「花とみどりと呼吸をあわせる」
ここにしかない世界観の構築
花とみどりのプロフェッショナルとして、観葉植物のリース、造園・植栽管理、ブライダル、販売事業などを提供している株式会社竹中庭園緑化様(以下、竹中庭園緑化)。コンセントは対面での営業活動を支援するために、企業コンセプトや事業内容を伝える会社案内のリニューアル制作を行いました。
- 広報ツール
- 販促ツール
- ブランディング支援
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- インタビューを通じて会社案内の要件を定義する
- プロジェクトメンバーの一体感を生み、主体性を引き出す場づくり
- 「らしさ」と「使い勝手」を両立したカスタマイズ性の高いクリエイティブ
プロジェクトの背景
竹中庭園緑化はこれまでも会社案内を制作し利用していましたが、カタログやチラシなど他のツールもある中で、会社案内ならではの効果的な活用ができていないのではないか?という課題意識を抱えていました。また、各ツールのクリエイティブに一貫性が乏しいため、会社案内制作を起点に世界観の統一を目指したいという意図もありました。そのため、世界観の礎となる「竹中庭園緑化らしさ」とは何か、会社案内の利用シーンでどのようなコミュニケーションを実現したいかについて明らかにすることからプロジェクトを開始しました。
問題解決までのアプローチ
アプローチ1:インタビューを通じて要件を定義する
最初に社長、営業職、企画職など総勢12名に対する現状把握のためのインタビューを実施。さまざまな立場の方が考える竹中庭園緑化らしさとは何か、会社案内をどのように利用しているかについての探索を行いました。その結果、らしさの表現として「竹中庭園緑化で働く従業員の人柄」「植物に向き合う人間性」が伝わることが重要であること、また会社案内の利用シーンは立場によりさまざまなので、各自が自分なりの使い方ができる「カスタマイズ性の高さ」を要件として定義しました。
インタビューを踏まえた上で、これまで築いてきた企業活動の独自性や提供価値を整理した。
コミュニケーションにおいて効果的なストーリーテリングやコンテンツの検討を行いながら、会社案内の方向性を定めていった。
アプローチ2:プロジェクトメンバーの一体感を生み、主体性を引き出す場づくり
「竹中庭園緑化で働く従業員の人柄」「植物に向き合う人間性」が伝わる会社案内にするために、制作過程においてもプロジェクトメンバー一人ひとりの個性が発揮できる環境づくりを重要視しました。一例として、定例会議の冒頭にチェックインの時間を設け、毎回テーマを変えた自己紹介ワークを実施しました。「自分を植物に例えると?」「今の気分をアイコンにすると?」「カスタムで選んだ写真を使って自己紹介」などの問いを設け、メンバー各自の興味関心や着眼点などをお互いに知るための取り組みです。
チェックインの時間で行われた「2つの写真を使って自分の意外な一面を紹介する」ワーク。これらは創造性あるチームづくりのためのツール「プレイフルボックス」で実際に体験できる。
こうしたプロセスを通じて会議での心理的安全性が保たれ、各自が思いついたアイデアを気軽に発しやすくなる環境でプロジェクトを進めることができます。結果的に、メンバーそれぞれの個性が発揮された会社案内になりました。
クリエイティブのポイント
「カスタマイズ性の高い会社案内」を実現するため、蛇腹折りの体裁を採用しました。表面では企業コンセプトを、裏面では事業内容を中心に紹介しており、広げ方やめくり方を工夫することで使う人によって説明の順番が変えられる構成です。
使う人によってアレンジができる構成。事業内容をカテゴリに分けて説明しやすいよう、小口に段差のある仕様にした。
また、「人間性」の表現として竹中庭園緑化とお客様、パートナー、施設などステークホルダーの全体像を可視化した循環図を制作。事業領域が広い竹中庭園緑化だからこそできる、サービスの連携から提供までの一貫性をわかりやすく楽しく伝えています。冊子全体にカラフルなイラストを使用し、竹中庭園緑化のブランドイメージを視覚的にも印象づけ定着させることを目指しました。
会社案内と組み合わせて使用できるクリアファイルも世界観を踏襲して制作した。
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 株式会社竹中庭園緑化 様 |
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