情報設計とアートディレクションの一新で
ユーザビリティ向上とブランド強化を実現
サントリーコーポレートサイトの情報構造、アートディレクションを一新するプロジェクトです。情報構造の検討ではアクセス解析やアンケート調査を実施し、ユーザー視点に基づいてナビゲーションや主要ページの構成要素を設計。アートディレクションはユーザビリティ、アクセシビリティ、デザイントレンドを押さえながら「水と生きる」というコーポレートメッセージが伝わる表現を心がけました。その結果、リニューアル直後のWebブランド調査2016秋冬(日経BPコンサルティング)では一般企業編の第1位を獲得することができました。
- ウェブサイト・サービス
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- 「コアモデル」を用いた、ユーザーゴール、ビジネスゴール双方を満たす情報設計
- ユーザビリティ、アクセシビリティを考慮した最新型のコーポレートサイトデザイン
- 集中検討スタイルの導入による、短期間でのプロジェクト遂行
プロジェクトの背景
本サイトは2012年にリニューアルを実施して以降、高いアクセス数を保持し各調査ランキングでも上位を維持してきました。一方、経年によるトレンドの変化もあり、ユーザビリティに関する評価の低下が見られつつありました。そのため現在のトレンドを押さえ、ユーザーが見たい情報を探しやすく、事業側としても見てほしい情報のバランスがとれたサイトへリニューアルする必要がありました。
問題解決までのアプローチ
ユーザビリティに関してはインフォメーションアーキテクト、アートディレクターによる専門家評価を実施し、改善点を抽出しました。また、調査やインタビューを通じてユーザー側/事業側双方のサイトに求めるニーズの洗い出しを実施し、「コアモデル」という手法を利用してコンテンツ設計と情報設計を行いました。「コアモデル」とは、ユーザーゴールとビジネスゴールを明確にした上で、双方が重なるコア・コンテンツを定義し、その前後の動線を設計するためのフレームワークです。プロジェクト期間中は、半日〜1日の集中検討を1週間に1回程度実施することで、2カ月程度の短期間で情報構造とアートディレクションを実行しました。
また、ブランディング強化の観点からコーポレートサイトとしての「サントリーらしさ」を表現する必要がありました。そのために、規定のブランドガイドラインへの準拠だけでなく、社員へのインタビューを行うなど、多角的なブランド情報収集を行いました。
また、ブランディング強化の観点からコーポレートサイトとしての「サントリーらしさ」を表現する必要がありました。そのために、規定のブランドガイドラインへの準拠だけでなく、社員へのインタビューを行うなど、多角的なブランド情報収集を行いました。
クリエイティブのポイント
ユーザーの閲覧環境多様化を背景に、今回のプロジェクトでもレスポンシブ対応を基本として現在のトレンドに合わせたデザイン方針を立てました。トップページでは従来の商品広告カルーセルを廃止し、企業イメージを訴求する動画を配置。レイアウトは1カラム縦積みを基本として、ビジュアルを大胆にみせられるよう設計しています。リンクはタッチ操作を前提としたエリアリンクとし、全体としてシンプルかつ早くて強いコミュニケーションを目指しました。最終的には「開放的で瑞々しさのあるデザイン」というWebサイトのクリエイティブコンセプトを立て、使用色やフォント、ボタンや罫線などのパーツ、レイアウトの良し悪しを判断する基準にすることで、ブレのないデザインを実施できました。
プロジェクトの体制
プロデューサー:1名
プロジェクトマネージャー:1名
インフォメーションアーキテクト:1名
アートディレクター:1名
デザイナー1名
デザインリサーチャー:1名
スーパーバイザー:1名
プロジェクトマネージャー:1名
インフォメーションアーキテクト:1名
アートディレクター:1名
デザイナー1名
デザインリサーチャー:1名
スーパーバイザー:1名
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | サントリーホールディングス株式会社 様 |
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URL | |
公開日(国内サイト) | 2016.9.30 |
公開日(国外サイト) | 2017.4.13 |
[ 関連リンク ]
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