マガジンハウス『Tarzan』   オンラインサービス「今日トレ」

運動の習慣化をデザインする

『Tarzan』編集部が運営するオンラインサービス「今日トレ」の、サービス立ち上げと運用支援を実施しました。「今日トレ」は、2020年の東京五輪開催決定を契機に高まる「運動したい」「けれど続かない」という課題に対し、「運動を習慣化する仕組み」を提供する無料のオンラインサービスで、その場ですぐにできるエクササイズを配信する「今日トレ」MAILと、健康やフィットネス、スポーツなどに関する記事が読める「今日トレ」Webサイトの2つを中心に構成されています。

  • ウェブサイト・サービス
  • 事業開発支援
  • メディア・コンテンツ開発
  • クリエイティブ開発

[ プロジェクトのポイント ]

  • 雑誌『Tarzan』が30年以上に渡り蓄積した知見を活用する、無料のオンラインサービス
  • 受動的に情報を受け取るメールマガジンを中心としたコンセプト立案
  • GIFアニメーションを用いるなど、デジタル媒体の強みを活かしたデザインとユーザー体験

プロジェクトの背景

インターネットの台頭やスマートフォンの普及などにより、人々のメディア体験は変化し続けており、雑誌ブランドにとってもデジタルメディアは非常に重要な存在になっています。そんな環境変化の中、『Tarzan』としても新しいユーザーとの出会いや、新たなメディアの可能性を考えてみたいとご相談いただきました。

問題解決までのアプローチ

『Tarzan』編集部と共にワークショップ形式でのアイデア出しや、試作に基づく議論を重ねていきました。その中で、ユーザーが受動的にエクササイズに関するリマインドや情報を受け取れる「メール」に可能性を感じ、メールマガジンを中心としたサービスコンセプトを立案しました。ユーザーが楽しくエクササイズが続けられる仕組みとして、ストレッチや筋トレなど、曜日ごとに異なる企画を週3回メールで配信するものです。方向性が固まった後は、編集部と連携を密に取りながら、コンテンツ企画やデザインを進めていきました。


クリエイティブのポイント

『Tarzan』ブランドの強みである情報の信頼性を、メールマガジンやWebサイトでも感じられることを意識しました。『Tarzan』本誌では専門家への取材などを通じた情報の「量」そのものが、信頼性に強く貢献しています。一方、スマートフォンでのコンテンツ閲覧は雑誌閲覧時と利用シーンや心理が異なるため、漫画や写真といった絵要素を主役にし、気軽に読んでもらえて、すぐにエクササイズが実施できるようなデザインを目指しました。


デジタル媒体ならではの強みを活かしGIFアニメーションを随所で使用し、エクササイズの所作をスムーズに確認できるようになっています。


本誌の人気トレーナーに質問できるなど、発信者とユーザーの交流がある点も、ユーザーにとっての魅力につながっています。

このようなデジタルならではの施策を用い、本誌の付属物ではなく「今日トレ」が1つのブランドと認識していただけることを心がけました。
2016年7月のサービス開始以来、アクセス解析のデータをもとに、コンテンツやデザインの長期的な改善も継続して行っています。2017年11月現在、会員数は30,000人を突破し、平均開封率も40%台を維持しています。

プロジェクトの体制

  • アートディレクター:1名
  • デザイナー:2名
  • プロジェクトマネージャー:1名
  • ディレクター:1名
  • プロデューサー:1名

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 株式会社マガジンハウス 様
URL https://kyotore.jp/
公開日/発行日 2016/7/21

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