モバイルUI設計プロトタイピングツール「Handmock」

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(2014年9月1日追記)
本プロトタイピングツールは、以下のページにて正式名称「Handmock」としてご紹介しています。
Handmock: Mobile UI Design Prototyping Kit


スマートフォンをはじめとするモバイル端末が急速に普及し、また数年前からの「モバイルファースト」の流れを受け、プロジェクトにおけるモバイルUIデザインの占める割合は高まる一方です。

しかしその設計、制作は、PCサイトのそれとも異なっており、デザインの現場ではスピーディーかつ効果的な設計方法の検討、プロセスの導入が必要とされています。コンセントが扱っているプロジェクトの現場でも同じです。

そこでコンセントでは半年ほど前から、モバイルファースト時代のモバイルUI設計プロトタイピングツールをプロトタイピングしています。

このツールは、独特の形状と機能をもった付箋紙と付属品がパッケージになったものです。特殊な専門性がなくても、ペンがあれば誰もが使うことができ、スマホの画面の小ささを体感しながら、机上の空論ではない議論ができるようになります。


《特徴》
  • 誰でも使える(=専門性の壁を超える)
  • その場でプロトタイピングできる(=時間を無駄にしない)
  • 共通認識を定着させることができる(=具体的な形で視覚化する)

数年前からコンセントで公開している、サイト設計・UXフロー検討用プロトタイピングツール「Site-it!」のように、設計プロセスのなかに多くのプロジェクトメンバーを巻き込むことができるツールを目指しています。

このプロトタイピングにはコンセントのさまざまな分野のエキスパートたちのノウハウがつまっています。

印刷や紙加工に関する知識を豊富に持ったメンバー、限られた画面サイズ同様に制約のある誌面サイズのなかでエディトリアルデザインをしてきたメンバー、もちろん、インタラクションデザイン、UIデザインのエキスパートたち。

物理的な操作感を得るために、このプロトタイピングツールをさらに容易に画面として見立てることができるような筐体も、3Dプリンターを使ってプロトタイピングしています。


どんなに優れたノウハウを詰め込んでいても、使えるツールにならなければ意味がありません。

本当に現場で使えるツールかどうか、より使いやすくするにはどうしたら良いか。
こうした検証を行なうのは、日々、現場でスマホを始めとするさまざまなデバイスやツールの画面設計やデザインに携わる100名を超えるコンセントのデザイナーたちです。


プロトタイピングプロセスでは、インタビューや観察によるユーザー調査、それを元にしたプロトタイピングツール利用者のジャーニーマップの検討や価値抽出とマッピングも行い、このプロトタイピングツールを利用するユーザーの利用状況に則したものとなるよう、検討を重ねています。





このプロトタイピングツールをコンセント社内では「CHIKUWA」と呼んでおり、現在はプロトタイピング第2弾に取り組んでいるところです。近いうちに正式名称と合わせて、みなさんにもご紹介できるようになるでしょう。

なお、CHIKUWAについては、2013年2月9日に福武ホール(東京大学 情報学環)にて開催された「World IA Day 2013」にて、コンセントのアートディレクター、佐藤つうようがスニークプレビューとしてプレゼンテーションを行っており、スライド資料もご覧いただけます。

コンセントは、企業と伴走し活動を支えるデザイン会社です。
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