セミナー・イベント

開催日:2021.7.26(月)終了しました

オンラインセミナー「分かりあえなさ」を理解する – よりよいサービスづくりのためのインクルーシブデザイン –

2021年7月26日(月)に、オンラインセミナー「分かりあえなさ」を理解する – よりよいサービスづくりのためのインクルーシブデザイン –を開催します。

本プログラムは、よりよいサービスの実現にむけて「インクルーシブデザイン」を実践していくために、サービス開発・改善に不可欠な「他者視点(ユーザー、顧客中心視点)」を知る1dayワークショップです。

サービスには顧客や従業員をはじめとしたさまざまなステークホルダーが存在し、立場、主張、価値観もそれぞれ異なります。より多くの人々に実際に使ってもらえるサービスをつくるために、多様な「一人ひとり」の心理的・身体的な違いを捉え課題発見、解決策創出に取り組む一連のプロセスが「インクルーシブデザイン」です。

一般に「インクルーシブデザイン」は障害当事者をデザインプロセスの上流から巻き込み、共創していくことを指します。しかし、より多くの人々に実際に使ってもらえるサービス開発・改善のためには、障害の有無を越えて私たち一人ひとりの多様性を捉えることが重要です。

多様性を捉えるためには、まず「分かりあえなさ」の理解が必要です。「ものごとのとらえ方は一人ひとり異なる」という大前提を理解し他者視点を持つことで、ものごとのさまざまな側面に気がつき、俯瞰的な視点で新しい可能性を発見しやすくなります。

【こんな方におすすめ】

  • SDGsやダイバーシティの推進に携わっている企業や行政組織の方
  • サービス開発、サービス改善、広報、ブランディングなどに関わる企業や行政組織の方
  • UXデザイン、サービスデザインなどの実務を担当している方

【こんなことが学べます】

  • ネガティブ・ケイパビリティ(答えの出ない状態に耐える力)の高め方
  • 共創的なサービス開発、改善、広報、ブランディングを行うための考え方
  • SDGsやダイバーシティの推進に必要な建設的なコミュニケーション方法

【提供資料】

  • レクチャースライド
  • ワークショップ動画

【イベント詳細】

プログラム
午前中は「なぜ、いま『インクルーシブデザイン』が必要なのか?」を、社会動向や認知バイアスなどという観点からご紹介します。
午後のワークショップでは実際に手を動かしながら、「インクルーシブデザイン」を実践するための考え方を体験してみます。さまざまなステークホルダーを整理して、彼らの心理的・身体的多様性を理解したうえで課題の構造をとらえ直す思考法を練習します。

[ 開催概要 ]

セミナー名称 「分かりあえなさ」を理解する
– よりよいサービスづくりのためのインクルーシブデザイン –
日時 2021年7月26日(月)11:00〜18:00
会場 オンライン
視聴方法 Zoomでのオンライン配信(スマホ、PCどちらでも可、各自で事前のインストール必須)

※Zoom配信URLにつきましては、お申し込みいただいた方へのみ招待URLをお送りいたします。また開催当日までにPeatixの「イベント視聴ページ」にも配信URLを記載予定です。
※Wi-Fi環境など高速通信が可能な電波のよい所でご視聴ください。
※Zoomのインストール、使用にあたりご不明な場合はこちら(ZOOMアカデミージャパンサイト「 Zoomって何? 参加するには、どうすればいいの?」)をご参照ください。

定員 15名
参加費 5,000円
主催 株式会社コンセント
詳細・お申し込み イベントページ(Peatix)にてご確認をお願いいたします。

※定員となり次第、お申し込みを終了させて頂きますので予めご了承下さい。
※同業他社、および個人の方のご参加はお断りさせて頂く場合がございます。

[ タイムスケジュール ]

10:30〜11:00
開場
11:00〜12:30
レクチャー「なぜ、いま『インクルーシブデザイン』が必要なのか? 」
12:30〜13:30
休憩
13:30〜17:00
ワークショップ「他者視点で課題の構造をとらえる」
17:00〜18:00
ふりかえり ※詳細プログラムは予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

スピーカープロフィール

佐野実生 (SANO Mio)

株式会社コンセント インクルーシブデザイナー

HCD-Net認定 人間中心設計専門家。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後、コンセント入社。Webサイトや紙媒体のデザイン・ディレクション・編集・進行管理などに幅広く携わる。事業マネジメントに従事したのち 、現在はStrategic Design groupに所属しインクルーシブデザインアプローチを推進。Webサイトの代替テキスト設計、資料のアクセシブル化、オンラインセミナーでの字幕提供、ユニバーサルデザインに配慮したリーフレット制作など、さまざまな媒体にてインクルーシブデザインを実践している。

小山田那由他 (OYAMADA Nayuta)

株式会社コンセント サービスデザイナー / コンテンツデザイナー

HCD-Net認定 人間中心設計専門家。東京造形大学視覚伝達専攻卒。 デザイナーとしての経歴を生かし、デザイン思考、HCD(Human Centered Design)をベースに、サービスデザイナーとして企業・行政組織のサービス開発・改善支援を行う。 HCD-Net 社会基盤SIG副主査。武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所 客員研究員。
『未来ビジネス図解 これからのデザイン思考』(MdN)著作、『Service Design Impact Report : Public Sector 日本語版』『Service Design Impact Report : Health Sector 日本語版』(Service Design Network)監訳、『デザイニング・フォー・サービス “デザイン行為”を再定義する16の課題と未来への提言』(THOUSANDS OF BOOKS)ブックデザイン、若林 恵 責任編集『NEXT GENERATION GOVERNMENT 次世代ガバメント 小さくて大きい政府のつくり方』(黒鳥社)図案協力、公共分野でのサービスデザインアプローチを研究・実践するコンセント「PUBLIC DESIGN LAB.」アートディレクション / 責任編集、等コンテンツデザインによるデザインをひらく活動多数。

中安 晶 (NAKAYASU Akira)

株式会社コンセント サービスデザイナー

慶應義塾大学 環境情報学部 環境情報学科卒業後、コンセント入社。在学中からジェンダーを中心に学内外の社会課題に取り組んできた経験をもとに、デザイン倫理やユーザー中心の視点を用いて、サービスデザイナーとして企業の業務改善やコンセプト開発、サービス運用に携わる。

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