河合塾   高卒生対象入塾案内

引き出した強みを
高卒生に寄り添い、届ける

学校法人 河合塾様(以下、河合塾)が入塾を検討する高卒生を対象に配布している、入塾案内のリデザインおよび表紙・巻頭ページの制作を担当しました。

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[ プロジェクトのポイント ]

  • 情報を整理し、魅力を深く掘り下げるための徹底的なヒアリング
  • 担当者の想いや伝えたいことを的確に汲んだコンテンツづくり
  • ページの役割を惹き立てるデザインのバランス感と構成
成果物のイメージ(1点目/全7点)
成果物のイメージ(2点目/全7点)
成果物のイメージ(3点目/全7点)
成果物のイメージ(4点目/全7点)
成果物のイメージ(5点目/全7点)
成果物のイメージ(6点目/全7点)
成果物のイメージ(7点目/全7点)

プロジェクトの背景

1955年に創立された河合塾は、その長い歴史とネームバリューが強みでありながら、バリエーション豊かな教育システムや指導の丁寧さなどについて、その良さを伝えきれていないことが長年の課題となっていました。近年、塾・予備校は授業形態や志望特化型など多様化が進んでおり、あらためて志望校合格を目指す高卒生をターゲットに、河合塾の強みや魅力を伝えるために入塾案内のリデザインについてご相談いただきました。

問題解決までのアプローチ

既存の入塾案内は、一度つくったフォーマットに新しい情報を継ぎ足していく方法で毎年更新を重ねていたため、情報過多で必要な情報にたどりつきづらく、伝えるべきことや新しい情報が過去の情報に埋もれてしまっている問題がありました。
情報は順序立てて知ることで、その魅力が伝わります。そこで、まずは既存の入学案内を読み込み、情報整理した上で全体的なコンテンツについて企画しました。

企画したコンテンツを各ページごとに整理。伝えたいメッセージ、具体的な内容、キーワード、情報ソース、ビジュアル要素の項目でまとめ、企画についての意識をすり合わせます

河合塾の担当者から周囲の関係者まで深度あるヒアリングを徹底的に行い、河合塾の魅力を掘り下げ、巻頭で特集ページとして展開しました。国公立、私立、理系文系など、志望大学への進学に強い予備校を選ぶ高卒生が多くいる中、全国展開で受験生数も一番多い河合塾の強みは「データに強い」こと。受験生の成績分布が偏った予備校ではわからない“本当の自分の学力”を知ることができる強みを押し出しています。
また、常に地域のトレンドや問題の傾向を盛り込んだテキストの鮮度の高さや、全国にいる講師との連携による組織的なテキストづくりについてもイラストを交え、わかりやすく表現。入塾を検討する高卒生に最も重要な「カリキュラム」は、その多い文字情報の中で掲載の優先度をつけて整理しました。

紙面をレイアウトする前に、ページを構成する要素とボリューム感をすり合わせるためのラフ

この紙面で使用するイラストは、さまざまな意味が込められているため、イラストレーターに発注する際にも詳細な解説ラフを添付

上記の下準備を経てでき上がった紙面

クリエイティブのポイント

似たテイストになりがちな予備校入塾案内のデザインの差別化を図るため、メッセージ性をもたせてリデザインしました。“河合塾が何を伝えるか”ではなく、“高卒生がもっている気持ち”を強い言葉を用いて、心に届くようなキャッチコピーを制作。その強さを、写真の爽やかさ、手書きのやさしさでバランスをとり、「自分を変える」という意思を伝えています。

河合塾のアカデミックなイメージ、高卒生の未来への期待や希望を、爽やかで統一感のあるデザインで表現しました。読者の年齢に近いデザイナーを起用し、高卒生の等身大の気持ちに、一つひとつ丁寧に、かつ自然に寄り添っています。バリエーション豊かな教育の形、イラストのテイスト、写真のディレクションで、全方位に訴求できる誌面になっています。
前半の「予備校の特長」ページと、後半の「コース紹介」に特化したページとを明確に分けて展開することで、必要な情報にすぐたどり着ける構造になっています。また、リニューアル以前の紙面は多色使いだったのに対し、使う色を絞り、コンテンツごとに使い分けることで極力シンプルに仕上げることで、紙面全体の世界観に統一感が増し、複雑な内容でも必要な情報にたどりつきやすくなっています。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 学校法人河合塾 様
URL https://www.kawai-juku.ac.jp/
公開日/発行日 2019年2月4日

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