上野文化の杜新構想実行委員会   活動記録冊子『上野文化の杜2018ドキュメント』企画編集

綿密なヒアリングにより、進化する
東京・上野の「今」を的確に捉える

文化庁の指定する平成30年度国際文化芸術発信拠点形成事業に採択された、上野文化の杜新構想実行委員会による「上野文化の杜2018」プロジェクトの活動記録冊子の企画編集およびデザインしました。「UENOYES(ウエノイエス)2018」をはじめとする国際色豊かな展覧会や歴史的文化財を使用したイベントのレポート、各種シンポジウムの記録などをとりまとめ『上野文化の杜2018ドキュメント』として一冊に編集しました。

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[ プロジェクトのポイント ]

  • 単なるレポートではなく、ユーザービリティの高いドキュメントの作成
  • 関係施設へ綿密なヒアリングを実施し、上野文化の杜新構想の「色」を打ち出す
成果物のスクリーンショット(1点目/全7点)
成果物のスクリーンショット(2点目/全7点)
成果物のスクリーンショット(3点目/全7点)
成果物のスクリーンショット(4点目/全7点)
成果物のスクリーンショット(5点目/全7点)
成果物のスクリーンショット(6点目/全7点)
成果物のスクリーンショット(7点目/全7点)

プロジェクトの背景

従来はイベントの動員数や収支報告書など数値的なデータをまとめた資料で、上野文化の杜の詳細やイベント内容の記録などのコンテンツが少ない活動報告書でした。2018年は上野文化の杜プロジェクトの一環として開催されたイベントが増えたこともあり、その内容を盛り込みつつ上野文化の杜についても広く告知でき、上野を訪れる一般の方にも手に取ってもらえる記録冊子を制作したいとご相談いただきました。

問題解決までのアプローチ

上野文化の杜とは、上野の文化・文教施設や自治体等が連携し、文化芸術資源の宝庫である上野の潜在能力を発展させ広く発信するための構想です。その実行委員会には博物館や美術館、動物園、教育機関などが名を連ねていますが、これまでに主催した地域一体型イベントではそれぞれが独自で企画・運営を行っており、施設を横断する協働プロジェクトやその記録などをまとめた冊子はありませんでした。今回、初めての施設横断型の冊子を制作するにあたり、関係各位に綿密なヒアリングを実施。その上で盛り込むコンテンツの内容やバランスを調整し、誰もが納得し喜んでもらえる冊子を目指しました。また、ヒアリングを進める中で上野文化の杜の特色も同時に模索。江戸時代から続く歴史・文化の流れを汲みながら、2020年の東京オリンピック・パラリンピックをきっかけに新しい取り組みにもチャレンジしていく「伝統と新規性を併せもつ上野」を上野文化の杜の色とし、冊子に反映しました。

クリエイティブのポイント

掲載するコンテンツはイベントの規模感を問わず、関係施設にヒアリングした内容を踏まえながら、上野に興味関心をもっている人、もしくはもってもらいたい人向けになるよう選定・編集し、一過性のイベントレポートに終わらない、「上野文化の杜2018」プロジェクトの全景を伝えられる内容・構成としました。

冊子デザインは読みやすさを第一にシンプルなレイアウト、落ち着きを感じさせる方向性に。上野という地域一帯の文化をまとめた冊子であるため、あえてキャッチーさやポップさをなくして、どの施設に置かれていても違和感の少ないデザインにしました。サイズもハンディなものにし、日英併記することで海外からの観光客も気軽に手にとり、持ち帰ってもらいやすい形態にしています。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 上野文化の杜新構想実行委員会 様
URL https://ueno-bunka.jp/
発行日 2019年6月

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