株式会社コンセント(本社:東京都渋谷区、代表:長谷川敦士、以下コンセント)は、「デザインで社会をひらき、デザイン自体の可能性もひらく」というミッションの実現に向けて、誰もがデザインを身近に学び、仕事やキャリアに活かせることを目的とした学校「コンセントデザインスクール」を2021年9月に開校します。開校にあたり、「デザインのこれから」について話題提供しながら考える、コンセント代表取締役社長の長谷川による「2020年代のデザインとは? Design by Peopleの時代へ」を2021年9月28日(火)に開催、8月25日(水)よりエントリーを開始いたします。
ビジネスにおけるデザインの重要性が浸透した今の、社会人の「デザイン」ニーズ
生活者の行動変容、デザイン思考の広がり、2018年5月に経済産業省・特許庁から公表された「デザイン経営」宣言、予測困難なVUCAの時代などを背景に、ビジネスにおけるデザインの重要性は近年高まり続けています。デザイナーに求められる領域の広がりと同時に、ビジネスパーソンにとってデザインは身近なものになり、「デザインとの関わり方」も変化しています。
コンセントではデザインスクールの開校に向け、「ウェブデザイン」「コンテンツ戦略」「プロジェクトデザイン」をテーマとした3つのトライアルプログラムを2021年6月に実施しました。延べ300名を超える参加者の中には、デザイン関連以外の職種の方も多く、職種を問わず「デザインを学ぶことへのニーズ」が広がっていることがうかがえます。さらに延べ250名を超える参加者のアンケートからは、今、デザインの必然性に直面している社会人の共通したニーズが見られ、デザインプロジェクトを通して培われるさまざまな知見や思考プロセスが、多くのビジネスシーンで求められていることがわかりました。
■主なニーズ
- 経営、営業、広報、人事といったデザイン関連以外の職種の社会人の、「デザイン」「デザイナーの考え方」の学びのニーズ
- ウェブディレクター、ウェブデザイナー、SE、マークアップエンジニア、UIデザイナー、UXデザイナー、サービスデザイナーなどのデザインプロジェクトの実務者の、「自分の職種以外の職域」の学びのニーズ
- エディトリアルデザイナーがウェブのデザインの仕事を担当することになったといった、「デザイン領域の広がり」や「緊急性」に起因する学びのニーズ
- 基礎知識の取得、知識を増やしたい、アップデートといった、「キャリアを考えた自律的な成長」に向けた学びのニーズ
「コンセントデザインスクール」の特徴
開校する「コンセントデザインスクール」は、社員が講師となり互いに学び合い新しい視点を獲得することを目的に、2017年にスタートしてこれまで100回以上開催してきた、デザイン会社コンセントの社内研修プログラムをベースにしています。トライアルプログラムで見えた上記のニーズをふまえ、ブラッシュアップして実施します。
■戦略から制作まで、多種多様なプログラム。ニーズに合わせた受講が可能
調査、戦略・コンセプト策定、ユーザー体験(UX)デザイン、UXライティング、ウェブや紙媒体などアウトプットのデザイン、全体のプロジェクト設計、新規事業開発、デザイン組織づくりなど、今、ビジネス現場で求められるデザインの知識やスキルは多岐にわたります。
「コンセントデザインスクール」では、基礎知識から実務に必要な力、思考力、応用力まで学ぶことができるよう、3つのカテゴリーに分かれた多種多様なプログラムを揃えています。プログラム単位で受講できるので、ニーズに合わせて興味のある分野だけ学んでいただくことが可能です。
プログラム「3つのカテゴリー」
Light program:デザインの基本的な考え方や手法を学ぶ(デザインリサーチ基礎、UXデザイン基礎、コンテンツデザイン基礎など)
Regular program:課題を解決する実践的なクリエイティブの力を養う(デザインプロジェクトマネジメント、デザインディレクション、インクルーシブデザインなど)
Bold program:デザインプロジェクトをリードするための包括的視点や戦略的思考を身につける(デザイン経営、サービスデザイン、ウェブガバナンスなど)
■デザインプロジェクトを実際に行っている、各分野のプロフェッショナルによる「現場の知」
プログラムの講師を務めるのはコンセントの社員です。企業や行政・教育機関とのプロジェクトを通し、エディトリアルデザイン、ウェブデザイン、情報アーキテクチャ、ユーザー体験デザイン、サービスデザイン、事業・組織開発におけるデザインリードなど、さまざまなデザイン領域の専門性を高めると同時に、“越境”して活動領域を広げ続けているメンバーが、「理解のしやすさ」「実践につながる」ことを大切に、プログラムを実施いたします。一般論・正論ではない、「現場の知」を具体的にお伝えします。
■低価格・オンライン開催で気軽に受講
プログラムは1回2時間2,500円。月に1度オンラインで開催します。
「デザイナーの思考について知りたい」「社外のスタンダードを聞きたい」「おもしろそう」。そんなニーズに応えられるよう、「デザインに気軽に触れられる場」であることを大切にしています。さらに今後、コンセント社員や参加者同士で気軽に交流できるようなオンラインコミュニティづくりも検討中です。
「デザインのこれからを考える」 スペシャルプログラムを9月28日(火)に開催
コンセントデザインスクールを社会にひらく第一歩として、スペシャルプログラム「2020年代のデザインとは? Design by Peopleの時代へ」を2021年9月28日(火)に開催します。「デザイン」は今どんな局面にありこれからどう拡張していくのか、デザイン実践者やビジネスパーソンに何が求められるのか。デザイン実践者として、またデザイン会社経営者、美術大学教授として、デザインを深化し探求し続けているコンセント代表取締役社長の長谷川が、「これからのデザインへの向き合い方」について話題提供しながらみなさんと一緒に議論を深めていきます。
■2020年代のデザインとは? Design by Peopleの時代へ(Bold program)
日時:2021年9月28日(火)19:00〜21:00
スピーカー:長谷川敦士(インフォメーションアーキテクト/コンセント代表取締役社長/武蔵野美術大学教授)
詳細・お申し込み:
お申し込み開始日:2021年8月25日(水)
2021年10月〜12月実施プログラム一覧
■ユーザーを知るためのインタビュー調査入門(Light program)
日時:2021年10月27日(水)19:00〜21:00
スピーカー:川原田大地(サービスデザイナー)
詳細・お申し込み:
■可能性をひらくインクルーシブデザイン(Regular program)
日時:2021年11月24日(水)19:00〜21:00
スピーカー:佐野実生(インクルーシブデザイナー)
詳細・お申し込み:
■UXとUIのつなぎかた(Regular program)
日時:2021年12月15日(水)19:00〜21:00
スピーカー:石井真奈(UXデザイナー)
※お申し込みは本日よりスタートしています。詳細はコンセントデザインスクールの
※2022年のプログラムも決まり次第随時、コンセントデザインスクールの やコンセントのコーポレートサイト、SNSでお知らせいたします。
デザインの知をひらき、デザインの可能性をともにひらく社会へ
コンセントは、創業以来50年にわたりデザインのプロフェッショナルとして、クリエイティブ開発やコミュニケーション支援、事業・組織開発支援などを通じ、企業や行政・教育機関等の課題を解決し未来をデザインしてきました。同時に、エディトリアルデザインや情報アーキテクチャ(IA)、サービスデザインなど、新しいデザイン領域をつくるとともに社会の生態系におけるデザイナーの役割を定義してきました。
お客さま、パートナーの皆さまとともにさまざまなデザインプロジェクトに取り組み、「越境」と「お互いの意見を尊重し合う」社内文化を背景に異なる職種のメンバーがコラボレーションし、デザインの可能性を広げてきたことで蓄積し続けてこられた現場の知。
この「リアルなデザインの知」をひらき、社会に還元することで、誰もがデザインの知見を身につけ自分と社会に活かせるよう寄与して参ります。
《コンセントデザインスクール 概要》
■正式名称:コンセントデザインスクール(略称:CDS)■開校日:2021年8月25日(水)
■運営:株式会社コンセント
■公式ウェブサイト:
■公式ハッシュタグ:#concent_cds