キュービック   UXデザイン力向上支援プロジェクト

ワークショップの様子

現場で使えるUXデザインは
組織内の実践を通して学ぶ

「インサイトに挑み、ヒトにたしかな前進を。」をミッションに掲げ、ヒト起点のマーケティング×デザインでビジネスを前進させる株式会社キュービック様(以下、キュービック)に、UXデザイン力の向上を目指す伴走型支援を提供しました。「自分たちがどうなりたいのか」というビジョンを描くところから共に考え、現場や組織としての課題感を明確にした上で実務とひも付いたUXデザインの実践的な研修を行いました。

  • トレーニング・研修
  • デザイン思考組織化支援
  • UXコンサルティング

[ プロジェクトのポイント ]

  • 研修を終えた後のビジョンを描くところから支援
  • 参加者自身が担当しているプロダクトをテーマにしたプログラム設計
  • 「思考」だけではなく、自律的な「実践」を意識した研修内容

プロジェクトの背景

キュービックは、ユーザーに響くコンテンツ開発のために、より望ましいUXを提供する必要がありました。一方で、一般的なUXデザインの方法論はキュービックの実務プロセスに適合するのか、ということに悩んでいました。
そこでコンセントに、属人化しないUXデザイン支援ツールの作成、および社内の実務に生かせるUXデザインの知見をもつ人材を育成する施策を検討したいとご相談いただきました。

問題解決までのアプローチ

当初、プロジェクトは「UXデザインガイド」のような、より望ましいUXの実現を支援するプロセスやツールを開発することが目的でした。しかし、実務への適合、現場での活用を目指すためには、UXデザインプロセスの改善に本当に必要なことは何かを社内関係者と捉え直すことが重要と考え、ワークショップを実施しました。

2日間のワークショップでは、サービスごとの事業部チームのプランナー、ディレクター、デザイナーなどが集まる中で、「デザインチームがどうなることが理想なのか」というビジョンの共通認識をつくり、現状のチームやデザインプロセスにおける課題を事実と仮説の視点から捉え直しました。

ワークショップの様子(その1)
ワークショップの様子(その2)

ワークショップの様子

その結果、さらに長期的な視点で見ると、個人がどのようにつくるかというUXデザインの「ツール」や「メソッド」ではなく組織として本質的かつ実践的な独自の「考え方」やそれを踏まえた「プロセス」を開発すること。これこそが自分たちが取り組むべきことであると、プロジェクトの目標が再定義されました。

また、UXデザインのプロセス全体の中で、特に課題を感じているのは、後工程であるインターフェースのデザインではなく、そもそもユーザーの課題や機会をどう捉えるのか、という前工程のリサーチや分析パートである、ということがわかってきました。

そこでコンセントでは、「ユーザーの課題や機会をどのように捉えればよいのか」といったリサーチや分析手法についての「UXデザイン研修」を3カ月間で全5回( 1回4〜6時間)の連続研修として設計・提供しました。

UXデザイン研修の流れ

UXデザイン検収の流れの図。プロセスは、「事前リサーチ」「UXリサーチ設計」「UXリサーチ遂行」「UXリサーチ分析」「UXリサーチからの発送」の全5回。

この研修は、約15名の参加者が実際に担当されている6プロダクトをテーマとし、現状の課題を反映した実務に直結する内容としました。そのため、参加者と議論しながら、プロダクトごとに柔軟に対応できるよう設計を工夫しました。

実際のプロダクトをテーマとした研修は、研修内で宿題が出されるなど難度が高くなることもありましたが、その分満足度は高く、実務と照らし合わせてノウハウを適用することに自信がもてたと言っていただきました。さらに、UX専属チームの立ち上げにつながったとのご報告をいただき、長期的な体制づくりのスタートとして機能した研修となりました。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 株式会社キュービック 様
URL https://cuebic.co.jp/
キュービック様 運営サイト ミズコム(https://waterserver-mizu.com/
HOP!ナビ(https://www.hop-job.com/
ココファーマ(https://www.pharmama.net/
MONEY VIEW(https://www.randcins.jp/media/
エフプロ(https://www.fx-cube.jp/

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