地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(以下、KISTEC)が実施する「令和2年度生活支援ロボットデザイン支援事業」で、コンセントのデザイン企画提案(デザインプロポーザル)が採択されました。
本事業は、神奈川県の「さがみロボット産業特区」における生活支援ロボットの開発・普及支援の一環として、ロボット開発企業とデザイン事業者、KISTECの3者で実施されるものです。
令和2年度は、デザイン支援を希望するロボット開発企業から5件のテーマが募集。コンセントが採択されたのはそのうちの一つ、株式会社アサイ・エンジニアリング(以下、アサイ・エンジニアリング)の募集テーマ「提案型サービスロボット開発企業のビジネスモデル構築」です。
ロボット開発の分野においては、多くの中小企業が高い技術力をもちながらそれを活かしきれていないという課題があります。コンセントではこれまでもさまざまな業界、業種の組織において、サービスデザインやマーケティングの知見・技術を活用し、その企業独自のコアの技術を顧客提案価値等の側面から捉え直し、事業・サービス開発、プロモーションを支援してまいりました。
今回採択されたロボット開発事業でも、デザイン経営を背景に設立したDesign Leadership部門のメンバーでもあるサービスデザイナーを中心に、アサイ・エンジニアリングが取り組むビジョンデザインやビジネスデザイン、マーケティング、ブランディングに伴走して支援するとともに、同様の課題を抱えるロボット開発事業者やメカトロニクス関連事業者に対し、デザインアプローチを導入したソリューション事例として公開し、産業の底上げに寄与したいと考えています。
※2021年10月5日追記:
KISTECサイト内「生活支援ロボットデザイン支援事業」に、本事業が支援事例として掲載されました。