セミナー・イベント

開催日:2021.11.25(木)終了しました

政策デザインラボ「サーキュラーエコノミーとデザイン Vol. 3:循環型で持続可能なアパレル産業のビジョンをデザインする(オンライン)」が開催

コンセント代表取締役社長で武蔵野美術大学教授の長谷川敦士が専任研究員を、サービスデザイナーの小山田那由他が客員研究員を務める、武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所の政策デザインラボによるオンラインイベント「サーキュラーエコノミーとデザイン Vol. 3:循環型で持続可能なアパレル産業のビジョンをデザインする」を、2021年11月25日(木)に開催します。

武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所のビジョンの一つに「日本をデザインする」があります。日本のデザインという視点で、2020年4月よりこの研究所に「政策デザインラボ」が開設されました。今回は、「地域政策とデザイン」をテーマに、市・県・国の政策とデザインの事例を話題提供いたします。

サーキュラーエコノミーのデザインシリーズでは、これまでサーキュラーエコノミーの現在地の確認(Vol. 1)、サーキュラーエコノミーと知財(Vol. 2)と議論を続けてきました。 Vol. 3のシンポジウムとなる今回は、数多くの問題を抱えるアパレル産業に焦点を当てます。ファストファッションの到来によって消費と産業が一変した現在、ファッションはどこへ向かうのでしょうか。生活者の消費のあり方、ブランドのビジネスモデルの在り方、持続可能なアパレル産業の在り方とは何なのか。サーキュラーエコノミーやアパレルに見識の深い方々をゲストに迎え、システムのリ・デザインを求められ転換期に立つアパレル産業を多角的に議論したいと思います。

話題を提供いただくのは、10月末にスタートした循環する日常をえらび実践するラボ「élab(えらぼ)」を運営する大山貴子氏(fog)、ソーシャルグッド事業を幅広く展開しサーキュラーエコノミーへの造詣が深い加藤佑氏(ハーチ)、循環型アパレルブランドを実践されている白水高広氏(うなぎの寝床/HANMO)です。また、パネルディスカッションとして、修士課程でアパレル産業の循環を研究する峯村昇吾氏(FABRIC TOKYO/武蔵野美術大学大学院造形構想研究科)より日本のアパレル産業の現在地を巨視的に捉えたシステムマップを共有し、それを元に、産業生態系をどのようにトランジションさせていくべきかを議論したいと思います。

なお、本イベントはコンセントの長谷川が武蔵野美術大学の学生と共に企画し、小山田がバナーデザインおよび事務局活動を担当しています。

[ソーシャルクリエイティブ研究所とは]
本研究所では、激しい環境の変化や未来が予測しづらい現代が抱える課題を、企業、地域、行政、教育の壁を越え、領域横断的に取り組み、ビジョンとプロトタイプを研究提案していきます。

[ソーシャルクリエイティブ研究所政策デザインラボとは]
日本のデザインという視点で、日本をよくするための政策の提言、政策のデザインのための研究、調査、プロトタイプ作成、実証実験などを推進します。また、民間と行政と市民との間を取り持つ第三者的な機関として、独自の活動を推進します。

[ 開催概要 ]

イベント名称 政策デザインラボ「サーキュラーエコノミーとデザイン Vol. 3:循環型で持続可能なアパレル産業のビジョンをデザインする(オンライン)」
日時 2021年11月25日(木)18:30〜21:00
会場 オンライン(Zoom)

※本イベントはZoomを使ったオンラインでの配信を予定しておりますので、事前にZoomの設定をお願いいたします。Zoomへの参加方法については、チケットをお申し込みされた方にpeatix経由でURL等をご案内いたします(当日午前までにご案内)。参加の際はマイクをミュートに設定していただき、ご質問はチャットに書き込み下さい。

参加費 一般 1,000円、学生 無料(事前申込が必要です)
主催 武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所、武蔵野美術大学
協力 HCD-Net
詳細・お申し込み セミナーページ(Peatix)にてご確認をお願いいたします。
ファシリテーション/事務局 山崎和彦氏(武蔵野美術大学)、小山田那由他(コンセント)、稲葉貴志氏

[ プログラム ]

18:30
白水高広氏(うなぎの寝床/HANMO)氏
18:45
峯村昇吾氏(FABRIC TOKYO/武蔵野美術大学大学院造形構想研究科)
19:00
大山貴子氏(fog)
19:15
加藤佑氏(ハーチ)
19:30
パネルディスカッション 登壇者のみなさん
長谷川敦士(政策デザインラボ/株式会社コンセント)
岩嵜博論氏(政策デザインラボ)

スピーカープロフィール(敬称略)

大山 貴子(OYAMA Takako)

株式会社fog 代表

米ボストンサフォーク大にて中南米でのゲリラ農村留学やウガンダの人道支援&平和構築に従事、卒業。ニューヨークにて新聞社、EdTechでの海外戦略、編集&ライティング業を経て、2014年に帰国。日本における食の安全や環境面での取組みの必要性を感じ100BANCH入居プロジェクトとしてフードウェイストを考える各種企画やワークショップ開発を実施後、株式会社fogを創設。循環型社会の実現をテーマにしたプロセス設計を食や行動分析、コレクティブインパクトを起こすコミュニティ形成などから目指す。

加藤 佑(KATO Yu)

ハーチ株式会社 代表

1985年生まれ。東京大学卒業後、リクルートエージェントを経て、サステナビリティ専門メディアの立ち上げ、大企業向けCSRコンテンツの制作などに従事。2015年12月にHarch Inc.を創業。翌年12月、世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」を創刊。2020年に第一回ジャーナリズムXアワード受賞。現在は企業のサステナビリティを支援する「IDEAS FOR GOOD Business Design Lab」、サーキュラ―エコノミー専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市のラーエコノミープラットフォーム「Circular Yokohama」など複数事業を展開。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー。

白水 高広(SHIRAMIZU Takahiro)

株式会社うなぎの寝床 代表取締役

1985年佐賀県小城市生まれ、大分大学工学部福祉環境工学科建築コース卒業。2009年8月厚生労働省の雇用創出事業「九州ちくご元気計画」に関わり2年半プロジェクトの主任推進員として動く。同事業は2011年グッドデザイン賞商工会議所会頭賞を受賞。その後2012年7月にアンテナショップうなぎの寝床を立ち上げるとともに、現在まで地域文化商社として活動を続ける。地域文脈のリサーチから、メーカーとしての商品開発、問屋業・小売業を横断して連動させながら、地域の方々がやれなさそうな領域を事業化していく。

峯村 昇吾(MINEMURA Shogo)

武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 修士2年、FABRIC TOKYO サービスデザイナー

1982年生まれ。青山学院大学卒業後、新卒で繊維専門商社を経て、2015年にFABRIC TOKYOに参画。BXデザイン、サービスデザインを担う。

政策デザインラボ研究員プロフィール(敬称略)

岩嵜 博論(IWASAKI Hironori)

武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 教授、ビジネスデザイナー

リベラルアーツと建築・都市デザインを学んだ後、博報堂においてマーケティング、ブランディング、イノベーション、事業開発、投資などに従事。2021年より現職。ストラテジックデザイン、ビジネスデザインを専門として研究・教育活動に従事しながら、ビジネスデザイナーとしての実務を行っている。著書に『機会発見―生活者起点で市場をつくる』(英治出版)など。博士(経営科学)。

長谷川 敦士(HASEGAWA Atsushi)

武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 教授、株式会社コンセント代表

「わかりやすさのデザイン」であるインフォメーションアーキテクチャ分野の第一人者。2002年に株式会社コンセントを設立。企業ウェブサイトの設計やサービス開発などを通じて、デザインの社会活用、デザイン自体の可能性の探索を行っている。サービスデザインやインフォメーションアーキテクチャの専門家として、経済産業省「高度デザイン人材育成研究会」(座長)をはじめとした各種委員や革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)ビジョナリーメンバーなども務める。2020年8月より政府CIO「デジタル・ガバメント技術検討会議」デザインタスクフォースメンバー。
SDN日本支部共同代表。特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)副理事長。情報アーキテクチャアソシエーションジャパン(IAAJ)主宰。
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。『This is Service Design Doing サービスデザインの実践』(ビー・エヌ・エヌ新社)をはじめ、著書や監訳書多数。

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