梓設計   ヘルスケアドメイン パンフレット制作

写真:制作したグレーのタトウ(二つ折りのポケットファイル)に収納されたパンフレットと事例カードのセット。

コンセプトを的確に伝え
印象的に魅せる余白のデザイン

空港やスポーツ施設など多様なプロジェクト実績をもつ創業70年余の建築設計事務所、株式会社 梓設計様(以下、梓設計)。主に福祉・保健・医療の分野で国内外の施設設計に携わる専門部署“ヘルスケアドメイン”について紹介するパンフレットおよびSPツールの制作において、デザインを担当しました。

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[ プロジェクトのポイント ]

  • 余白を活かすことで、情報を際立たせ着目させる機能的なページデザイン
  • パンフレット内のパーツごとに風合いの異なる用紙を用い、手ざわりからも“やさしさ”を伝える
写真(6枚中1枚目):制作したパンフレットのP.22-23の見開きページ。梓設計が実現するサステナビリティ「将来の増改築を見据えた土地利用」と「先端医療を支えるサポートコア」について、イラストとテキストによる説明と、実際に活用された事例名が掲載されている。
写真(6枚中2枚目と3枚目):制作した正方形の事例カードの表面と裏面。表面は建物の外観写真で設計のポイントをテキストで説明し、裏面は建物の間取り図と、内装の写真を掲載している。
写真(6枚中4枚目):制作したグレーのタトウを広げた表面。正方形を横に2つ並べて間にマチの部分を持たせた。
写真(6枚中5枚目):制作したタトウを広げた中面。表面とは違って茶色で、下に白いポケットが付いている。
写真(6枚中6枚目):制作した 冊子 の表紙。Healthcare Domain Concept Bookと小さく品良く入っている。

プロジェクトの背景

福祉・保健・医療分野の建築の施設設計に携わる“ヘルスケアドメイン”のコンセプトや事業内容、実績を紹介するパンフレットを制作するにあたって、「やわらか」で「親しみやすく」かつ「清潔感」を感じられるイメージで展開したいとのご要望をいただきました。パンフレットの配布先である自治体や医療機関の発注者・発注検討者に対して部署の設計に対する想いが魅力的に伝わり、企業出版物にありがちな堅苦しいイメージから脱却したデザインが求められました。


写真:制作したパンフレットのP.36-37の見開きページ。梓設計が行っている「+αのデザインを行うための設計手法」について、写真とテキストで説明している。

問題解決までのアプローチ

ヘルスケアドメインのコンセプト・事業内容・プロジェクト事例をパンフレットで展開する本プロジェクト。まずは支給された全ページ分の構成要素をもとにページ構成・デザインをご提案しました。
その後、丁寧に打ち合わせやデザイン案のやりとりを重ねながら、ヘルスケアドメインとして読み手に伝えたい内容の理解を深めていきました。設計対象が福祉施設や病院など福祉・保健・医療分野の施設であるという性質上、“清潔感”や“人へのやさしさ”といったイメージを大切に、それらが的確に伝わるよう余白を十分に活かし、対比として文章や写真が際立つようにデザインを工夫しました。

タトウ両側のポケットに冊⼦とカードをそれぞれ収納。カードは新規の事例に差し替えが可能。タトウ、冊⼦、カードはそれぞれ⽤紙が異なる。

クリエイティブのポイント

余白を活かすことで、プロジェクト事例の建築写真を引き立たせるシンプルなページデザインに。福祉施設や病院のイメージを大切に清潔感や機能性を意識してデザインしました。機能面では、強度と耐久性に優れ、冊子を開きやすいPUR製本を採用。冊子には風合いのある白色の用紙( ヴァンヌーボVスノーホワイト)、事例カードを収納するタトウはグレー調の用紙(トーンF)の表裏色違いの用紙を貼り合わせ、手に取った時にもやわらかさ、やさしさを感じられるよう演出しています。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 株式会社 梓設計 様
URL https://www.azusasekkei.co.jp/

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