FUTUREK   ANA 観光プロモーションVR動画

VR映像で描く、
何度も旅をしたくなる観光体験

全日本空輸株式会社様(以下、ANA)がアジアの7つの国と地域で展開する訪日キャンペーン「BEYOND #MissingJapan」における観光プロモーションVR動画の制作を、コンセントが担当しました。

  • 映像
  • メディア・コンテンツ開発
  • クリエイティブ開発

[ プロジェクトのポイント ]

  • 東京、山梨、金沢の観光地35カ所を3本の短尺動画でつなぐ、情報密度の高い構成
  • ユーザーが何度でも見返したくなる情報量
  • 現場収録の音響を取り入れた臨場感あふれるBGM

プロジェクトの背景

2020年以降、新型コロナウイルスの感染対策としての入国制限によって海外渡航者数が減少しました。ANAでは制限緩和後を見据えて、訪日旅行者を増やすためにアジア7つの国と地域(香港、台湾、シンガポール、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア)に向けたキャンペーンを企画。その総合プロデュースを務めるFUTUREK SG Pte. Ltd. 様(以下、FUTUREK)より、観光プロモーションVR動画制作の依頼を受けました。

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実際の動画はこちらから。Greator Tokyo編Kanazawa編Fuji Five Lakes編

問題解決までのアプローチ

観光プロモーション映像において重要なのは、映像というメディア特性に適した演出で「観光体験」を再構築することです。現実の観光をそのまま映像化すると、単なる劣化版に仕上がってしまいます。そのため本プロジェクトではVRを活用し、映像でしか得られない観光体験を提供することで、ユーザーの日本観光に対する期待値の向上を目指しました。

画像:富士山と山中湖の写真。

富士山と山中湖を鳥瞰で一望するシーン

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露天風呂の中を潜り、水中から上がると酒蔵の軒先に出るシーン

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タイムラプスで日没を体感するシーン

クリエイティブのポイント

今回対象となった「富士五湖」「金沢」「大東京」各地の魅力をユーザーの記憶に残すためには、前後カットのスムーズなつながりと、臨場感の両立が必要です。また、何度見ても発見がある映像に仕上げるため、エキストラにユニークな動きをしてもらったり、建物の細部まで撮影したりするなど、見回して飽きることのない映像体験を目指しました。

画像2点:左:居酒屋で飲食している人々。右:金沢駅にある鼓門という大きな門。

エキストラの動きや、建物の撮影方法にこだわったシーン

一方で、VR映像の弱点である「酔い」の対策も行いました。今回のような疾走感のある映像では、ユーザーが次のシーンを予測できないことが視聴の不快感につながるため、進行方向を予測しやすいように視線誘導を工夫しています。

また、音響・BGMのディレクションも担当しました。金沢の活気ある市場の喧騒、山梨のグランピング施設での草を踏む音など、収録現場の音を豊富に使うことで、見ている映像への没入感を高めています。

これらの工夫により、その場にいるような感覚を短い時間で味わえる“超濃厚観光体験”をユーザーに届けています。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 FUTUREK SG Pte. Ltd. 様
URL
公開日/発行日 2022/5/30

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