開催期間:2025.6.27(金)〜 2025.6.29(日)
日本デザイン学会「第72回春季研究発表大会」で、山本泰子と水藤琴乃がポスター・口頭発表
2025年6月27日(金)から29日(日)の3日間、札幌市⽴⼤学で開催される一般社団法人日本デザイン学会「第72回春季研究発表大会」で、サービスデザイナーの山本泰子と水藤琴乃がポスター・口頭発表を行います。
山本と水藤は、コンセントが支援している花王株式会社のウェブアクセシビリティ推進プロジェクトの実践を踏まえ、「テクノエイブリズムとウェブアクセシビリティ」をテーマに発表します。
「テクノエイブリズム」とは、本来は存在しない「標準的な身体像」が、設計や技術開発の場面で無意識に前提とされ、身体や感覚の多様性が考慮されにくくなるという構造的な偏りを指す概念です。本発表では、「インクルーシブ・ウォークスルー調査」によって明らかになった、ユーザーの語りや行動に見られる意味づけや判断の背景に注目します。また、テクノエイブリズムの視点からこれまでのウェブアクセシビリティの実践を捉え直す試みと、そこから得られた新たな知見を紹介します。
日本デザイン学会 春季研究発表大会は、社会におけるさまざまなデザイン課題に関する研究発表と討論を行い、その成果を公開することでデザイン学の発展に寄与することを目的とした大会で今年72回目を迎えます。「くんずほぐれつ、デザインする」をテーマに、3日間にわたり基調講演や口頭発表、オーガナイズドセッション、ポスターセッションなどが予定されています。
山本と水藤の発表概要
■ポスター発表
【日時】6月28日(土)展示 10:00〜17:00、コアタイム 11:30〜12:30
※コアタイム中は展示ポスターの前で閲覧者とディスカッションを行います。
【場所】札幌市⽴⼤学 芸術の森キャンパス ポスター会場(B棟プラザ)【タイトル】「ウェブアクセシビリティとテクノエイブリズム—インクルーシブ・ウォークスルー調査による実証的検討—」
■口頭発表
【日時】6月29日(日)10:40〜11:00
【場所】札幌市⽴⼤学 芸術の森キャンパス 口頭2会場(C102)
【タイトル】「テクノエイブリズムとウェブアクセシビリティ—インクルーシブ・ウォークスルー調査による実証的検討—」
[ 開催概要 ]
イベント名称 | 日本デザイン学会「第72回春季研究発表大会」 |
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日時 | 2025年6月27日(金)〜29日(日) |
会場 | 札幌市⽴⼤学 |
参加費 |
※当日現地(現金のみ)にてお支払いする場合は、追加手数料1,000円が発生します。 |
主催 | 一般社団法人日本デザイン学会 |
詳細・お申し込み | にてご確認をお願いいたします。 |
プロフィール
山本泰子(YAMAMOTO Yasuko)
株式会社コンセント サービスデザイナー/インクルーシブデザイナー

雑誌や教科書の紙媒体から、ウェブサイトや動画のデジタルコンテンツまで、編集・企画を中心に幅広いコンテンツ制作に携わる。現在は、編集の経験を活かしながら、サービスデザインの視点を取り入れたプロジェクトにも取り組む。インクルーシブデザインを専門とし、多様なユーザーとの協働や参加型のリサーチを実践。デザイン学会や世界デザイン会議、リサーチカンファレンスなどにおいて研究発表も継続して行っている。
HCD-Net認定 人間中心設計専門家/日本ザイン学会 正会員/二級 知的財産管理技能士。
水藤琴乃(SUITO Kotono)
株式会社コンセント サービスデザイナー

武蔵野美術大学デザイン情報学科を卒業後、同大学院造形構想研究科を修了。学生時代はエディトリアルデザインからサービスデザインまで幅広く学び、デザイン態度の浸透について研究。企業への事業開発支援やデザインリサーチを中心に携わっている。