国立研究開発法人産業技術総合研究所   受講生の「生の声」を引き出すワークショップ・伝えるムービー

画像:メイン画像、アイデアを付箋に書き出ししている様子

生き生きとした受講生の姿を伝える意見収集と広報用ムービー撮影を兼ねたワークショップを設計

国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)が主催する教育プログラム「産総研デザインスクール」。プログラム改善の参考に卒業生から意見を収集するためのワークショップの設計・実施と、広報用のムービー制作を支援しました。

  • 映像
  • 事業開発支援
  • クリエイティブ開発

[ プロジェクトのポイント ]

  • 「プログラム改善のための意見収集」と「広報用ムービー撮影」、2つの目的を満たすワークショップの設計
  • アクティブで生き生きとした卒業生たちの姿を捉える映像づくり

プロジェクトの背景

産総研は、独立行政法人(国立研究開発法人)として設置された経済産業省所管の公的研究機関です。日本の産業や社会に役立つ技術の創出とその実用化や、技術を事業化につなげるための「橋渡し」を行っています。

2018年に産総研は、「これからの社会でほんとうに必要とされること(共通善)」を探究し、未来社会を創造する“共創型リーダー”を育むための教育プログラムとして、「産総研デザインスクール」を立ち上げました。企業等の研究・開発に携わり成果を社会に送り届けたい人、新規事業開発を模索している人、メンバーの強みを生かしたチーム形成を志す人を対象にしたプログラムで、受講者は1年かけて履修します。
このプログラムの運営支援として、コンセントは以下の2点を目的としたプロジェクト推進を担当しました。

  • インタビューなどを介して卒業生から意見を収集し、今後のスクール運営に生かすための情報を得ること
  • 次年度以降の受講生獲得のための広報用ムービーを制作すること

問題解決までのアプローチ

本プロジェクトでは、要件となっている卒業生へのインタビューと広報用ムービー撮影を並行して行う必要がありました。

インタビュー対象者は10名前後を想定していたため、複数人から効率的に意見を集める方法として、ワークショップ形式のインタビュー実施を提案しました。
ワークショップのテーマは「デザインスクールでの体験を経て起きた変化」。参加者に「デザインスクール参加前に思い描いていた理想像と、参加後の実態はどのようなものか」「理想像にたどり着くために後押しになったこと、障害となったことは何か」といった設問を通じて、段階的にこれまでの学びを振り返ってもらいます。最後に「デザインスクールでの学びを通じて最も変わったこと」「これから学びを生かして行いたいこと」「卒業後に支援してほしいこと」という過去・現在・未来に関する意見を発表してもらう設計にしました。

写真:参加メンバーが机を囲んでアイデアを書き出している様子。
写真:参加メンバーが大きい紙に発表内容をまとめている様子。
写真:参加メンバーが学びを共有している様子。
写真:参加メンバーがこれから実現したいことを発表している様子。

卒業生達がデザインスクールでの学びをまとめて、発表している様子。

クリエイティブのポイント

参加者同士の活発な意見交換を促すため、開放的な会場で、意見交換しやすい対面形式で行いました。テーブル周辺に余裕をもたせ、参加者の会話を邪魔しない撮影動線を設けるなど、撮影ロケーションのセッティングも工夫しました。

写真:会場の様子。机を5人ほどのメンバーが囲み、ファシリテーターがホワイトボードを使って説明している。

当日の会場の様子

写真:撮影シーンの絵コンテと、会場の展開図。

撮影シーン/会場設営を検討している資料

広報用ムービーは、ワークショップのどのような場面を活用すると効果的か、議論を重ねながら編集の方向性を検討。卒業生たちが活発に意見を交わす様子、その表情をメインに取り上げるという方針を決め、アクティブで生き生きとした卒業生たちの姿を捉えた映像にすることを目指しました。

写真:参加者メンバーが話を聞き議論している様子。
写真:
写真:参加者メンバーが生き生きとした表情で発表している様子。
写真:

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 国立研究開発法人産業技術総合研究所 様
URL https://plus-sdesign.jp/
公開日/発行日 2023/07/01
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