議論経過を即時にデザイン案に反映し
納得度の高いクリエイティブを実現
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ様(以下、NTTデータ)が2021年7月に提供を開始した、自治体やインフラ事業者の災害対策業務を支援するデジタル防災プラットフォーム「D-Resilio®」のロゴ・タグライン開発を担当しました。
- VI・CI
- ブランディング支援
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- サービスコンセプトを端的に伝え、ブランド認知を得るロゴデザイン
- プロジェクト関係者の納得度を高める採択方法の提案
プロジェクトの背景
デジタル防災プラットフォーム「D-Resilio®」は自治体やインフラ事業者向けの災害対策業務支援サービスです。関連組織とリアルタイムで情報連携し、必要な情報を迅速に提供して災害復旧をサポートします。ロゴを開発するに当たって、サービスそのものを表す形であることはもちろん、ビッグデータを幅広く活用できるような発展的なイメージを持たせる表現が必要でした。
問題解決までのアプローチ
サービス全体についてオリエンテーションを受けた後、訴求ポイントを精査し、サービスの認知向上につながるクリエイティブのあり方について検討しました。
通常時と緊急時の情報収集状況を表す「モードチェンジ」、サービスの先進性を意識した「新しい形」、デジタル網で世界をサポートする「防災」など、サービスコンセプトを表す複数の切り口からデザイン案を作成。ロゴが持つ意味への理解が深まるよう、それぞれの案に至ったストーリーも提案しています。
併せて開発したタグラインは、最先端のサービスであることを誇示する言葉よりも、言葉そのものからにじみ出る誠実なイメージを心がけ、これから幅広いシーンでの活用が期待されるデジタル防災プラットフォームとしてふさわしい言葉を関係者全員で検討しました。
デザイン案を採択する段階では議論の展開に合わせて、デザイナーがリアルタイムでロゴとタグラインを画面上で組み合わせながらゴールを模索しました。プロジェクト関係者には若手や他部署のメンバーも多く、採択の場がサービスに対する理解や互いの視点を深める機会となり、納得感の高いクリエイティブへとつながりました。
クリエイティブのポイント
通常時を青、緊急時を黄色で表現し「D-Resilio®」の頭文字であるDとRを矢印風にデザイン。緊急時にモードを変え、情報が鎖のようにつながる様を表現しています。
お客様の声
ロゴの作成に関わるのが初めてのメンバーも多い中、まず最初に検討プロセスの工程全体の分かりやすい説明があったため、社内での意思統一を円滑に図ることができました。また、ワークショップ形式での検討会も複数回開催していただき、巧みなファシリテーションのおかげで短期間で関係者の気持ちの乗ったロゴが仕上がりました。今では各メンバーの名刺にロゴを印刷するなど、愛着を持って活用させていただいています。
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 様 |
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URL | |
公開日/発行日 | 2021/07/30 |
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