楽しみながら商品を知る
世界観と体験をデザイン
サントリーコミュニケーションズ株式会社様(以下、サントリー)が2018年9月に期間限定で展開した、デジタル上の自動販売機を自分好みにカスタマイズできるWebキャンペーン『オレのわがまま自販機』の戦略・企画・編集・デザインを担当しました。本キャンペーンをリリース後、twitterでは関連ハッシュタグが複数回トレンド入りするなど、SNS上でも大きな反響がありました。
- ウェブサイト・サービス
- デジタルマーケティング支援
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- ユーザーの「楽しい」に直結するコンセプトと惹きの強い表現の実現
- サイト構成とコンテンツに一貫性をもたせるUXライティング
プロジェクトの背景
サントリーでは、単体の商品ブランドは認知されているものの、「サントリー」という企業ブランドの中での製品同士の関連性がなかなか認知されていないという課題がありました。そのため、他の商品に興味をもってもらうきっかけとなるキャンペーンの企画、制作を担当しました。
問題解決までのアプローチ
企画段階では、サントリーブランドの関連性や、他商品への興味をもってもらうことをゴールとして、数多く起こした原案からプロトタイプを複数作成。プロトタイプを見比べて意見を発散させるなど、ワークショップ形式も取り入れて検討を重ねました。ユーザーとのコミュニケーションのあり方や、コンテンツの方向性はもちろん、自分たちが直感的におもしろいと思うかを重視し、一人ひとりが「自分だったらこのコンテンツに参加したいか」ということを軸に徹底的に議論し、ユーザー視点で「おもしろい」と思えるものにこだわりました。
また、ユーザーの体験や動線を考慮した上で、UXライターが効果的なコピーライティングを行い、ユーザーのタッチポイント全体で一貫性をもたせて表現しています。
自分の味の好みが診断できるコンテンツでは、イラストパターンを10数種類用意し、にぎやかなビジュアルでその世界観を表現。世界観やキャラクターデザインはイラストレーターとともに内容やパターンを検討しました。
さらに、キャンペーン実施後の効果測定と検証も実施しました。
クリエイティブのポイント
サントリーが自動販売機で販売するソフトドリンク商品の中から自分の好みの商品を選び、自分だけのオリジナル自販機をカスタマイズできる本キャンペーンでは、オリジナル自販機の画像をSNS上でシェアできるだけでなく、選んだ6種の組み合わせで自分の味の好みがわかるイラスト付き診断も楽しめるデジタルコンテンツとして企画し、展開しました。
一覧から商品を選ぶときにあらためて商品を知ってもらい、コンテンツを楽しんでもらうというシンプルな設計の中で、ユーザーと企業を、“身近にある商品”と“親しみやすい体験”でつなぎました。さらにキャンペーンの一環として、抽選に当たったユーザーには実際に選んだ商品を、オリジナルで制作したサントリー自販機そっくりのボックスとともに届けるという、デジタルに留まらない意外性を実際のプレゼント企画で実現しています。
「もし、本物の自動販売機が自宅に届いたら?」。遊び心たっぷりにつくられたダンボール製の自動販売機は、本キャペーンを制作する過程で生まれたアイデアがきっかけでした。自動販売機をカスタマイズして遊んでいたら、本物が届く。デジタルとリアルをシームレスに横断するアイテムの存在が、デジタルコンテンツの中でも「触れられる」あたたかさを伝えています。
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | サントリーコミュニケーションズ株式会社 様 |
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公開日/発行日 | 2018年9月10日 |
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