AGCセラミックス   Brightorb®︎ブランドサイト

サイトトップページのキャプチャ。3Dプリントされた球体の画像と、「BRIGHTORB」のロゴが表示されている。

市場や社会の変化に備え、
スピード感をもってビジネスを支援する

AGCセラミックス株式会社様(以下、AGCセラミックス)が開発した3Dプリンタ用造形材「Brightorb®︎(ブライトーブ)」のブランディング確立のためのウェブサイトを制作しました。

  • ウェブサイト・サービス
  • ブランディング支援
  • デジタルマーケティング支援
  • メディア・コンテンツ開発
  • クリエイティブ開発

[ プロジェクトのポイント ]

  • ブランドの本格始動に当たり、迅速に必要十分なウェブサイトを構築し今後のビジネス展開に備える
  • デザイナーをメインターゲットに、素材の可能性や柔軟性を想起させるデザインを実現

6枚中1枚目:サイトのキャプチャ。「BRIGHTORB CREATIVE」の見出しと、3Dプリントされた繊細な造形のオブジェクト写真が表示されている。
6枚中2枚目:サイトのキャプチャ。「BRIGHTORB ENGINEERING」の見出しと、3Dプリントされた繊細な鋳型の写真が表示されている。
6枚中3枚目:サイトのキャプチャ。「CASE STUDY」のページへ続くバナーが表示されている。
6枚中4枚目:サイトのキャプチャ。「PROCESS」の第1項目。モデリングされた3Dデータ画像が表示されている。
6枚中5枚目:サイトのキャプチャ。「PROCESS」の第2項目。3Dプリンタで造形している画像が表示されている。
6枚中6枚目:サイトのキャプチャ。「PROCESS」の第3項目。造形ボックスから造形帯を取り出し粉体を取り出す「デパウダー」という工程の画像が表示されている。

プロジェクトの背景

2017年に発表された3Dプリンタ用造形材「Brightorb®︎」は、AGCセラミックスが100年以上にわたり積み重ねてきたセラミックスの技術・ノウハウを生かし、再生可能な人工砂を原料として独自に開発した新たな鋳型材料です。発売から約5年を経て「Brightorb®︎」ブランドの確立や市場の拡大展開を図るべく、発信の土台の一つとなるウェブサイトを制作する運びとなりました。

コンセントは本サイトを活用したコミュニケーション設計とサイト制作を担当しました。また、ブランドのロゴやイメージムービーの制作、ビジュアル素材のアートディレクション全般は株式会社PRODUCT DESIGN CENTER様(以下、PDC)が担当されました。

問題解決までのアプローチ

プロジェクトで重視したのは、本サイトに対するユーザーの反応をいち早く今後の事業展開に取り入れることです。そのためサイトの公開に向けてはブランディングに必要な最小限のコンテンツを短期間で制作し、公開後にユーザーの反応を見ながらコンテンツを中長期的にアップデートするプロセスを提案しました。実装面においても「Brightorb®︎」を取り巻く外部/内部環境の変化とビジネスの進展に対応できるよう、柔軟にコンテンツや機能の追加検討が可能な仕様にしています。

本サイトを活用したコミュニケーション設計においては、SNSや展示会などユーザーと「Brightorb®︎」のタッチポイントを洗い出し、各タッチポイントにおける本サイトの役割や活用方法、評価指標などを明示化しました。サイト公開後も問い合わせ状況をヒアリングしながら、次なる打ち手の提案を行っています。

制作進行の面においては、キックオフからローンチまでほぼ全ての工程をオンラインで完結することを前提に、miro(https://miro.com/)に業務に関連する情報を集約しました。プロジェクトの進行状況を可視化することで、プロジェクトチーム全体の合意形成をスムーズに進めました。

画像

miroで繰り広げた議論の様子

クリエイティブのポイント

当製品は発売以降、産業分野を中心とする既存顧客へのアプローチにとどまっていましたが、新たにデザイナーや制作会社といったクリエイティブ市場へ訴求すべく、空間やプロダクトなどの実制作に従事するデザイナーをメインターゲットに設定。彼らに必要な情報を届けるシンプルな情報構造や、創造のインスピレーションをもたらす直感的なUIデザイン、インタラクションを実装し、ブランドの一貫性を体現するウェブサイトを構築しました。

メインターゲットを意識した「先進的で創造的」というクリエイティブコンセプトのもと、多様な形や色彩をまとって自由に広がる「Brightorb®︎」という製品の可能性を、作例を軸として魅力的に伝える構成となっています。

サイト構成

トップページの冒頭〜ページ中盤は、ビジュアルを中心にブランドの世界観を印象付けます。中盤以降は素材のスペックや制作プロセス、お問い合わせ先など、ターゲット層が知りたい情報が簡潔に伝わる構成にしています。また、製品を活用した作例は今後増える可能性も視野に別ページに集約しました。

「CASE STUDY」ページのキャプチャの1枚目。作例の画像がダイナミックに表示されている。
「CASE STUDY」ページのキャプチャの2枚目。多様な作例が掲載されている。

デザイン/実装

キャプチャの1例目。ランダムに色が変化する様子を、それぞれのタイミングでキャプチャしている。
キャプチャの2例目。変化する色もコンテンツごとに異なっている。"

「Brightorb®︎」を使用した作品の仕上げに用いられる釉薬をイメージした5色が、スクロールに連動して出現したり、リロードごとにオブジェクトをランダムに染めたりするギミックを実装。

gif画像。スクロール時の色の変化が見えるアニメーションになっている。

文字や写真の出現が自然で心地よい印象になるよう、スクロールするたびに起きる変化の範囲や速度、出現タイミングを細部まで調整。

Client: AGC Ceramics Co., Ltd. / Creative Direction: Product Design Center / Design: Ryuya Yamada (Product Design Center), CONCENT

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 AGCセラミックス株式会社 様
URL https://brightorb.jp/
公開日/発行日 2021/11/18

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