ハイブリッドな働き方を支援するデジタルツインオフィスの制作と導入
コロナ禍は世の中の働き方の考え方やスタイルに大きな変化をもたらしました。
コンセントでは、コロナ禍以前からオンライン・オフラインさまざまなサービスやツールを活用し、業務効率や成果を最大化するワーキング環境の整備に取り組んでいます。今回はその一施策である「メタバース活用」をご紹介します。
- ウェブサイト・サービス
- 映像
- トレーニング・研修
- デザイン思考組織化支援
- デジタルプロダクト開発支援
- メディア・コンテンツ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- VRゴーグルなどの機器やメタバースを業務に積極導入・活用
- 自社のリアルオフィスをメタバース上に再現
- オンライン・オフラインのハイブリッドコミュニケーションの方法を探る
プロジェクトの背景
コロナ禍を経てオンライン・オフラインを織り交ぜたハイブリッドな働き方が普及し、働く場所の選択肢が広がっています。コンセントでもテレワーク制度の導入や会議ツールの利用ルールの整備などを実践しながら、新しい時代にフィットする働き方を模索し続けています。
一方でオンラインを主とした働き方が定着してきたからこそ、そこに生じるコミュニケーションの課題もいくつか見えてきました。
一般的にオンライン会議で活用されるZoom Meetings、Microsoft Teams、Google Meet等のツールは、リアルな会議室に代替できる機能性を有していますが、「会話する人の表情やしぐさなどの非言語情報が対面に比べて読み取りづらい」「話者と聴者の間のコミュニケーションが一方向的になりがち」などが代表的な課題例として挙げられます。
問題解決までのアプローチ
コンセントではそのような課題を解決するための試みとして、リアル空間とバーチャル空間を掛け合わせた働き方を社会に提案していくために、下記のような取り組みを行っています。
(1)メタバースのビジネス利用
社内の有志を募りチーム単位でVRゴーグルの貸し出しを行っています。
VRゴーグルへのコンテンツのインストールや基本操作のレクチャーを映像チームが行い、チームミーティングや各種業務への活用を開始しました。
活用に効果があると考えられている想定シーン
実際にメタバースで行われた社内チームミーティングの様子。一般的な着席スタイルも可能だが、メタバース内ではよりアバターの行動の自由を許容しやすい雰囲気が生まれる。こういう「あり得なさ」も発想のブレイクスルーの1つの要素となり得るか。
体験した社員の声 ※個人的な所感を含みます。
- 通常のオンラインMTGより楽しさを感じた
- オンラインでのコミュニケーション手段の1つとしてバリエーションになる
- カメラオフ/オンを選ばず、アバターで参加するのみなので精神的に楽な面がある
- 局所的な、今の仕事のスタイルを強制的に変えたい場などでの使用は効果がありそう
- 現状のデバイスにおいては、事前準備のハードルが高く感じられる(充電、アプリケーションのインストール・アップデート、Wi-Fi接続、ロード時間など)
- VR酔いや、ゴーグルを装着することによる首の疲れ・頭痛などが起こることがある
- VRゴーグルを使っているときにPCが使えなくなるなど、できる作業が限られる
- PCでの業務遂行が発展したように、10年、20年かけて最適化(技術・人どちらも)していくのではないか
(2)デジタルツインオフィス(会議室)の空間制作
デジタルツインオフィスは、リアルに存在するオフィスをオンライン上にも再現することで、オンライン・オフラインのどちらでもリアルタイムに「同じ場所」に存在するかのようなシームレスな体験ができる場です。
現実に存在するオフィス(左)とデジタルツインオフィス(右)。オフィスのCADデータをもとに忠実にスケールや内装を再現。
コンセントでは現在、新しい技術を活用した働き方を実践していく中でナレッジを蓄積し、「より良いコミュニケーションを実践できる」オフィスの在り方・働き方を社会にご提案できるようデジタルツインオフィスのビジネス活用やイベント開催などを検討しています。
また、ハイブリッドな働き方で生じるもろもろの課題解決や、デジタルツイン空間だからこそ実現できるブレイクスルー・イノベーションの可能性を探る試みを、他企業様と連携しながら持続的に行っていく予定です。
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 株式会社コンセント |
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[ 関連リンク ]
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