株式会社コンセント(代表取締役社長:長谷川敦士)は、2025年11月2日(日)と3日(月・祝)の2日間、東京ポートシティ竹芝(東京都港区)でニューロダイバーシティプロジェクトの活動の一環として開催される展示「みんなの脳世界2025~超多様~」に賛同・協賛し、ブース出展を行います。
展示「みんなの脳世界」は、人間の脳や神経の多様性(ニューロダイバーシティ)への理解と、一人ひとりが自分らしく力を発揮できる社会の構築を目指して2023年から毎年開催されています。人々が生きている各々の世界を「脳世界」と呼び、この脳世界が「個人」と「環境」の相互作用によって構成されるという考えのもと、「多様な世界」「多彩な五感」「個の拡張」「環境の調整」「社会の創造」の5つの展示エリアが設けられ、展示のほか、トークセッションやワークショップなどが実施されます。2024年には、産官学の多様な55コンテンツが展示され、子どもから大人まで幅広い層の方々が2日間でのべ1万6,252人来場しました。

より
コンセントは、アクセシビリティやユニバーサルデザイン、バリアフリーをはじめ、さまざまな領域で、一人ひとりの心理的・身体的な多様性を捉えることで潜在課題や解決策を見つけ出し、多様な人と共創・協働しながら解決していくインクルーシブデザインに取り組んでいます。
こうした背景から、ニューロダイバーシティプロジェクト「みんなの脳世界2025~超多様~」に協賛し、ブース「今、自分に見えている世界の外側に気づく Diversity Warming-Up Tool [β-version]」を「多様な世界」エリアに出展します。
![今、自分に見えている世界の外側に気づく Diversity Warming-Up Tool [β-version]](/wp-content/uploads/2025/10/minnou2025_02.jpg)
コンセントのサービスデザイナー/インクルーシブデザイナーの中安晶と、コンテンツデザイナー安藤和佳、サービスデザイナー近藤稜子、サービスデザイナー/UX/UIデザイナー佐々木未来也は、日々の暮らしの中では想像しやすい人や場面、価値観に目を向けがちであることに着目。「いつもの想像の枠」の外に出て、文化や環境、価値観や特性が入り交じる世界を広く見渡すきっかけとなるよう検討・制作しているワークショップおよびツールについてご紹介します。
また、同じ「多様な世界」エリアのブース「文字の世界をカスタマイズ!ディスレクシア体験」は、株式会社モリサワ、学校法人武蔵野美術大学、国立大学法人東京科学大学、コンセントで共同研究を進めるディスレクシア(読字障害)の社会モデルデザインプロジェクトによる出展となります。このブースでは来場者が「読みやすい」と感じるレイアウトやフォントを選び、自分に合った読みの形を探す体験が提供されます。
「みんなの脳世界2025~超多様~」開催概要
【開催日】2025年11月2日(日)、3日(月・祝)11:00〜17:00
【会場】東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー1階 ポートホール(東京都港区海岸1-7-1)
【入場料】無料
【公式サイト】
コンセントのブース概要
■今、自分に見えている世界の外側に気づく Diversity Warming-Up Tool[β-version]
ふだん見ている・とらえている世界は、実はほんの一部。私たちはどうしても、日々の暮らしの中で想像しやすい人や場面、価値観に目を向けがちです。
身近にいてもあまり関わる機会のない人、これから出会う人、何かを伝えたり届けたりしたい相手のことを考えるには、その「いつもの想像の枠」から少し外に出て、文化や環境、価値観や特性が入り交じる世界を広く見渡してみることが大切なのではないでしょうか。
自分でも気づかないうちに形づくっている枠に気づき、その外へ一歩踏み出すきっかけになればと、このDiversity Warming-Up Toolをつくっています。
どうぞ気軽に、ブースに立ち寄り意見を聞かせてください!
モリサワ・武蔵野美術大学・東京科学大学・コンセントのブース概要
■文字の世界をカスタマイズ!ディスレクシア体験
文字の読みやすさは、人によって大きく異なります。ディスレクシア(読字障害)のある人にとっては、文字の大きさや行間、フォントの形が少し変わるだけで「読める/読みにくい」が大きく変わります。ブースでは、来場者が「読みやすい」と感じるレイアウトやフォントを選び、自分に合った読みの形を探す体験ができます。選んだ「あなたのフォントとレイアウト」はおみやげとして持ち帰れます。
この展示は、ディスレクシアの人が日常で感じる「読みやすさのちがい」を、楽しく直感的に体験できる仕組みです。体験を通して、読むことにも人それぞれのスタイルがあることに気づき、多様な脳のあり方を考えてみましょう。