株式会社コンセント
株式会社コンセント代表取締役社長/インフォメーションアーキテクトの長谷川敦士は、2017年4月1日に、国立研究開発法人科学技術振興機構の研究成果展開事業「センター・オブ・イノベーションプログラム」のビジョン2のビジョナリーチームメンバーに就任いたしました。
「センター・オブ・イノベーションプログラム」(以下、COIプログラム)とは
COIプログラムは、文部科学省が平成25年度から開始した「革新的イノベーション創出プログラム(以下、COI STREAM)」において、「10年後のあるべき社会の姿、暮らしの在り方」として設定されたビジョンを基に、基礎研究段階から実用化を目指した産学連携による研究開発を支援する、国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、科学技術振興機構)による研究成果展開事業です。10年後の日本が目指すべき姿として、以下の3つのビジョンが設定されています。
・ビジョン1 少子高齢化先進国としての持続性確保:Smart Life Care, Ageless Society
・ビジョン2 豊かな生活環境の構築(繁栄し、尊敬される国へ):Smart Japan
・ビジョン3 活気ある持続可能な社会の構築:Active Sustainability
この3つのビジョンの実現に向け、10年後の将来社会に潜在する課題から現在取り組むべき研究開発テーマを設定。分野や組織の壁を取り払った産学連携による横断的な体制で、各研究開発テーマに取り組む18拠点(2017年4月時点)が全国に展開されています。
COI STREAMについて|文部科学省( COIプログラムについて|科学技術振興機構(
ビジョナリーチームメンバーの役割
COI STREAM ガバニング委員会により検討・設定されたCOI STREAMのビジョンや事業全体の方針のもと、拠点の設計や構成について検討等を行うのがビジョナリーチームです。ビジョナリーリーダーとビジョナリーチームメンバーという構成で3つのビジョンごとに設置され、各拠点の進捗状況の管理・把握や助言・提言等を通し、全国に展開する18拠点を強力にマネジメント、支援します。今回、長谷川は、産業界のリーダーを中心に構成されるこのビジョナリーチームのメンバーに就任。これまでも長谷川は、全国の拠点から若手研究者たちが一同に会した2016年1月開催の「COI2021会議」でのアンカンファレンスにおけるファシリテーターを務める等、COIを支援してまいりました。今後はビジョン2(豊かな生活環境の構築)のビジョナリーチームメンバーとして、2018年3月31までの1年間にわたり、課題の評価や研究開発の推進等における意見提示やサイトビジット等を通し、より一層COIプログラムの推進に貢献してまいります。
長谷川の就任内容
- 事業名称:国立研究開発法人科学技術振興機構 研究成果展開事業「センター・オブ・イノベーションプログラム」
- 職名:ビジョナリーチームメンバー(ビジョン2 豊かな生活環境の構築(繁栄し、尊敬される国へ))
- 就任期間:2017年4月1日〜2018年3月31日
【長谷川 敦士 / Atsushi Hasegawaのプロフィール】
株式会社コンセント 代表取締役社長/インフォメーションアーキテクト
副理事長。 National Chapter Boardおよび日本支部共同代表。HCD-Net 認定人間中心設計専門家。学術博士(Ph.D.)
1973年山形県生まれ。 2000年より「理解のデザイナー」インフォメーションアーキテクトとして活動を始める。2002年コンセント設立、代表を務める。 人間中心設計(HCD)やユーザー体験デザイン(UXD)のアプローチを用いて、企業や行政のサービス設計や事業開発を行う「サービスデザイン」を探求・実践。日本国内だけでなく、日本のサービスデザインを組織と文化の観点から分析して海外に発信する等、グローバル視点でのサービスデザインの普及、推進、啓蒙に取り組んでいる。
著書に『IA100:ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計』、監修書に『THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics – Tools – Cases 領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計』『これからのマーケティングに役立つ、サービス・デザイン入門- 商品開発・サービスに革新を巻き起こす、顧客目線のビジネス戦略』(いずれもビー・エヌ・エヌ新社)、監訳書に『サービスデザイン ユーザーエクスペリエンスから事業戦略をデザインする』(丸善出版)等がある。