開催日:2019.7.3(水)終了しました
長編VR映画のための演出研究会「VRならではの映像表現ってなんだ?」を開催
2019年7月3日にコンセントの全天球映像作家「渡邊課」とPanoramania Inc.共催の、長編VR映画のための演出研究会「VRならではの映像表現ってなんだ?」第1回をamuで開催します。
海外の主要な国際映画祭では長編VR映画のコンペティション部門が設立されている中、そもそも日本には長編VR映像作品自体がほとんど生まれていません。その背景には、長編VR映像作品を作るために必要な「演出技法」に関する公開されている日本語ドキュメントが、ほぼ無いという課題がみえます。そして、質のよい長編VR映像作品が、より幅広いジャンルの映像作家や映像作家を目指す人によってつくられるためには、業界の見本になるような作品を批評するメディアが必要です。さらに、優れた有料VR映像作品の購入が習慣化されることも、とても大事ではないでしょうか。
本イベントは、課題として発表される既存の長編VR映像2作品を、参加者があらかじめ購入・視聴し、その感想や演出に対する発見を各自で持ち寄り、議論する場として開催します。毎月、長編VR映像作品の合評を1作品1時間ずつ、計2時間のイベントとして東京と京都の2つの会場で行います。2019年6月から11月にかけて、各会場で全6回の開催を予定しています。
東京ではVR映画プロデューサーのKatsutoshi Machiba氏と、コンセントの全天球映像作家「渡邊課」課長の渡邊徹と越後龍一が講師を務めます。京都ではPanoramania Inc.の二宮章氏とサウンドエンジニアの田口賢一氏が講師を務めます。第1回の課題作品は「ウルトラマンゼロVR」「MIYUBI」です。なお、いずれの会場でもライブ配信を予定しており、遠方からコメントでの参加が可能です。
多くの人とディスカッションすることにより、個人だけでは気付かない、より広くて深い考察を集めることが本企画の主旨です。演出レパートリーの蓄積のため、ライブ配信映像のほか、イベントの内容をテキスト化して検索ができるようなアーカイブズも作成する予定です。
[ 株式会社コンセント 全天球映像作家チーム「渡邊課」について ]
実写VR映像制作を専門に活動するチーム、全天球映像作家「渡邊課」。"見回す必然" をテーマに、視聴者に没入感を伴った映像体験を企画し、撮影、制作を行っている。 渡邊徹、山本勲、越後龍一が所属。
[ 開催概要 ]
イベント名称 | VRならではの映像表現ってなんだ? #1 |
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日時 | 2019年7月3日(水)19:00〜21:00 (開場18:00) ※21:00からは懇親会を予定しています。 |
会場 | amu(東京都渋谷区恵比寿西1-17-2) ※CONCENT Service Design Div. オフィス内 ( ) |
定員 | 30名 |
参加費 | 無料 ※投げ銭システムを導入予定です。 ※懇親会は別途参加費が必要です。 |
主催 | Panoramania Inc./渡邊課 |
詳細・お申し込み | なお、詳細は にてご確認をお願いいたします。 当日は にて360VRライブ配信を予定しています。 |
より参加お申し込みをお願いいたします。
[ プログラム ]
- 18:00
- 開場 デモンストレーション体験
- 19:00〜21:00
- 本編 作品概要紹介/視点の考察/機材の考察
- 21:00〜
- 懇親会
スピーカープロフィール
渡邊 徹(Toru Watanabe)
全天球映像作家「渡邊課」課長
紙とWEBのデザイナーからキャリアをスタート。社内ラボとして360度VR(全天球)の制作を2015年に開始。チーム「渡邊課」では「ビジュアル言語のあらたな可能性」を通して、情報体験の在り方を追求し、さまざまなユーザーのタッチポイントで起こる体験から逆算した企画をつくり、VR実写映像の撮影、編集までを行っている。