現場の知を楽しく共有する
イントラサイトを迅速に構築
サントリーグループでは全社を挙げて働き方改革に取り組まれています。その一環として、長時間労働対策や生産性向上を図るため、部署や個人が取り組んで成果が上がった事例を共有するイントラサイト「変えてみなはれ」を開設されました。サントリーグループ15社、約7,000人の社員が対象のため、ユーザーのITリテラシーもさまざまです。どのような方でも利用しやすいUI設計・ デザインと開発をコンセントで担当しました。
- ウェブサイト・サービス
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- 約2ヵ月で設計、デザイン、開発を完了させるため、「試しながら合意形成する」進行を実施
- 事例共有の「活気」を盛り上げるアートディレクションとUI設計・デザイン
- 「いいね」機能や記事の絞り込み検索機能で、探しやすく、投稿意欲を高める
プロジェクトの背景
コンセントにご相談いただいたのは2016年末のことでした。2017年3月でのリリースが決まっていたので、イントラサイトで実現したいコンテンツや機能をもとに、スピーディーに開発することが最大の課題でした。プロジェクト関係者も多忙な方が多く、打ち合わせ自体が貴重な機会だったので、意思決定を迅速に、コミュニケーションロスなくプロジェクトを進行することが必要でした。
問題解決までのアプローチ
打ち合わせでは手持ちの紙資料で確認するスタイルではなく実機で確認できるモックアップのデモンストレーションを行いながら、サイト構造、画面設計・デザイン、動作についてすり合わせていきました。「実物」をもとに内容確認・意見交換ができたため、認識の齟齬が少ないスムーズな開発が可能となりました。
投稿する記事に「効率化」「IT 使いこなし」等の属性を付与し、それを利用した絞り込み検索を行えるようにするなど、開発過程で湧いたアイデアも記録として残し、リリース後に順次実現できたため、当初の想定を上回るサイトにできました。
デモンストレーションに使用したモックアップ
クリエイティブのポイント
サントリーグループのチャレンジ精神を表す「やってみなはれ」をもじった「変えてみなはれ」というサイト名、社員が考案した「ちぇん爺」というオリジナルキャラクターなど、企画段階で風通しのよい社風を垣間見るユニークなアイデアが揃っていました。その空気感が伝わるよう明るいトーン&マナーを設計し、現場の知がわいわいと、楽しまれながら共有される場にすることを心がけました。また、CMSの機能をカスタマイズして、「いいね」などのリアクション機能や絞り込み検索を実装。記事への反応の見える化によって投稿意欲を向上し、目的の情報も探しやすくすることで、ナレッジ共有の活性化をねらいとしました。サイト開設からは合計200件以上、開設から半年以上が経過した現在(2017年10月末)でも週平均で4〜5件程度の投稿が行われており、グループ全体のナレッジ共有インフラとして定着しています。
プロジェクトの体制
- プロジェクトマネージャー:1名
- アートディレクター:1名
- テクニカルディレクター:1名
- マークアップエンジニア:1名
- プロデューサー:1名
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | サントリーホールディングス株式会社 様 |
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公開日/発行日 | 2017/3/1 |
[ 関連リンク ]
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