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成長し続けるチームに不可欠な「土壌」とは──組織変革プログラム「プレイフルキャンプ」の提供を開始

BANI時代のチームと組織に「対話×寄り道」でアプローチ

「対話」と「寄り道」で小さく始める組織変革プログラム「プイレイフルキャンプ」バナー
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株式会社コンセント(本社:東京都渋谷区 代表:長谷川敦士 以下、コンセント)は、混沌の時代の中でもしなやかに適応し、成長し続けていく基盤をつくるための組織変革プログラム「プレイフルキャンプ」を開発し、2026年5月より提供を開始しました。

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組織変革プログラム「プレイフルキャンプ」

こんな課題はありませんか

  • 経営層・事業責任者の方
    • 慣習的な組織文化が根強く、変革のブレーキになっていると感じる
    • 人的資本経営やイノベーション創出のための仕組みづくりが課題
  • プロジェクトやチームをリードする方
    • 部門がサイロ化していて、連携が生まれにくくなっている
    • 多様な働き方が広がる中、自律的な行動を支えるマネジメントの難度が上がっている
  • 人事担当者・HRBPの方
    • 理念浸透などの施策を実施しても、現場の行動変容につながらない
    • 経営戦略と現場の実態との乖離があり、変革が進まない
    • 従業員エンゲージメントが低下し、離職率や採用ハードルが高まっている

多くの組織で変革の必要性が認識されている一方で、さまざまな壁が推進を阻んでいます。それらを乗り越えるためには、個別最適化だけでは不十分です。組織構造や制度・仕組みといったハード面の見直しとともに、考えや行動の前提となる価値観・関係性といったソフト面まで含めた、組織基盤そのものへの働きかけが必要となります。

「プレイフルキャンプ」は、特にその考えや行動の前提部分に着目し、組織が自ら成長し続ける力を育む、変革の基盤をつくるプログラムです。

共創のアプローチ「対話」と探索のアプローチ「寄り道」を通して、「自他理解・揺さぶり・意味づけ・アクション」の好循環を回すことで、チームの関係性と共通言語を生み、変化に柔軟に対応していく力を育んでいきます。研修として実施したり、日々の打ち合わせをはじめとしたコミュニケーションに取り入れたりと、それぞれの組織の状況や課題に合わせて、内容や実施方法をカスタマイズすることが可能です。

「対話×寄り道」で変化への対応力を生み出す方法。対話と寄り道をかけ合わせながら、「自他理解・揺さぶり・意味づけ・アクション」というサイクルを回す。「対話×寄り道」のサイクル:このサイクルは、関係性の質が思考・行動の質を向上させるという「組織の成功循環モデル」(提唱:ダニエル・キム)を参考にしています。このサイクルを回すことで、組織の内発的な変革を後押しします。①「自他理解」関係性の再構築:自分や他者の価値観や前提をひらき、理解を深めることで、変化に向き合い、ともに前に進めるチームの関係性を築く。②「揺さぶり」前提を解きほぐす:新奇性や異質な視点に触れ、それを面白がりながら受けとめることで、固定化した考えをゆるめ、まずは試してみる姿勢をひらく。③「意味づけ」共通認識の形成:得られた気づきや対話をもとに、チームとしての解釈をすり合わせ、共通認識や進む方向性を形づくる。④「アクション」実践の促進:意味づけを具体的な行動に落とし込み、小さな実践と検証を重ねながら、変化を生み出していく。

組織変革プログラム「プレイフルキャンプ」資料より

6つの要素を備えた「土壌」が組織変革の起点となる

組織を取り巻く環境が急速に変化する現代において、合理的な戦略を示すことは、チームや組織を一時的に前進させることはできても、持続的な成長にはつながりにくくなっています。

組織変革には、掲げられた理念や戦略のさらに奥にある「見えない前提」の更新が必要です。組織文化研究で知られる心理学者エドガー・シャイン氏は、組織文化は目に見える構造や制度の背後にある「無意識の前提(基本的前提)」によって形づくられると述べています。意識すらされることなく、“当たり前”に共有された常識や信念、および思考がチームや組織を動かす起点なのです。

[参考文献]
エドガー・シャイン、ピーター・シャイン著、宇田理監修・監訳(2025)『組織文化とリーダーシップ【原著第5版】』白桃書房

コンセントでは、この前提を「土壌」と捉え、よりよい状態に向けて好循環を続けていく組織の土壌に欠かせない要素を下記のように整理しました。これらに働きかけるプログラムとして「プレイフルキャンプ」を開発しています。

組織の土壌に不可欠な「安心要素」と「遊び要素」

  • 安心要素
    • 自己認識
      自分を理解できている状態。自分の考え方や価値観を客観的に捉えられている
    • 関係性
      安心して協働できる状態。立場や役割を超え、信頼を前提に対話と協力ができている
    • 共通認識
      同じ方向を見ることができている状態。目指す未来や価値基準について、互いに共有できている
  • 遊び要素
    • 気軽さ
      柔軟に考え動ける状態。完璧を求めすぎず、まずは試してみることができる
    • 異質性
      違う視点を受け入れられる状態。ノイズやズレを排除せず、可能性として捉えられている
    • 面白がる
      変化を楽しめる状態。好奇心がひらかれ、日常の中に面白さを見出せている

混沌の時代を生き抜くための「BANI+」。実践の鍵は「対話×寄り道」

組織においてすべての起点となる土壌を、単発の取り組みで一変させること、また良い状態を維持していくことは非常に困難です。安心要素である「自己認識」「関係性」「共通認識」と、遊び要素である「気軽さ」「異質性」「面白がる」を育み、安心して話し動ける土壌へ、違和感や変化を前向きに楽しむことができる土壌へと、少しずつ耕し続けていく必要があります。

そこで私たちが採用したのが、関係性と意味を編み直す「対話」と、固定化した前提をゆるめる「寄り道」を掛け合わせたアプローチです。

「対話」では、自己認識を高めながら、他者との関係性を構築・強化し、組織としての共通認識を醸成・更新していきます。加えて創作や発想の「寄り道」を意図的に取り入れ、新奇性や異質性のあるものを面白がる姿勢や寛容さ、まずは気軽に試してみるといったマインドや態度を育てていきます。

このアプローチは、「Positive BANI(ポジティブ・バニ)」(以下、「BANI+」)実践への布石になります。

「BANI」は、未来学者ジャメイ・カシオ氏によって開発された概念で、「脆弱な(Brittle)、不安な(Anxious)、非線形な(Nonlinear)、理解不能な(Incomprehensible)」の頭文字をとり、理解することすらできない「混沌の時代」を表しています。この混沌の時代に対する姿勢としてカシオ氏らが提唱したのが「BANI+」です。同じ頭文字をもつ「しなやかな(Bendable)、気配りのある(Attentive)、神経の柔軟な(Neuroflexible)、相互接続の(Interconnected)」を指します。

「BANI」「BANI+」が示唆するのは、組織にも前提の見直しや、変化へのしなやかな対応力が求められているということです。混沌が組織や個人を揺るがすこと、環境が大きく変わっていく中で従来のやり方や考え方を踏襲してしまうことのリスク、これまでのリーダーシップや組織のあり方が通用しなくなることへの警鐘が鳴らされています。

混沌の時代において、柔軟性のある回復力、思いやりのある共感、即興的な思考、包括的な視点がより重要度を増しており、「プレイフルキャンプ」の「対話×寄り道」によって、これらの素地を養うことができるのです。

[参考文献]
ジャメイ・カシオ著(2020)「Facing the Age of Chaos」
ジャメイ・カシオ著(2025)「BANI 2025 — an Overview」
・藤本英樹著(2026)『Positive BANIで読み解く日本の未来:混沌の時代を超える、レジリエント・リーダーシップ』Independently published(Amazon Kindle Direct Publishing)

組織の状況や課題に合わせて始められる3つの導入モデル

プレイフルキャンプの基本プロセス。プレイフルキャンプは、組織の現状を見つめるところから始まり、対話と寄り道を通じて変化に対応できる力を育み、日常の行動として根づかせていきます。01:組織の現状を観察し課題を可視化する「観察」。アクティビティ例:現状把握リサーチ、課題の構造化整理。02:「対話」と「寄り道」を通じて、変革のための好循環を生み出す。アクティビティ例:対話型ワークショップ、探索フィールドワーク。03:生まれた変化を日常の行動や仕組みに落とし込み、組織に「定着」させる。アクティビティ例:変化の計測/定点観測、活動ロードマップ設計。

「プレイフルキャンプ」は、「観察」に始まり、各組織の状況や課題に合わせカスタマイズして「対話」と「寄り道」を繰り返しながら、生まれた変化を「定着」させていくプログラムです。具体的にどのような導入方法があるのかを、株式会社竹中庭園緑化様との実践を例にご紹介します。

モデル1【集中型プログラム】優先すべき課題に深く働きかける

これまで培ってきた強みや価値観を大切にしながら、変化の激しい時代に対応していく組織になっていくことを目指した全4回の集中プログラム。部門長・幹部会メンバーを対象に「Step1:自己の可視化」「Step2:視点の探索」「Step3:共通言語の創出」「Step4:変革への仕組み化」(各回90〜120分)を約半年間開催しました。プログラムの前後で参加者へのアセスメント調査を実施し、変化を定量・定性で可視化。異なる価値観の受容や共感、部門を超えた相互理解が進み、「自分たちが変えていく」という当事者意識が醸成されました。

プログラムの実施ケース。過去に実施した全4回のプログラムをもとにしたステップの一例。実際のプログラム提供時は、各組織の状況や課題に応じた柔軟なご提案が可能。背景:成功体験による慣習や価値観が根づいており、柔軟な発想や変化への素早い対応が 難しい状況にあった。変革を先導するマネージャー層は失敗への懸念から、主体的な行動に踏み出しにくい傾向を示していた。内容:組織のマネージャー層を起点にした組織変革プログラムを実施。参加者一人ひとりが「組織変革の担い手」としての自覚をもち、日常の判断や行動の中で、組織のありたい姿を体現していく土壌をつくる。概要:内容:対話・創作型ワークショップ/形式:オンライン、オフライン/期間・回数:約半年間・全4回/対象:マネージャー層18 名。ステップ:「Step1:自己の可視化」自分の根っこを深掘る。「Step2:視点の探索」組織の空気を揺さぶる。「Step3:共通言語の創出」未来への種を言葉にする。「Step4:変革への仕組み化」アクションを根づかせる。

ワークショップ具体例「Step2:視点の探索」

  • 目的:
    • 個人の「働く意味」と組織の「ありたい姿」を創作しながら可視化する
  • 内容:
    • ワーク1:自分の働く意味や理由を、モールや色紙などさまざまな素材を用いてオリジナルの植物として表現する個人ワーク。「働くこと」を内省する行為と形にするプロセスを経て、それぞれの考えたことを共有
    • ワーク2:「理想の職場」をチームで共創。複数人のチームになり、つくった植物をもち寄り、植物園として表した
Step2:組織の空気を揺さぶる「視点の探索」。プログラム概要:形式:創作型ワークショップ、時間:120分、場所:オフライン、対象:マネージャー層18名。参加者の変化:立場の違いや関係性をあらためて見つめ直し、組織を「自分ごと」として捉えるきっかけに。モールや色紙などをつかって創作している様子やつくったオリジナルの植物の写真が複数掲載されている。

言葉で伝えることだけに終始せず、手を動かし形にする/見立てるなどの「寄り道」をしながら、自分の考えをあらためて見つめたり、他者と共有したりといった「対話」を重ねた

参加者アンケート分析

  • 関係性の質の変化
    8割以上が「メンバーの価値観や考え方について理解が深まった」と実感
  • 共通認識の形成
    メンバー間の「共通認識の土壌が形成された」と感じる割合は実施前後で1.2倍に向上
  • 組織変革への手応えの獲得
    7割以上が「組織の理想の姿に向けて小さなアクションができた」と実感

参加者コメント(一部抜粋):

  • 対話を通じて共通認識はお互いもてていると感じた
  • 行動と反省を繰り返して、自身も組織も良い方向に向かっていけそう
  • 少しの変化のきっかけで大きく変わることがあると感じることができた
  • もっと良いチームになれる可能性があるなと思った
  • 組織に対する思い入れがあるのを知ることができた
プログラム実施後の変化と成果。「着実に『変革の土壌』が醸成され、定着に向けた動きが始まりました。部門長からの働きかけを通じて、若手層の主体的な動きへと広がっています」とまとめている。

プログラム実施前後に参加者へ実施したアセスメント調査をもとに、変化・成果を分析・抽出

[関連リンク]
竹中庭園緑化 寄り道と対話による組織の未来探索プロジェクト|事例紹介|株式会社コンセント

モデル2【日常実践ツール】業務の中に余白を取り入れ小さく始める

会社案内リニューアルプロジェクトにおいて、創造性あるチームづくりに活用できるMiroテンプレート「プレイフルボックス」(開発:コンセント)を使ったアイスブレイクをミーティング冒頭の5〜10分で毎回実施。プロジェクトメンバーの関係性や理解が深まり、プロジェクト自体やミーティングに対する心理的安全性が生まれました。メンバー一人ひとりの持ち味が発揮されることで、これまでにない会社案内という成果を得るに至りました。

「プレイフルボックス」のさまざまなワークシートが並んでいる。

コンセントで開発し、オンラインホワイトボードMiroのテンプレートとして公開している「プレイフルボックス」

[関連リンク]
竹中庭園緑化 利用シーンに合わせ、カスタマイズを可能にした会社案内リニューアル|事例紹介|株式会社コンセント

モデル3【伴走アドバイザリー】継続的支援で実行の質を高める

社内で当たり前になっている前提や立場等を超えた第三者であるコンセントのメンバーが一定期間深くコミットすることで、フラットな対話を生み、実効性と継続性を担保します。ブランディングと組織変革に取り組む中で、毎週〜隔週の定例ミーティングを実施。状況や進捗を確認しながら、客観的な視点から組織の課題感を整理し、次の打ち手を共に設計しています。

株式会社竹中庭園緑化 油井愼子様からのコメント

部門長から社員への仕事の任せ方が変わってきたように思います。こうしなさいと指示を出すのではなく、可能な限り自分たちで考えてもらったり、新しい意見を取り入れてみたり。(中略)

劇的に変わることだけが変革ではなくて、社員一人ひとりが考え方をほぐし、想像し、それらが融合することで、少しずつでも心地よいスピード感で組織のありたい姿に近づける、それも変革の一部なんだなということが実感できました。

「意味づけ」と「仲間づくり」が組織変革の鍵 竹中庭園緑化×コンセントの土壌づくりの取り組み|ひらくデザイン|株式会社コンセントより抜粋

これから組織づくりに取り組もうとされている方、すでに着手していたものの思うように進まない方、これまでとは違った新しい切り口の施策を試みたい方──。組織の土壌づくりに一緒に取り組んでみませんか。

[ 本プログラムの導入や組織支援等のご相談 ]

下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
https://www.concentinc.jp/contact/
(担当:クリエイティブディレクター 中條隆彰)

[ 本プログラムの取材等のお問い合わせ ]

株式会社コンセント
PR/広報 前田瑞穂、岩楯ユカ
E-mail:mktg@concentinc.jp
TEL:03-5725-0115(代表)

[ 株式会社コンセントについて ]

コンセントは「デザインでひらく、デザインをひらく」をミッションに、企業や行政と伴走し活動を支えるデザイン会社です。
デザイン経営や事業開発、マーケティングやブランディング、クリエイティブ開発等において、サービスデザインの視点と技術を生かして戦略策定から実行まで一貫して支援しています。また、誰もがデザインについて学べる「コンセントデザインスクール」の運営等を通して「デザインの知の活用」を広く共有しています。生活者一人ひとりがデザインの視点を身につけ、問題解決に役立てられる社会となることを目指して活動しています。

会社名:株式会社コンセント
所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-20-6 プレファス恵比寿南ビル
設立:1973年12月
代表者:代表取締役社長 長谷川敦士
事業内容:デザイン経営支援、事業開発や成長支援、デザイン組織や業務の構築支援、サービスデザイン、ブランディング支援、デジタルメディア開発、クリエイティブ開発

詳細・資料ダウンロードはこちら(形式:PDF、容量:4.5MB)

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