開催日:2025.10.7(火)
『DESIGN AND PEOPLE Issue No. 2|他者たちとどう生きるか』刊行記念トークイベント「教授たちと新しいデザイン学を考える」を青山ブックセンターにて開催

『DESIGN AND PEOPLE』は、さまざまな領域の専門家やデザインの当事者による《対話とエセー》を通して、デザインの在り方をじっくりと考え、人と人、産業と産業のゆるやかなつなぎ直しの契機を模索すべく創刊したデザイン誌です。2025年8月発売の第2号となるIssue No.2では、デザイナーや研究者、行政官をはじめとした、「分断の時代」と言われる今を生きる31名の専門家の批評性と生活史が交錯する対話とエセー、書評を収録しています。
今回の刊行記念イベントは、Issue No.2の著者陣の中から、「デザイン学の再構築」を提唱し、2026年4月に新設予定の立命館大学デザイン・アート学部の開設準備を主導してきた八重樫文氏、筑波大学で社会学を教える加島卓氏、多摩美術大学でグラフィックデザインを教える佐賀一郎氏、武蔵野美術大学で芸術文化を教える古賀稔章氏の4名をお迎えしたパネルディスカッションです。
科学も芸術も、哲学も一つに含みもつ学問としての「新しいデザイン学」について語り合っていただく他、それぞれが所属されている大学・大学院・学部・学科での実践や将来の展望などについてもおうかがいしていく予定ですので、オープンキャンパス番外地としてもご来場ください。終了後には4名の登壇者の方々との懇親会の時間も設ける予定です。当日のモデレータは、『DESIGN AND PEOPLE』編集長のコンセント吉田知哉が務めます。
[ 開催概要 ]
イベント名称 | 『DESIGN AND PEOPLE Issue No. 2|他者たちとどう生きるか』刊行記念 「教授たちと新しいデザイン学を考える」 〜八重樫文(立命館大学)× 加島卓(筑波大学)× 佐賀一郎(多摩美術大学)× 古賀稔章(武蔵野美術大学)トークイベント〜 |
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日時 | 2025年10月7日(火)19:00~20:30(開場 18:30~) |
会場 | (東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山ガーデンフロア B2F) |
大教室
定員 | 100名 |
参加費 | 1,650円(税込) |
主催・運営 | 青山ブックセンター |
企画 | 株式会社コンセント |
詳細・お申し込み |
パネリストプロフィール(敬称略)
八重樫 文(YAEGASHI Kazaru)
デザイン学研究者/立命館大学 経営学部教授東京大学大学院学際情報学府修了。2007年に立命館大学に着任。現在、2026年新設予定のデザイン・アート学部、及び研究科の設置準備を主導。社会生活全般におけるデザインの意味と役割を理論的・実践的に研究している。著書として『新しいリーダーシップをデザインする』(新曜社、大西みつるとの共著)など。
加島 卓(KASHIMA Takashi)
社会学者/博士(学際情報学)/筑波大学 人文社会系教授専門は、メディア論、社会学、広告史、デザイン史。著書に『〈広告制作者〉の歴史社会学 近代日本における個人と組織をめぐる揺らぎ』(せりか書房)、『オリンピック・デザイン・マーケティング エンブレム問題からオープンデザインヘ』(河出書房新社)がある。
佐賀一郎(SAGA Ichiro)
デザイン研究者/博士(美術)/多摩美術大学 グラフィックデザイン学科准教授専門は近代デザイン史、およびビジュアルデザインとタイポグラフィの理論と実践。監訳・解題にヨゼフ・ミューラー゠ブロックマン自伝『遊びある真剣、真剣な遊び、私の人生 解題:美学としてのグリッドシステム』(ビー・エヌ・エヌ新社)がある。
古賀稔章(KOGA Toshiaki)
視覚文化研究者/武蔵野美術大学 芸術文化学科准教授東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得満期退学。デザイン誌『アイデア』の編集者を務めた後、経済産業省特許庁にて、デザインの審査業務、国際デザインフォーラムの創設、令和元年意匠法改正などのデザイン行政に携わる。2022年、武蔵野美術大学芸術文化学科准教授に着任。
モデレータープロフィール
吉田知哉(YOSHIDA Tomoya)
編集者、クリエイティブディレクター/株式会社コンセントデザイン誌『DESIGN AND PEOPLE』編集長。Design Leadership部門所属。
編集とメディア戦略支援等に従事。ジョルジョ・マッフェイ『ブルーノ・ムナーリの本たち』、森岡督行『BOOKS ON JAPAN 1931‒1972 日本の対外宣伝グラフ誌』、ヨゼフ・ミューラー゠ブロックマン『遊びある真剣、真剣な遊び、私の人生 解題:美学としてのグリッドシステム』(以上、いずれもビー・エヌ・エヌ新社)、岡秀行『包:日本の伝統パッケージ、その原点とデザイン』(コンセント)など、デザイン関連書を数多く手がける。株式会社森岡書店 共同経営者。
書誌情報
『DESIGN AND PEOPLE Issue No.2|他者たちとどう生きるか』(コンセント)

デザインやクリエイティブへの問いを抱えながら、自分の仕事と生活、興味関心、研究テーマ、時事問題についてを語る、書く──《対話とエセー》によるデザイン誌。 不安と欲望で断片化していく社会を、それでも功罪相半ばするデザインがつないでいく──デザイナー、クリエイター、エンジニア、研究者、建築家、装丁家、イラストレーター、作家、編集者、行政官などたちが、一生活者としての戸惑いと希望を言葉にする、対話9篇とエセー8篇。デザインの鍵を探る書評6篇も掲載。
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