コンセントが目指すもの 就職活動生向け採用イベント「CONCENT Night Session 2022」レポート

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    山本和輝Human & Culture div.

2021年2⽉26⽇(⾦)に2022年度新卒採用の就活生を対象とした今期第1回目の「CONCENT Night Session 2022」が開催されました。本レポートでは、初のオンライン開催となった本イベントの内容や当日の様子についてお伝えします。

CONCENT Night Sessionとは?

「CONCENT Night Session」はコンセントが主催する就活⽣向けのイベントです。
いわゆる「会社説明会」に近しいのですが、企業からの⼀⽅的な説明だけでなく、就活⽣の皆さんと相互に交流をすることを主⽬的としたカジュアルなイベントとして、2017年より開催しています。今年は新型コロナウイルス感染拡⼤の影響から、オンラインでの開催の運びとなりました。

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CONCENT Night Session 2020 (2019年2月21日、3月22日開催)の様子

プログラム紹介

会社紹介〜代表基調講演

「CONCENT Night Session 2022」は、例年と同じく会社説明と基調講演からスタート。

写真:代表取締役社長 長谷川 敦士
写真:取締役 大岡 旨成

はじめに人事担当役員 大岡旨成よりコンセントの会社説明を行いました。
今年で創業50周年を迎えたコンセント。時代に応じた事業の変遷はあれど、その根本には「デザインの可能性を広げていく」という変わらない姿勢があることを、会社の歴史を紐ときながら解説。社員が自分自身で「はたらき方をデザインする」ための柔軟な勤務体制や各種サポートなども紹介しました。

続く代表取締役 長谷川敦士の基調講演のテーマは「社会に果たすデザイン会社の役割」。人間中心設計やデザイン思考など、社会に影響を及ぼしてきたデザインの歴史をダイジェストで解説。終盤では、身近な具体例をあげながら「これからの時代に求められるデザイン」を言及し、コンセントのミッション「デザインでひらく、デザインをひらく」の言葉が示すところを語りました。

社員講演

社員講演では、職種も歩むキャリアも異なる社員3⼈が、⾃⾝の体験談をベースにコンセントの仕事について語りました。


デザイナー・コンテンツディレクター、長沼 千夏。多摩美術大学情報デザイン学科卒業。2019年、新卒でコンセントに入社。デザイナーとして企業広報誌、学校案内などのデザインを手がける。2022年コンセント新卒採用サイトの制作では、コンテンツディレクターを担当し、活動範囲を更新中。

新卒2年目の長沼千夏は、「コンテンツディレクター」という役割で参画したコンセント2022新卒採用サイト制作プロジェクトを紹介。他職種への挑戦により新たな視点を獲得できたという成長の実感を語りました。

「チャレンジしたいと声を上げれば、その機会が与えられるのがコンセント。
デザイナー以外の職種を経験して新たな視点を得たことで、自身の成長が実感できました。」

長沼の講演の様子:動画キャプチャ
長沼の講演の様子:動画キャプチャ
UXデザイナー、川崎 実紀。九州大学芸術工学部画像設計学科卒業・同大学院芸術工学府デザインストラテジー専攻修了。2015年よりエンターテインメント事業会社でデザイナーとして就業したのち、2018年にコンセント入社。アプリケーション開発に主に携わる。

次に登壇した川崎実紀は、自身が携わったサービス開発プロジェクトを例に、仕事のフローやUXデザイナーの日常を紹介。コンセントに転職してから「工程の最初から最後まで関与できることがうれしい」「メンバーとコミュニケーションを取りながら成果物のクオリティをあげることが楽しい」と、コンセントのものづくりとやりがいについて語りました。

「サービスやアプリケーションを使うことで、私たちはこれまで出来なかったことが出来るようになります。私はUXデザイナーとして、だれかの毎日に当たり前のよう溶け込む“その人の世界を変える何か”をつくりたいです。」

川崎の講演の様子:動画キャプチャ
川崎の講演の様子:動画キャプチャ
アートディレクター、見野 伸太郎。2011年、コンセントに入社。アートディレクターとして企業コーポレートサイト、ブランドサイトをはじめ、AEM基盤構築、業務管理システムのUIなど、さまざまなプロジェクトの立ち上げから運用支援まで幅広く携わる。

最後に登壇した見野伸太郎は、「ウェブサイトの役割とは何か?」という根本的な疑問をベースに、本当に使えるサイトをつくるためのウェブデザインの考え方を紹介。ウェブデザインとは、見えるものを形作るだけに留まらない、さまざまな状況や要望に応えるための仕組みづくりであると述べました。

「ウェブサイトのデザインには、ユーザーのさまざまな事情・状況を切り捨てない【寛容】と、UIの原則・慣習・技術仕様を考慮したうえでデザインし、それを明文化・仕組み化することで運用できる【耐久】が重要です。」

見野の講演の様子:動画キャプチャ
見野の講演の様子:動画キャプチャ

講演中、就活生の皆さんには、ビデオオフ / マイクオフの状態でご参加いただきましたが、チャット機能を使って随時質問を受け付けていました。

チャット機能を使った質疑応答の様子

その場で受けきれなかった質問に関しては、その後の懇親会などで再度お受けするなど、何かしらの形でご回答しています。

社員ポートフォリオ紹介

今回は、社員講演に登壇した長沼が就職活動時に制作したポートフォリオを公開しました。

長沼のポートフォリオ(その1)
長沼のポートフォリオ(その2)
長沼のポートフォリオ(その3)
長沼のポートフォリオ(その4)
長沼のポートフォリオ(その5)
長沼のポートフォリオ(その6)

ポイントは、一冊を通して「人」という大テーマを設定し、制作意図や着眼点の独自性を伝えるために「なぜこの作品をつくったのか」の部分を明示したこと。読み進めるうちに自然に作品に対する理解が深まる構成で、制作者の個性や考え方がしっかりと伝わるポートフォリオに仕上がっています。
実際に選考を行った人事担当役員の⼤岡は、「ポートフォリオを見るときに意識するのは、つくったその人の強みは何なのか、どんな人柄なのかということ。長沼さんのものは意図やプロセスがきちんと示されており、自分を知らない人にどう自分を理解してもらうかがよく考えられていた」と解説しました。一連の会話の中には、コンセントのポートフォリオ選考におけるキーワードが盛り沢山。
参加者からは「制作するにあたりとても為になった」「今の自分に足りない部分がわかった」などのコメントが寄せられ、とても好評でした。

ポートフォリオは選考時に自分の個性を表現する大切なツール。3月16日開催の2回⽬もお聞き逃しなく!

懇親会

講演プログラムの終了後、Zoomのブレイクアウトセッション機能を用いた少人数グループで、コンセント社員と直接会話できる時間を設けました。15分ごとにメンバーチェンジを行いながら、1時間に満たない限られた時間ではありましたが、社風、働き方、入社前 / 入社後のギャップなど「気になることは何でも」、参加者の皆さんから活発に質問が⾶び交いました。
フランクで穏やかな雰囲気の会話の中で、就活⽣同⼠の交流も⽣まれていました。

参加者の感想

参加された皆さんからは、下記のようなご意見をいただきました。

企業の雰囲気や新卒の方のお話、ポートフォリオについてなど興味のあること全般を教えて頂けました。
穏やかな雰囲気が説明会を通して感じられました。
案件の進み方やそれぞれの部署のお仕事について知ることができ、企業理解が深まりました。
表面的な説明だけでなく、社員の方一人一人のお話を直にお伺いできたことで、より深く御社のことを知れました。
社員の方々が仕事に誇りを持っているだけでなく、楽しんでいるのだという印象を受けました。
懇親会が印象に残りました。講演に登壇された方々だけでなく、様々な社員さんとお話をすることが出来、大変楽しかったです。

今回のような就活生向けイベントのオンライン開催は、コンセントHC(人事)部メンバーにとっても初の試みとなりましたが、参加者の皆さんのご協⼒のもと第1回を終えることができました。
このイベントが、皆さんがより広く深くデザインについて考えるきっかけになればとてもうれしいです。そして、導き出した結論がコンセントの⽬指す⽅向性と⼀致したら、ぜひコンセントの新卒採⽤にエントリーしてください。

私たちと⼀緒に、デザインで社会をひらいていきましょう。

[ 執筆者 ]

コンセントは、企業と伴走し活動を支えるデザイン会社です。
事業開発やコーポレートコミュニケーション支援、クリエイティブ開発を、戦略から実行まで一貫してお手伝いします。

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