桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)・桐朋学園大学音楽学部    学校案内リニューアル

進むべき道を示し
音楽を究める覚悟を後押しする

数多くの優れた音楽家を輩出してきた桐朋女子高等学校音楽科様(男女共学)および桐朋学園大学音楽学部様(以下、桐朋)の学校案内リニューアルにあたって、コンセントが企画・編集・撮影・デザイン・ライティングを担当しました。音楽を専門とする高校・大学ならではのニーズに応え、志望する学生が入学後・卒業後に進むべき道を確信できる一冊に仕上げました。

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[ プロジェクトのポイント ]

  • 音楽を専門とする高校・大学ならではのニーズを探り、コンテンツやデザインに反映
  • 入学への「最後のひと押し」となる信頼感と安心感の醸成
  • 一冊を通したトーン&マナーは守りつつも、カテゴリーごとにメリハリをつけたデザインで読みやすく
成果物のイメージ(2点目/全4点)
成果物のイメージ(3点目/全4点)
成果物のイメージ(4点目/全4点)

プロジェクトの背景

これまでは桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)と桐朋学園大学音楽学部で、個別に学校案内を制作していましたが、同校は高大一貫教育を採用しているため、重複する内容が多く一冊に統合したいとご相談をいただきました。一冊に統合するにあたっては、情報を整理するとともに教育の特徴を分かりやすく表現すること、冊子が担う役割を定義し必要なコンテンツを探るなどが主な課題としてありました。

問題解決までのアプローチ

冊子が担う役割を定義するため、まずは冊子の使われ方を教職員にヒアリングしました。音楽学校全体の進路の流れとして門下生が主流ということがあり、おおむね桐朋の音高・音大の受験や入学を決めている学生に対して、教育の特徴や学修環境などをあらためてしっかり伝えることで最後のひと押しをする役割を担っていることが分かりました。また学校案内で読みたいコンテンツについても現役高校生・大学生にヒアリングを実施。ニーズの高かった「キャンパスライフ」の企画を盛り込むことにしました。


ヒアリングを重ねる中で深めた理解をもとに、音楽教育で大事とされている3本柱(ソルフェージュ・実技・合奏)を伝えるうえで、桐朋のアイデンティティが感じられる表現を構築。さらに、高大一貫教育のため重複していた内容を整理して読みやすくまとめました。力強いコピーで始まるプロローグや迫力ある写真などで、音楽と真剣に向き合う覚悟や、桐朋での学びが成長過程における重厚な時間であることを伝わるように表現。信頼感や安心感を醸成する一冊を目指しました。

クリエイティブのポイント

楽譜を思わせるシックな表紙には金の箔押しを使用して上品さを演出。10ある専攻紹介は楽器を演奏している写真を用いて展開し、迫力ある構成にすることでまるで本当に音楽が聴こえてくるかのような躍動感あるページに仕上げました。

学生からのニーズが高かった「キャンパスライフ」の企画は専攻ごとではなくライフスタイル別に紹介し、入学後の生活をよりイメージできるようにしました。一冊を通して信頼感や安心感、上質といった基本となるトーン&マナーは守りつつ、カテゴリーの内容に応じてデザインを変え、誌面にメリハリをつけることで読みやすくしています。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)・桐朋学園大学音楽学部 様
発行日 2019年5月

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