AbemaTV   ABEMA iOS版アプリのアクセシビリティ向上支援

スマホを操作する男性の手。

VoiceOverユーザー によるアクセシビリティレビューでアプリUIの改善点を提案

株式会社AbemaTV様(以下、AbemaTV)が提供するテレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」。iOSに標準搭載されている画面読み上げ機能「VoiceOver」を使ったアプリの操作性向上を支援しました。視覚障害当事者であるコンセントのアクセシビリティエンジニアによるVoiceOver利用レビューにより、ABEMA利用体験における課題を提示し、アプリUI のアクセシビリティ向上につながる改善提案を実施しました。

  • モバイルアプリ
  • デジタルプロダクト開発支援
  • UXコンサルティング

[ プロジェクトのポイント ]

  • VoiceOverユーザーによるABEMA利用体験を動画を使って解説
  • 利用者視点による課題と改善案の提示
  • AbemaTVにより改善されたUIをレビューし、改善効果を検証
4枚中1枚目:コンセントのアクセシビリティエンジニアによるデモ動画解説を、オンライン会議で共有している様子。
4枚中2枚目:デモ動画のキャプチャ。ABEMAのiOSアプリを起動している。
4枚中3枚目:デモ動画のキャプチャ。ABEMAのiOSアプリでオーディオダッキングをオンにしている様子。
4枚中4枚目:デモ動画のキャプチャ。ABEMAのiOSアプリでボイスオーバーをオンにしている様子。

プロジェクトの背景

AbemaTVには、アクセシビリティ向上のためのプロセスや文化をつくることを目的とした「ABEMA Accessibility Taskforce」という取り組みがあります。そのメンバーから、開発チームのアクセシビリティ向上への意欲を上げるために、視覚障害当事者がどのようにABEMAのiOS版アプリを利用しているかデモしてほしいというご依頼をいただきました。

問題解決までのアプローチ

デモはオンラインで、事前に収録した視覚障害当事者であるコンセントのアクセシビリティエンジニアによるデモ動画を解説する方法で実施しました。メインユーザーとしては想定されていない視覚障害者がどのようにアプリを使用しているのか、どんな点に課題があるのか、を参加者にリアルタイムで実感してもらうことができました。具体的には、テレビやビデオ、設定に遷移する「メニュー画面」でVoiceOver対応がなされていなかった点を指摘し、改善提案を行いました。これによりABEMA開発チームにアクセシビリティ向上の必要性が認知され、iOS版アプリの改善が実施されました。

改善版をリリースするに当たって、あらためて改善内容がVoiceOver利用者にとって使いやすいものかどうかの検証を行いました。その結果、大きな問題もなく機能が利用できたことから、ABEMAアプリの新機能として広く一般にリリースされました。

クリエイティブのポイント

エキスパートレビュー結果はレポートだけでなく、実際に画面を操作する様子を動画に記録して納品しました。これにより、操作実態や課題点をより明確にクライアントに伝えることができました。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 株式会社AbemaTV 様
URL https://abematv.co.jp
公開日/発行日 2020/10/14

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