循環器疾患に向き合う人々とともに戦う
企業の姿勢を体現するサイトの実現
Edwards Lifesciences社(以下、米国本社)の日本法人本社であるエドワーズライフサイエンス株式会社(以下、エドワーズライフサイエンス)のコーポレートサイトをリニューアルしました。米国本社のグローバルガバナンスを踏襲しつつ、ブランディングとマーケティングの両面でビジネスに貢献できるWebサイトを目指し、日本のユーザーへ最適化したコンテンツを提供する仕組みを実現しました。
- ウェブサイト・サービス
- デザインガバナンス構築支援
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- ビジネス要件とユーザーニーズの分析を踏まえたサイト構造・コンテンツ・機能などの情報設計
- 運用内製化を容易にするためWebサイト構築パッケージ「CONNECT」で構築した日本向けUIルールとコンポーネント
- 安全で迅速なサイト運用を行うためDrupalで構築した情報発信基盤
プロジェクトの背景
リニューアルは、米国本社のWebサイトを含めたグローバルガバナンス踏襲への取り組みとしてスタートしましたが、前回のリニューアルから4年近く経過しており、スマートフォン対応をはじめとするユーザーニーズを踏まえた改善や、各事業部のニーズに迅速に対応しWebサイトでマーケティングを行うための基盤整備など、さまざまな課題に取り組む必要がありました。
また、担当部門である広報室では、日本のWebサイトは、構造的心疾患とクリティカルケアモニタリングに関する患者さんのためのイノベーションを世界的にリードする企業であるエドワーズライフサイエンスについて、Webサイトできちんと伝えられていないのではという課題がありました。
問題解決までのアプローチ
プロジェクトは、コンセントのWebサイト構築の主要アプローチである「現状調査」「戦略策定」「設計」「構築」の4つのフェーズで進めました。
現状調査フェーズ
各部署へのアンケート・ヒアリングや、ユーザー調査・サイト調査などを実施して、サイトの活用状況と運用上の課題を整理し、課題解決の方針を策定しました。
リニューアル方針を「循環器疾患に向き合う人々とともに戦う企業の姿勢を体現するサイト」とし、リニューアルによって以下の役割を果たすことを目的と定めました。
- 患者さんやその家族へ向けた疾患や医療に関する情報提供を行うことで、医療従事者以外にも治療方法や 製品を提供するエドワーズという企業 への理解を深められる
- 医療従事者へ最新情報を速やかに適切に提供し、循環器疾患におけるリーディングカンパニーであるという認知拡大に繋げる
- ユーザーのニーズに合わせた情報提供の仕組みをつくり、マーケティング・ブランディングへ活用できるサイトとする
患者さんやその家族に向けた情報提供を行うコンテンツ
戦略策定フェーズ
リニューアル方針を実現するためのさまざまな方針を策定しました。サイト構造・コンテンツの設計方針として、これまで別サイトで提供していた疾患や医療に関する情報を、患者さんやその家族向けにコーポレートサイト内にもコンテンツとして掲載すること、また、これまで「製品軸」での探し方で提供していた医療従事者向けの情報に、新たに「専門領域軸」からの探し方を追加することなどを決定。
そのほか、運用の見直しとシステム開発に向けた方針として、これまでの運用体制・フローを精査した上で、オープンソースで豊富な機能が提供されており、利用者ごとの柔軟な権限設定と承認ワークフローの導入が可能なDrupalの採用を決定しました。
設計・構築フェーズ
戦略策定フェーズで決定した各方針を踏まえて、サイトの具体的な構造・動線や機能・UIの詳細な設計と開発を行い、新規コンテンツ制作と既存サイトの情報移行を経てサイトの構築を行いました。
平行して、新たな運用フローを整備するとともに、承認ワークフローを含む一部工程をDrupalでシステム化し、各事業部が直接サイト更新作業を行える仕組みを開発。公開後の運用開始に向けた説明会も実施しました。
クリエイティブのポイント
担当者スキルへの依存を軽減し運用の内製化範囲を広げながら、日本のユーザーへ最適化した情報提供を実現するため、日本向けのUIルールとコンポーネントの開発にコンセントのWebサイト構築パッケージ「CONNECT」を採用しました。
米国本社の提供するグローバルガバナンスを踏襲し、日本向けにビジュアルも刷新しパターン化した部品を「CONNECT」を基盤としたコンポーネントとして定義し利用することで、サイトを訪れるユーザーに直観的な操作性と一貫性を持った使い勝手を提供しています。
また、運用担当者には、Drupalの管理画面上でページに配置するコンポーネントを選択する機能を設けており、トーン&マナーや使い勝手などを維持したまま、ある程度自由にコンテンツを配置できる柔軟性を実現しました。
Web ブラウザで確認できるUIルールとコンポーネントの一覧を「スタイルガイド」として標準提供しているので、制作スキルをもつ担当者や外部パートナー向けのガイドラインとして活用し、新たなコンテンツを独自に追加することも可能です。
「スタイルガイド」のベースとなった、CONNECTの標準スタイルガイド
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | エドワーズライフサイエンス株式会社 様 |
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URL | |
公開日 | 2018年9月26日 |
[ 関連リンク ]
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