第一生命   少額短期保険「Snap Insurance」事業開発支援

男女2人が持っているスマホ画面のクローズアップ。アプリの画面が表示されている。

若年層に向けた
保険の新しい体験を創る

「一生涯のパートナー」をコーポレートアイデンティティに掲げ、時代のニーズに合わせて最良のサービスを顧客に提供し続ける第一生命保険株式会社様(以下、第一生命)。2019年8月に同社がリリースした若年層向け少額短期保険「Snap Insurance」のサービスコンセプト構築、UI設計、クリエイティブガイドライン策定を担当しました。

*Snap Insuranceは、2020年7月31日をもちまして販売終了しております。

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  • スマホ・タブレットアプリ
  • 事業開発支援
  • クリエイティブ開発

[ プロジェクトのポイント ]

  • 幅広い視野でのユーザー理解から、短期間でのサービスコンセプト構築
  • 緻密なユーザーリサーチによって、保険サービスの体験を再定義
  • 手軽さを追求したUI設計とデザイン
5枚中1枚目:人生すごろくワークショップの様子。グループごとにデスクを囲み、アイデアを出している。
5枚中2枚目:人生すごろくワークショップの様子。学生がシートにアイデアを記入している。
5枚中3枚目:人生すごろくワークショップの様子。たくさんのアイデアが書かれた付箋が貼り出されている。
5枚中4枚目:Snap Insuranceのコンセプトインプレッションシート。「必要なときだけ」「スマホで簡単」「仲間と一緒に」という3つのポイントを、屋外で活動する写真とともにまとめている。
5枚中5枚目:Snap Insuranceのコンセプトインプレッションシート。スマホでのチャット型の請求手続きをビジュアル化している。

プロジェクトの背景

第一生命では、保険サービスになじみの薄い若年層に向けた新規サービスを開発するプロジェクトが立ち上げられ、デザイン思考に基づく事業開発パートナーとしてコンセントにご依頼いただきました。

問題解決までのアプローチ

本プロジェクトは、大きく「サービスコンセプト構築フェーズ」と「アプリ構築フェーズ」に分けて実施しました。サービスコンセプト構築フェーズでは、若年層のユーザーを理解するためのワークショップと、コンセントの事業開発プログラム「コンセント サービスデザインスプリント(以下、CSDS)」を活用したサービスの提案価値(Value Proposition)の探索、サービスコンセプトの構築、プロトタイプの検証を行っています。

デザイン思考を活用した、6週間の新規事業開発プログラム「コンセント サービスデザインスプリント」を提供開始

まず、ターゲットとなる若年層の人生観やお金に対する価値観を幅広く探るため、大学生を対象に「人生すごろくワークショップ」を実施。将来のライフプランをすごろくのような形でアウトプットし、人生においてどのような不安が考えられるか、その不安を解消するためにはどのようなサービスが必要か、アイデアを出し合いました。

人生すごろくワークショップで作成されたシートには、さまざまなライフプランが書かれた付箋が貼られている。

それらをもとに、共感マップを用いて参加者のライフプランに対する価値観や感情を整理した結果、自分のやりたいことやキャリアイメージに合わせてライフスタイルやキャリアを柔軟に選択するという価値観が抽出されました。就職、結婚、育児といった従来型の直線的な価値観である「はしご型」に対して、この新しい多様な価値観を「ジャングルジム型」として、この価値観をもつユーザーにフォーカスを絞って、6週間の「CSDS」によるユーザーリサーチ、プロトタイピング、検証を進めました。

複数にわたるユーザーリサーチの結果から「必要なときに必要な分だけ、その場で加入するワンタイム保険」というサービスアイデアを導出。「ジャングルジム型」の価値観をもったアクティブ志向のユーザーがさまざまなことにチャレンジできる「お守り」のような存在として、保険サービスを再定義しました。

その後、サービスコンセプトをまとめた「コンセプトインプレッションシート」と、スマホアプリのプロトタイプをもとに、検証とブラッシュアップを重ね、最終的なコンセプト案に落とし込んでいきました。

Snap Insuranceのコンセプトインプレッションシート。サービスのメッセージやブランドイメージをまとめている。

サービス開発の走り始めに効果アリ-「コンセプトインプレッションシート」の活用

正式に事業化が決定した後、スマホアプリの情報設計とUIデザインを行いました。

クリエイティブのポイント

若年層をターゲットとした幅広い価値探索から始まり、CSDSによって約2ヶ月という短期間でサービスコンセプトを構築。アプリの開発も含めて約1年2ヶ月で事業化に至りました。「Snap Insurance」というサービス名のアイデアもCSDSの中から生まれたものです。英語で指をパチンと鳴らすことを意味する「Snap」という名詞を入れて、手軽に入れる保険であることをイメージさせるネーミングとなっています。

左:サービスロゴ(基本カラーの黒)、右:サービスロゴ(ライトグリーンのアプリメインカラー)

ユーザー体験としては、保険の加入/請求がすべてスマホアプリで完結し、チャット型のUIで質問に答えるだけで、最適な保険プランの選択が可能に。また、ユーザーリサーチで得られた「ちょっとしたことでもシェアする」という若年層の習慣に着想を得て、グループやチームなど仲間同士で加入した保険プランをLINEなどでシェアできるように設計しました。

全体のトーン&マナーとしては、「ポップで軽やか」「アクティビティファースト」をコンセプトとし、ライトグリーンを基調としたカラースキーム設計と、色面積を極力抑えることで空間に軽さをもたせた明快でシンプルな表現にしています。

アプリで実際に保険に加入できるまでの画面遷移。アナログ時計のビジュアルを使った時間設定や、会話形式に申し込みが進む様子。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 第一生命保険株式会社 様
公開日 2019年8月14日

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