VRLU   VR映像を活用した完全没頭型eラーニングコンテンツの制作

画像:制作したVR映像を活用しているeラーニングコンテンツを、VR機器に投影している様子。 今回制作した2クラスのうち、ダンスレッスンの1シーンが映し出されている。

VR映像を使ったeラーニングの可能性をひらく

韓国・アメリカを中心にVRを利用したeラーニングやエンタメコンテンツを提供しているVRLU様(以下、VRLU)が日本発コンテンツとして、各業界の著名人やエキスパートによる自己啓発・知識・レッスン・学びを提供しています。今回、プロダンサー・KO-TANG氏、写真家・萩庭桂太氏を起用した完全没頭型トレーニングコンテンツの撮影・映像制作を、実写VR映像を中心に企画・撮影・制作を手掛ける渡邊課が担当しました。

  • 映像
  • メディア・コンテンツ開発
  • クリエイティブ開発

[ プロジェクトのポイント ]

  • オンラインでもユーザーに能動的動作を促せるVRだからこそのeラーニング映像
  • リアルな体感を伴うユーザー体験を設計した映像制作

プロジェクトの背景

VRLUのeラーニングは、エンタメ・教育といったジャンルが充実していることに加え、講師に一流の著名人を招いていることが特長です。ユーザーが、まるでマンツーマンでその講師らのレッスンを受けている感覚になれる没入感の高い映像が最大の魅力となり人気を集めています。2021年に開始された日本での配信に際し、日本人講師によるレッスンを拡充することになり、渡邊課では、ダンス・写真とジャンルの異なった2クラスの映像制作を行いました。

問題解決までのアプローチ

従来のeラーニングとVRを活用したeラーニングの大きな違いは、ユーザーが前後左右360度奥行きを伴った空間を把握しながら自ら視点を動かし、能動的な体験ができることにあります。

今回の制作では特に、講師が撮影空間内をどのように動くとユーザーがより臨場感を得られるのか、講師はカメラに対してどの程度の距離感で話すべきなのか、どのように視線を向け、立ち振る舞うとユーザーの関心を引くことができるのか。それらの観点で、撮影時の動線設計やディレクションを行いました。

写真

ダンスレッスンの撮影風景。360度撮影できるカメラに対して、撮影空間内の動線を確認している様子。

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写真レッスンの撮影風景。360度撮影できるカメラに対して、距離感や立ち振る舞いを確認している様子。

クリエイティブのポイント

ダンスレッスンのコンテンツでは、講師とアシスタントを配置し、身体全体の使い方が把握できるよう両者の全身を映しています。ユーザー自身が気になる部分に視線を向けることで、自由にその動きを確認することができます。全身を捉えた撮影をすることで、ダンスの動きが的確に伝わる映像になっています。

画像:VR映像を2つのシーン画像で紹介

ダンスレッスン実際のVR映像

撮影レッスンのコンテンツでは、講師による解説パートとユーザーがともに撮影を試せる実践パートを織り交ぜて構成。各パートのレッスンを受けることで、実際の仕事現場にプロのフォトグラファーと一緒に立ち会っているような体験ができる映像に仕上がりました。

画像:VR映像を2つのシーン画像で紹介

写真レッスン実際のVR映像

コロナ禍(2022年制作時)において実際に対面するレッスンの機会が失われる中、臨場感あふれるレッスン体験を届けられるよう、講師とともにVRの特長を生かす構成と演出を検討し制作しました。ユーザーは、一方的に映像を受容する「観客」としてそこにいるのではなく、同じ空間を共有し、講師と一緒に“能動的”にレッスンをしている。そんな「デジタル化された実体験」とも言えるのが、VR映像コンテンツの大きな魅力の1つです。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 VRLU Japan 様

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