コロナ禍を過ごす高校生へ
大学から贈る色とりどりのエール
中京大学様(以下、中京大学)のウェブオープンキャンパスサイトを制作しました。担当者へのヒアリングを重ねながら大学への理解を深め、最適な構成やデザインでコンテンツを発信することにより、サイトのメインターゲットである高校生が、大学に対する憧れや興味を抱けるようなウェブページを目指しました。
- 広報ツール
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- スポーツ科学を強みにする中京大学の、それ以外の隠れた魅力も多角的に発信
- オンライン上でも、在学生の熱量やオープンキャンパスの高揚感が感じられるビジュアル
- 高校生一人ひとりのニーズに寄り添った情報提供
プロジェクトの背景
中京大学のオープンキャンパスは、例年1万人ほど来場する一大イベントです。しかし2020年度・2021年度はコロナ禍のため対面型イベントとしての開催がかなわず、オンラインでの開催となりました。
他大学が同じようにオンライン型オープンキャンパスを開催する中で、本学ならではの強みを発信していく必要性を感じていた中京大学。特に意識していた点は、大学の魅力を多角的に伝えることでした。中京大学はスポーツ教育が盛んなことで知られていますが、ウェブオープンキャンパスではそれ以外の特色についても発信したいと考えていました。
また、オンラインイベントならではの「キャンパスの雰囲気や熱量が伝わりづらい」「入学後の学生生活をイメージしづらい」といったコミュニケーション上の課題を解決する必要がありました。
問題解決までのアプローチ
大学の魅力を多角的に伝えたいという思いを受け、コンセントでは、まずプロジェクトメンバーが大学に関する資料を読み込み、大学への理解を深めることから始めました。その上で、高校生にとって必要な情報やさまざまな魅力が的確かつ効果的に伝わるように、ウェブサイトの情報設計をしました。
制作過程では、初期段階から最終形に近いプロトタイプを作成。担当者へ具体性のあるアウトプットを提示することで、行き違いのないスムーズな認識のすり合わせを行うことができました。
クリエイティブのポイント
1. 高校生一人ひとりの目線に寄り添った情報設計
サイトトップは、多様な志望動機をもつ高校生一人ひとりの興味関心を惹くことができるよう、キャッチーな訴求ポイントを複数挙げて情報への間口を広く用意。
後半部分へと読み進めていく中で、各学部や入試に関する情報などの詳細情報へつながる動線を用意し、各々が興味をもった情報を“自分ごと化”しながらさらに深掘りしていけるような構造にしました。
前半には中京⼤学の「⼤学ブランド総合⼒ランキングで東海・北陸地区で私⼤No.1」「就職⼒の強さ」「キャンバスの利便性」など⼤きな訴求ポイントを3つ掲載し、 後半に進むにつれ情報がより詳細なものになることで理解が深まる情報設計。
2. 楽しい大学生活を感じさせるデザイン
キャンパスライフを送る学生や大学構内の風景を写したイメージをリズミカルに配置。実際にキャンパスに訪れる機会が限られる高校生に対し、写真をふんだんに用いることで大学の普段の雰囲気を感じてもらえる構成にしました。
また、サイト全体を明るく華やかなトーンで統一し、アクセスした瞬間から実際にキャンパスへ足を踏み入れたときと同じような高揚感が得られるようにデザインしました。
色とりどりの円の大きさがアニメーションで変化するモチーフは、中京大学の10学部と学生の個性を表現しています。このモチーフには「学生がそれぞれ自分らしく花を咲かせてほしい」というメッセージを込めました。コロナ禍により行動を制限され大学選びに不安や迷いが多い時だからこそ、「困難な時代に生きる高校生を応援したい。学ぶ楽しさや意味を伝えたい」という中京大学の想いを色彩豊かに発信しています。
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 中京大学 様 |
---|---|
公開日/発行日 | 2021/6/17 |
お仕事のご相談やお見積もり、ご不明な点など、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ