コンセントが受託事業者に採択され開発を行っていた、厚生労働省の教育訓練プログラム(IoTを活用した分野)「NEXT ENGINEERING – IoT×デザイン思考ワークショップ」が公開されました。
この教育訓練プログラムは、人生100年時代に一人ひとりのライフスタイルに応じたキャリア選択、能力・スキル獲得、生涯を通じた学び直しが必要とされていることを背景として、キャリアアップやキャリアチェンジを目指す労働者が実践的な知識・技術を習得することを目的に、厚生労働省がその開発を業界団体等に委託して実施する事業です。開発したプログラムは利用規約等のもと、全てどなたでも無料でご利用いただくことが可能です。
コンセントが今回開発した教育訓練プログラム「NEXT ENGINEERING – IoT×デザイン思考ワークショップ」は、デザイン思考の理論・手法を用いて、IoTを活用した新規事業を構想し、アイディア検証するまでのプロセスを、座学とワークショップを通して体験・学習する内容です。
今年2020年1月には開発中のプログラムのテスト版として、4日間のワークショップを実施。一般募集した20名ほどの方に受講いただき、実際のフィードバックの声も開発に活かしています。
この教育訓練プログラムの実施に必要なスライド資料やワークシート類は、厚生労働省ウェブサイト内「開発した教育訓練プログラム」ページのリンク先からダウンロードが可能です。本プログラムはワークショップが中心となっており、状況や参加者に応じた柔軟なファシリテーションが必要となるため、実際にファシリテーションを担当する方に向けて実施に役立つさまざまな情報をまとめた「ファシリテーションガイド」も公開しています。
「NEXT ENGINEERING – IoT×デザイン思考ワークショップ」では、デザイン思考の基本的なプロセスに加え、新規事業やイノベーション創出の分野で関心の高い「ビジョン構想」のプロセスを体験できることを受講のメリットとして想定しています。本プログラムを通し、労働者の学びの意欲に応え、専門的で実務的な知識の習得の一助となり、ひいては一人ひとりが生き生きと自分らしい仕事をする社会の実現に寄与できればと考えています。
「NEXT ENGINEERING – IoT×デザイン思考ワークショップ」概要
ビジョンデザインとデザイン思考による新しいサービスを考えるためのプロセスを学ぶプログラム
目的:これからの不確実性の高い社会で必要とされる3つの“考え方”を身につける。
- 1.自ら問いを立てる
- 2.創造的な解決策を見つける
- 3.試作を繰り返しながら考える
実施想定期間:2.5ヶ月 計5日間 10:00〜18:00(その他、参加者自身で実施する宿題あり)
対象者:IoTに関連するプロダクトサービスシステムの実現に関わっている方、今後関わりたいという興味をおもちの下記属性の方
- プライマリターゲット(10名 ※20名定員の場合)
エンジニアなど(主にテクノロジー観点でプロダクトサービスシステムの開発に関わる方を想定) - セカンダリーターゲット(各5名 ※20名定員の場合)
デザイナーやマーケターなど(主にユーザー観点でプロダクトサービスシステムの開発に関わる方を想定)
企画や新規事業担当者など(主にビジネス観点でプロダクトサービスシステムの開発に関わる方を想定) - 本ブログラムのテキストのダウンロード先
※2.IoTを活用した分野「デザイン思考にもとづいたIoTプロトタイピングによる課題解決講座」が本プログラムとなります。
- 開発したプログラムの概要
※本プログラムではデジタル化が急速に進む社会の中での新しいエンジニアリングに必要な学びを、技術視点を強くもつ人材に対して教育することを目的にしています。そのためメインとなるターゲットは「エンジニア」を想定しています。しかし、多様なメンバーによる参加者同士の学びを重視しているためデザイナーやマーケター、企画や新規事業担当者などのビジネス系人材の集客も行い、事前に運営事務局によるチーム分けを行います。
(以上「 」より)