竹中庭園緑化   ブランディングと営業力を強化するコーポレートサイトリニューアル

竹中庭園緑化サイトのキービジュアル部分

企業の「らしさ」を言葉と体験で表現し
顧客との関係性を育てるウェブサイトへ

東大阪に本社を置く株式会社竹中庭園緑化様(以下、竹中庭園緑化)は、観葉植物のリースをはじめ、造園工事・植栽管理、ブライダル装花、販売事業などを手がける花とみどりのプロフェッショナルです。企業理念や事業の価値観をより鮮明に伝えることを目的にしたコーポレートサイトのリニューアルをコンセントが支援しました。

本サイトは、2025年に発表された第13回Webグランプリ(公益社団法人日本アドバタイザーズ協会)において、企業グランプリ部門コーポレートサイト賞優秀賞とアクセシビリティ賞優秀賞を受賞しました。

  • ウェブサイト・サービス
  • ブランディング支援
  • デジタルマーケティング支援
  • メディア・コンテンツ開発
  • クリエイティブ開発

[ プロジェクトのポイント ]

  • 企業の「らしさ」を紐解き、理念や価値観を言語化して、顧客との接点を育てる表現へ翻訳
  • コーポレートサイトに求められる信頼性を保ちながら、有機的であたたかみのある世界観を表現
  • 企業の思いや強みが納得感をもって伝わるよう、情報構造と表現のバランスを丁寧に設計

プロジェクトの背景

このプロジェクトは、コンセントが制作した同社の会社案内のクリエイティブを評価いただき、「コーポレートサイトにも同じクオリティ・世界観のデザインを展開したい」という要望をいただいて始まりました。

リニューアル前のウェブサイトには、事業の幅広さや企業理念がサイト上では十分に伝わり切らない、どのような価値観で事業を行っているのかが見えにくいという課題がありました。そのため、竹中庭園緑化の中にある共通の思いをメッセージとしてまとめ上げ、クリエイティブに反映することがプロジェクトの核になりました。

問題解決までのアプローチ

企業活動の根本にある「らしさ」を紐解く

今回のリニューアルは、ただ単にブランドの世界観を視覚的に表現するだけでなく、企業の魅力や強みを的確に訴求し、顧客からの「問い合わせにつながるウェブサイト」として機能させることもポイントの一つでした。

そこで、まずは社員の方々が日々の業務やコミュニケーションの中で自然と行っていることや、大切にしていることを明らかにするワークを実施。その中で見えてきた価値観や企業文化が、顧客や社会への提供価値、ひいてはビジネス上の強みや優位性にどのようにつながっているのかを構造化していきました。

竹中庭園緑化の特徴・強みを洗い出したワークシート。

竹中庭園緑化の社員に共通する行動や考え方を洗い出すワーク。扱う商材(植物)への接し方なども含めて、どのようなコミュニケーションを信条としているかを引き出すことで「らしさ」の解像度を上げていった。

ワークを通して見えてきたのは、植物も社員も顧客も、みんな同じ「生きもの」として向き合う竹中庭園緑化らしい姿勢でした。そこから生まれる他者へのリスペクトと深い愛情が、ビジネスの根本にあることが浮かび上がってきました。

どんな「生きもの」にも個性があり、決して画一的ではないからこそ、一人ひとりとじっくり向き合い、相手の声に耳を澄ませる。相手の思いを受け止め、さらに深く理解しようと対話を重ねる。そうしたひたむきな企業姿勢こそが「らしさ」であり、価値を生み出す原動力となっていることが整理されました。

クリエイティブのポイント

生きものの気配を感じる、有機的なビジュアル表現

整理された「らしさ」を、どのようにウェブ上で体験してもらうか。目指したのは、画面の向こう側に生きものの気配を感じられるビジュアル表現です。訪れた人が立ち止まり、思わず惹き込まれてしまう。そんな世界への入り口として、印象的で奥行きが感じられるビジュアルを目指しました。

トップページでは会社案内の世界観を起点に、その空気をウェブサイト上へと拡張することを意識しています。アニメーションを通じて、静止した画面の中に緩やかな変化が生まれ、読み進めるにつれて奥行きのある世界がひらいていく。サイトを閲覧する行為そのものが、竹中庭園緑化の考え方やたたずまいに入り込んでいく体験になるよう組み立てました。タグラインである「人と社会と呼応する」という言葉の通り、このウェブサイトもまた、見る人の動きや意識に寄り添いながら呼応するような存在を目指しています。

その体験をさらに支えているのが、ボタンやリンク部分に施した、ささやかな動きや反応です。ホバー時の変化やスクロールに応じた演出は操作性を高めるためだけでなく、ウェブサイト全体に生きている感触を与えるためのもの。ユーザーのアクションにやさしく応えることで、穏やかな生命感を自然と感じられるようにしています。

サイトトップのキービジュアル。花や植物、動物たちをイラストで表現。

トップページのメインビジュアルのアニメーションやスクロール演出では、心地よい呼応を体現するために、表示速度をコンマ秒単位で調整している。

イラストとアニメーションを用いて、生命感を表現したソリューション紹介ページ。

植物を扱う企業として、生命感を表現するためゆったりとしたアニメーションを採用。

情緒と機能のバランスを意識したコンテンツ開発

今回新設した「私たちの特徴」ページは、企業姿勢と自社の強みを社内外のステークホルダーに知ってもらうための重要なコンテンツです。ページ冒頭で企業の思いを語り、スクロールに合わせて根拠となる具体的な強みを示すことにより、企業の魅力が納得感をもって自然と伝わる構成にしました。

また、情緒と機能のバランスも意識しています。竹中庭園緑化らしい「あたたかみ」や「人の良さ」といったブランドの世界観を印象付けつつ、「企業の強みや他社との違いを端的に知りたい」というビジネスユーザーのニーズにも応えるため、柔らかさと端的さをバランスよく組み合わせながら、コーポレートサイトにふさわしい「らしさ」の表現を探っていきました。

社員とのワークで整理した内容をもとにしたメッセージ。

ワークで整理した内容をもとに開発したメッセージ

人のぬくもりを感じられる雰囲気を大切にしながら、実用性の高いサイトを目指して制作されたページ。

全体的にあたたかみのある表現、言葉遣いを意識しつつ、具体的な強みは事実や根拠をもとに端的に紹介。人の気配を感じる温度を保ちながらも、実用的なサイトを目指した。

企業の世界観をサイト全体の体験へ反映させる

ユーザーに竹中庭園緑化の思いや強みを迷いなく受け取ってもらうために、読み進めること自体が負担にならず、自然と理解が深まっていく体験を目指しました。

具体的には、ナビゲーションや情報構造を可能な限りシンプルに整理し、目的の情報にたどり着きやすい動線を設計しました。レイアウトや事業内容に沿った配色、写真やイラストレーションのトーンに一貫性をもたせ、どのページを訪れても世界観が途切れないようにしています。

こうした積み重ねによって、企業としての信頼感と距離の近さ、その両方が伝わるウェブサイトへのリニューアルが実現しました。

色とイラストレーションで情報をわかりやすく整理した事業の概要トップページ。

事業の概要トップページ。イラストレーションとカラー配色で情報を整理し、世界観を保ったまま直感的に理解できる設計に。

お客様の声

リニューアル後、プロジェクト担当者様から「サイトを刷新してから問い合わせが増えた」という声をいただきました。社員が商談の場で積極的にサイトを活用するようになり、説明のしやすさや信頼感の向上につながっているとのことです。

また、言語化された理念をまとめた「私たちの特徴」ページをきっかけにインタビュー依頼が増え、企業の考え方を発信する場面が広がったことも評価していただきました。ユーザーからは「造園業や植栽というと固い印象を持っていましたが、サイトは柔らかく、会社の人柄が感じられる素敵なサイトですね」といった感想も寄せられているようです。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 株式会社竹中庭園緑化 様
URL https://www.takenaka-teienryokka.com/
公開日/発行日 2025/3/10
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