対話では、自分の生活目線、自分ごととしての、平仮名の「へいわ」をテーマに、問いを深めていきます。日に日に世界が悪くなるようなニュースばかりが聞こえてきますが、自分とあまりにも無関係だと思ったり、自分がひどく傷つけられたように感じたり、世界で起こっている大きな悲しい出来事は、なかなか生身で受け止めることが難しいものです。この対話では、世界と自分との適切な距離が保てるように、自分が「へいわ」にいられることについて、あるいはその対極にあるものについての問いを、自分の言葉で少しずつひらいて深めていけたらと思います。
哲学対話終了後に、永井さんを囲んでの交流会も予定しています。お飲み物や軽食を用意しますので、そちらもぜひご参加ください。
※2023年に『DESIGN AND PEOPLE』Issue No.1を刊行した際にも、永井さんに哲学対話を行っていただきました。そのときのアフタートークの様子をYouTubeでご紹介しています。
[ DESIGN AND PEOPLE Social Clubとは ]
コンセントが発行するデザイン誌『DESIGN AND PEOPLE』にご登場いただいた方との社交場を生み出す、オフラインのイベントシリーズです。本誌編集部では、直接出会うこと、集うことで、人々がつながる契機としていきたいと考えています。講演・レクチャーと交流会がセットとなっていますので、お気軽にご参加ください。
[ 開催概要 ]
| イベント名称 | DESIGN AND PEOPLE Social Club「永井玲衣さんとの『へいわについての哲学対話』」 |
|---|---|
| 日時 | 2025年12月10日(水)19:30〜22:30 ※哲学対話終了後に交流会(軽飲食あり)を予定。ご参加は自由です。 |
| 会場 | コミュニケーションスペース amu() JR恵比寿駅西口から徒歩4分、東京メトロ恵比寿駅2・4番出口から徒歩2分 |
| 定員 | 10名 ※応募多数の場合は、抽選にて参加者の方を決定させていただきます。12月5日(金)15:00に受付を締め切り、同日中に結果をご連絡いたします(先着順ではありません)。ただし定員を大きく超えた場合、締切日よりも前に申し込みを締め切る場合がございます。恐れ入りますが、あらかじめご了承ください。 |
| 参加費 | 『DESIGN AND PEOPLE Issue No.2』をご持参で無料、もしくは当日会場にてご購入をお願いいたします。(事前予約制。お申し込み時のフォームでご回答をお願いします) |
| 主催 | 株式会社コンセント |
| 詳細・お申し込み | にてご確認をお願いいたします。 |
登壇者プロフィール
永井玲衣(NAGAI Rei)
作家、哲学研究者人びとと考えあい、ききあう場を各地でひらく。問いを深める哲学対話や、せんそうについて表現を通して対話する八木咲とのユニット「せんそうってプロジェクト」などでも活動。著書に、、、がある。第17回「わたくし、つまりNobody賞」受賞。
【書籍概要】
『DESIGN AND PEOPLE|Issue No.2 他者たちとどう生きるか』(コンセント)
デザインやクリエイティブへの問いを抱えながら、自分の仕事と生活、興味関心、研究テーマ、時事問題についてを語る、書く──《対話とエセー》によるデザイン誌。不安と欲望で断片化していく社会を、それでも功罪相半ばするデザインがつないでいく──デザイナー、クリエイター、エンジニア、研究者、建築家、装丁家、イラストレーター、作家、編集者、行政官などたちが、一生活者としての戸惑いと希望を言葉にする、対話9篇とエセー8篇。デザインの鍵を探る書評6篇も掲載。