
学生との対話を通して
リアルな立教を誌面に凝縮
受験する大学を検討する高校生に向けて、立教大学様(以下、立教大学)をカジュアルに紹介するタブロイドサイズの広報誌を企画編集・デザインしました。
- 広報ツール
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- 学生へ直接聞き取り取材をしながら掲載するコンテンツや学生を選定
- 集まった情報をざっくりレイアウトしたプロトタイプでクライアントと認識を合わせる
- 大学案内では伝わらないリアルで楽しい立教生の大学生活をデザインと企画で伝える
プロジェクトの背景
コンセントではもともと、立教大学の大学案内の企画編集・制作を2013年から担当していました。この大学案内は、受験を希望している学生に対してしっかりと必要な情報を届けることが目的でしたが、まだ志望校がはっきりとは固まっていない受験生からは、敷居を高く感じられてしまうという課題がありました。さらに、合同説明会などで配布する際に、見た目でも他大学と差別化することで手に取ってもらえるツールが求められていました。
問題解決までのアプローチ
上記の課題を受けて、大学案内だけでは伝わらない、楽しく魅力的な大学生活をリアルに切り取り、アピールする冊子をつくるという方針を立てました。リアルな大学生活を感じてもらうには、なるべく多くの学生の、学業以外の活動を紹介する必要性を感じ、まずは学内のフリーペーパーやスポーツ新聞の制作をしている学生たちと企画会議を実施しました。誌面でとりあげる学生を検討しながら、さらに2日間学園祭に参加して聞き取り取材を実施。学生たちが知っているおもしろい学生や活動を発掘していきました。そこで集めた情報をもとに掲載する学生やコンテンツを選定。大きなタブロイドの見開きに大小さまざまな情報がレイアウトされた誌面のプロトタイプをつくり、掲載バランスやそれぞれのコンテンツボリュームを大学担当者と一緒に固めていきました。

集めた記事をもとに作成した原寸大のプロトタイプ
クリエイティブのポイント
表紙では、フォトグラファーの本城直季さんと大学キャンパスの空撮を実施しました。池袋と新座の2箇所にあるキャンパスがミニチュアのように撮影された写真を裏表で使い、どちらから見ても表紙に見える両表紙を採用。表紙の「上空」からの写真を開くと地上の「キャンパス」に視点が移り、さらに誌面を開くと学生たちの「活動」が賑やかにレイアウトされた紹介ページにたどり着くという一連の視点の移動を意識しました。
タブロイドサイズにしたのは、説明会などでこの冊子を開くと非常に目立って会場でのアピールにもなることを狙ってのことでしたが、実際に現場のご担当者からも目立っていたとの評判をいただきました。その後は増刷もかかり、当初の利用範囲を超えてオープンキャンパス等さまざまなシーンで配布いただいています。




プロジェクトの体制
- プロデューサー:1名
- プロジェクトマネージャー、編集、ライティング:1名
- アートディレクター:1名
- デザイナー:1名
- 編集、ライター:1名
- イラストレーター:1名
- カメラマン:5名
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 立教大学 様 |
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公開日/発行日 | 2017/05 |
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