未来を模索する姿を
ありのままに伝える
株式会社ITOKI様(以下、ITOKI)では、未来の働き方からオフィスのあり方を研究する「ワークスタイル研究所」という部署が活動されています。この部署がどんなビジョンをもち、どのような研究をしているのかを伝えるコンセプトブックをつくりました。
- 広報ツール
- ブランディング支援
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- ワークスタイル研究所の実施するワークショップ等に参加し、体験から理解を深める
- ワークスタイル研究所の「模索するあり方」をそのまま伝えるコンテンツを企画
- 社員のラフスケッチなどを使用することで、議論の空気感を伝える
プロジェクトの背景
ワークスタイル研究所は、2025年に向けた新しい働き方、働く場所のあり方を、主にワークショップなどを実施しながら検討するプロジェクトを進めていました。議論が進む中で、これまでの成果をまとめ、社内外に情報発信していくことが求められてきました。何を、どのように発信していくべきかを検討するにあたって、その方法から内容まで、ゼロから一緒に考えて欲しいということで、コンセントに相談をいただきました。
問題解決までのアプローチ
まずは、ワークスタイル研究所内で行っているワークショップにコンセントのプロジェクトメンバーも参加しながら、どんなことが議論されているのかを実際に見聞きし、ヒアリングを重ねながら「何を伝えたいのか」を議論していきました。
理解を深めていく中で、ワークスタイル研究所には、近い将来の働き方やオフィスについて、ある程度具体的な仮説があることがわかりましたが、内容が現実的で読み手にとってはあまり驚きを与えられないと感じました。この研究所のもつ魅力は、議論されたさまざまな可能性がもつ「不確かさ」であると感じ、この魅力をしっかりと伝えるために、ワークスタイル研究所の「未来を模索し続けるあり方」をありのままに伝える冊子をつくることを提案しました。
クリエイティブのポイント
初期のヒアリング段階からコピーライターがメンバーに入り、抽象度の高い内容をしっかりと伝える言葉に落とし込むことにこだわりました。さまざまな働き方のアイデアが掲載される前半ページでは、ITOKI社員の方が実際に描かれたラフスケッチをそのまま掲載することで、ワークショップのその場の空気感や魅力を演出しています。後半ページではCGを用いてより具体的なオフィス像を提示することによって、この取り組みとITOKI本体の事業とをゆるやかにつなげています。
実際にこの冊子を手に取る方が、みな等しく「2025年ってどういう働き方をしているだろう」と考えるきっかけになる冊子を目指しました。展示会等の来場者にも好評で、ワークスタイル研究所が何を考え、どんなことをしているのかをより率直にわかりやすく伝えることができるようになったそうです。
プロジェクトの体制
- プロデューサー:1名
- コピーライター:1名
- デザイナー:1名
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 株式会社ITOKI様 |
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公開日/発行日 | 2017/11 |
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