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コンセント渡邊課が制作した茶の湯VR作品「the CIRCLE」がNEUUで上映

「the CIRCLE」の文字が入った動画のスクリーンショット
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2025年10月1日(水)から2026年4月30日(木)まで、小田急電鉄株式会社(以下、小田急電鉄)が運営するXR施設「NEUU」で、コンセントの「渡邊課」が制作した茶の湯VR作品「the CIRCLE」が上映されます。

「NEUU」は、小田急電鉄が新宿西口再開発の一環として2022年に開設したXR施設で、「学び」と「遊び」をキーワードに誰もが先端技術を体験できる拠点です。これまでに延べ12,000名以上が来館し、国内外の良質なVR作品を気軽に楽しめる場であるとともに、制作企業のショーケースとしても機能し、来場者とクリエイター双方に新宿ならではの体験価値を提供しています。

「the CIRCLE」は、日本の総合芸術「茶の湯」にVRという先端テクノロジーを掛け合わせることで生まれた、日本文化と和の精神世界を現代に継承する作品です。本展示では実際に畳の上で茶会の客人の視点で視聴体験ができ、畳の質感や井草の香りと共に作品の世界観をお楽しみいただけます。

「the CIRCLE」概要

■体験時間:10分
■音声:英語(字幕無し)

コロナ禍の期間、人々は集うことを制限され、直接顔を合わせて得られていたつながりは次第に希薄になりました。精神的な充足を求める動きが高まる今、茶の湯とVRが出会い、新しい集いの形を提案します。茶の湯は14世紀に始まり、時代の変化に合わせて姿を変えながら、人が心を通わせる場として受け継がれてきました。亭主が茶を振る舞い、客人がそれをいただく――わずか四畳半の空間で交わされるやりとりの中に、「一座建立」と呼ばれる一体感が生まれます。本作は、その茶会を現代的に解釈し、客人の視点で体験できるVRコンテンツです。ライブ体験をデジタルにパッケージすることで、鑑賞者は時と場所を超え、目の前に広がる四畳半の茶室に招かれたかのような感覚を得ます。感覚をハッキングするVRがもたらすのは、デジタル空間でありながら茶の湯そのものの一体感。伝統とテクノロジーが交差するこの体験が、人と人がつながる喜びを現代に蘇らせます。

■クレジット

  • ディレクター:渡邊 徹(株式会社コンセント 渡邊課)
  • アシスタントディレクター:峰 槙吾(株式会社コンセント 渡邊課)
  • プロデューサー:青木晃治(株式会社コンセント 渡邊課)
  • アソシエイトプロデューサー:宇野景太氏(株式会社無茶苦茶)
  • 制作:渡邊課(株式会社コンセント)、株式会社無茶苦茶
  • 茶の湯監修:松村宗亮氏
  • 茶人:松村宗亮氏
  • 華道家:萩原亮大氏
  • 書道家:MAMIMOZI
  • キャスト:MOMOCO
         Kaede Miki
  • ナレーション:吉開清人氏

上映の概要

【期間】2025年10月1日(水)~2026年4月30日(木)10:00〜20:00(最終受付)
【会場】XR Communication Hub「NEUU」(東京都新宿区西新宿1-5-11
【チケット】EMotによる事前予約制(事前決済)

※10月1日(水)10:00より発売開始
※当日はNEUU受付にて残数がある場合のみ販売(キャッシュレス決済のみ対応)

【費用】1,200円(税込)
【詳細】https://neuu.jp/posts_c/thecircle

[ 株式会社コンセントについて ]

コンセントは「デザインでひらく、デザインをひらく」をミッションに、企業や行政と伴走し活動を支えるデザイン会社です。
デザイン経営や事業開発、マーケティングやブランディング、クリエイティブ開発等において、サービスデザインの視点と技術を生かして戦略策定から実行まで一貫して支援しています。また、誰もがデザインについて学べる「コンセントデザインスクール」の運営等を通して「デザインの知の活用」を広く共有しています。生活者一人ひとりがデザインの視点を身につけ、問題解決に役立てられる社会となることを目指して活動しています。

会社名:株式会社コンセント
所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-20-6 プレファス恵比寿南
設立:1973年12月
代表者:代表取締役社長 長谷川敦士
事業内容:デザイン経営支援、事業開発や成長支援、デザイン組織や業務の構築支援、サービスデザイン、ブランディング支援、デジタルメディア開発、クリエイティブ開発

[ コンセント「渡邊課」について ]

映像演出・立体視・VRに精通したクリエイティブディレクター・渡邊徹が率いるイマーシブ映像チーム。空間の奥行きや視線誘導まで計算された没入体験の設計力に定評があり、映画・医療・教育・観光・社会課題など多様な領域で豊富な実績をもつ。商業性・芸術性・社会性の3軸をバランスよく融合し、「映像としての質」と「体験としての質」を両立する表現を強みとする。国際映画祭での上映実績をはじめ、海外からの評価も得ている。
渡邊課:https://www.concentinc.jp/solution/watanabe-ka/

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