時代に即した企業ロゴにリデザイン
社内外のブランド理解を深める
小中学校向け教材の出版事業を展開している株式会社正進社様(以下、正進社)の企業ロゴのリニューアル、封筒・梱包資材等のツールデザインを行いました。ロゴ使用時のルール策定も併せて行い、ブランドの統一性の向上・発信力の強化に貢献しています。
- VI・CI
- 販促ツール
- ブランディング支援
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- 会社の“今の姿”をベースにコンセプトを定め、より時代に即したロゴタイプにリデザイン。
- ロゴ使用時のマニュアルを新規に作成し、社内のブランド理解を促進。
- 各種ツールも同コンセプトとし、ブランドとして一貫した世界観を構築。
プロジェクトの背景
1953年の設立当初に作成したロゴを会社のシンボルとして長年使用してきたが、「時代の経過と共に会社のビジョンとズレが生じてしまっている」と、刷新の依頼をいただきました。
また、これまではロゴの使用に関する明確なルールがなかったため、色・形・余白の取り方などがツールごとに異なっているという課題があり、従業員各自の判断で運用されていたルールの整理・見直しも同時に行いました。
問題解決までのアプローチ
従来のロゴを見直すにあたり、話し合いを重ねた結果、これまでの伝統や信頼が蓄積された正進社ブランドのイメージ自体を大きく変える必要はないという結論に至り、ロゴの“Sマーク”は引き続き使用していくことにしました。
並行して“正進社の社会的価値”の棚卸しを行い、会社を端的に表すイメージコンセプトを“前進”“柔軟”“親しみ”と規定。それらを切り口に、ロゴタイプは“今の正進社らしさ”を表現する案を複数提案しました。
旧ロゴ
今回作成した新ロゴ
さらに、ロゴ使用時のマニュアルを作成することで、「従業員それぞれがロゴを正しく認識し使用していくことが正進社ブランドの正しい周知に必要である」というメッセージを発信し、社内の意識に変化をもたらすことができました。
各種ツールの制作もブランドの統一性を意識しています。例えば今回デザインをリニューアルした梱包用ダンボールも、単なる資材ではなく正進社の世界観を表すものとして捉え、より視覚的にブランドイメージを伝えられるデザインを提案しました。
制作した段ボール
クリエイティブのポイント
会社の新たなシンボルとなる創業者の想いはもとより、今現場で働いている従業員の想いも大切に、変えるべきところ・変えなくていいところを慎重に見極めました。
今回のプロジェクトの目的はロゴをつくり変えることではなく、「ロゴを通して社内の意識を1つにすること」であると常に念頭に置き、制作物を通してそのメッセージが従業員に伝わるよう意識してデザインしました。
クライアントとの打ち合わせの様子
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 株式会社 正進社 様 |
---|---|
URL |
お仕事のご相談やお見積もり、ご不明な点など、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ